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おさむ さんの投稿された作品が19件見つかりました。
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悪魔の子
悪魔がいる人間の真っ黒でどろどろしたものを抱えて生まれてしまったんだ悪魔になったのではなく皆の罪を引き受けたお人好しなのだ彼を憎んではいけない殺してはいけない僕が悪魔に憎しみを持ってはいけない他人に憎しみを移してはいけない気付かれないようにうまく通り過ぎるんだ手を合わせ祈るんだ僕は誰の悪魔かな僕の鏡に移った姿にはもう羽根なんて生えていないんだ
おさむ さん作 [354] -
灰色の恋2
夢であなたを見てしまって目覚めた朝はなんだか恥ずかしい次に会うときはどんな顔で会ったら良いかわからなくなるあなたにとっては何も変わらないのにね。夢で見てしまった後に会うときは必ず気まずい感じが一人でしてしまうねぇ夢で見たのはホントに私だけ!?あなたの瞳をまともに見れない私はのぞくことなんてできないんだあなたの目に私がうつってるかなんてわからないんだ今日もあなたと会えますように。
おさむ さん作 [303] -
君の場所
いつも彼女を待っているんだ彼は新宿発の電車の席をとるために早く来て隣の席に鞄を置いておくんだ彼女はいつも電車の発車する直前にくるんだ毎日同じ車両に乗り合わせるぼくらは彼の彼女に対する気持ちを知っているそれはやわらかいオレンジかピンクで幸せな気持ちと幸せにしたい気持ちであふれているんだ 今日はまだ来ていないのかうつむいたり新聞を読んだり携帯をいじりながらも皆気になっている今日は
おさむ さん作 [506] -
探求
君は冒険に出たんだ。寝ている間に。君の探求心は僕らには到底近付けなくて圧倒されてしまったんだ目が覚めた時に僕らがいないわけをわかって欲しいんだ。毎日同じ時間の同じ車両に乗り、同じ駅で降りてゆく他人の僕らは他人だから気持ちよさそうに眠る君をおいていくんじゃない君の冒険に美しき新しい人生に自分の望みを託しているんだ行くんだ
おさむ さん作 [285] -
自己
人から見る自分と自分で内に響く自分とずれていることに気付いた時自信がなくなってしまうけどその一つでも近づいた時きっと何かが変わるよね
おさむ さん作 [294] -
帰り道
もう目をつぶってでも歩ける帰り道大量生産された豚として電車から吐き出されたって一人で目をつぶって私の部屋まで帰れるのは私だけ私の道を歩けるのは私だけ
おさむ さん作 [302] -
灰色の恋
先生。45分しかないレッスンなのに無駄な話ばかりしてごめんね。あなたに私を知ってもらいたいし私もあなたを知りたいしなんでも笑って聞いてくれるあなたが好きで近づきたくて触れたくてでも あなたに触れたいと思っていることが知れてしまったらもう終わってしまうんだほめてもらいたくて頑張ってるのにうまくいかないな私の真っ白なあなたを思う気持ちと あなたを私だけのものにし
おさむ さん作 [300] -
少女1
『私の気持ちなんてわかるわけない!』少女は玄関を飛び出した。靴をつっかけ。階段を走りおりた。二番目に近い公園のブランコまで走った。幼い頃は良く日が沈むまで母といた公園。一番近い公園よりも夕日に照らされた二人の長い陰をたくさん見ながら帰れるから好きだった。しばらくブランコを漕ぐとその単調な動きにすぐ飽きてしまった。ブランコをとめ、顔をあげ、気付いた。『何かがない』無かったのは ブランコを
おさむ さん作 [281] -
都庁
母とカルチャーセンターに行く前に都庁の展望台に行ったんだ母は屋上についてビルを指さして言うんだ『あれ、都庁?』って。『じゃぁ、ここはどこ?』 って聞いたら嬉しそうに『キャハっ』って笑うんだ。私と母も全然違う人間ながらきっと外から眺めながめているつもりでホントのところは変わらないんだ。いつまでもこんな似たもの同士のバカでいようね。お母さん。
うらら さん作 [272]
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