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南野 柳 さんの投稿された作品が14件見つかりました。
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最後の愛?
いつ死んでしまうかも分からない。そんな不安を抱えながら生きてきた。だから。「私ね。今日は、買い物したいっ!! 」「どうぞ。お一人で。」「健吾のバッかぁ!!」「だって、女の買い物は長い。」「なによー!女に慣れてるみたいに言わないでよ!慣れてないくせにぃい!!この純情少年がっ!!」「悪かったなっ!有里が初めてだし!」「さて。買い物行こっ!」「・・・シカトっ!?」有里は健吾の腕をつかんで、引っ張ってい
南野 柳 さん作 [161] -
最後の愛?
たとえ、一年という短い「ずっと」だったとしても。「ああ。ずっと。」ずっと一緒にいるよ。「で?具体的に有里は何がしたいの?」二人は病院の近くの喫茶店で、コーヒー片手に座っていた。「やだっ・・・そんなこと聞く気?恥ずかしいよ。」「・・・。」健吾は、いったい何を考えてるのだろう・・・と首をかしげる。「・・・たとえば・・・。」「結局いうのかよ。」「そうね。ハンバーガーを100個食べて、パフェを300食べ
南野 柳 さん作 [138] -
最後の愛?
「・・・有里。有里は俺と思い出作りたくないの?」「作りたいわよ!」有里は目に涙をたっぷり浮かべて言う。「作りたい!作りたいけどっ!!」涙は溢れて、頬をつたって流れ落ちる。「仕方ないじゃないっ!!健吾を悲しませたくないし、何より・・・私が・・・健吾とずっと一緒にいたくなるっ!!だってっ!!」徐々に有里の声は大きくなる。患者は何事かと集まってくる。「だってっ!!私っ・・・私だって、健吾のこと好きだも
南野 柳 さん作 [162] -
最後の愛?
「・・・残念だけど、病気は悪化してる。長くて一年の命だね。」「・・・そうですか。まぁ、あの時・・・三年生きれたらいいって言われて、二年生きれたので・・・いいと思ってます。」「・・・恋人には言ったのかい?」「恋人じゃないですっ!」「おや?違うのかい?いつも、楽しそうに男の話をしてくれるじゃないか。」「・・・ダメなんです。恋人になったら・・・私が死んだとき、今よりアイツが悲しみます。・・・嫌なんです
南野 柳 さん作 [147] -
最後の愛
もしも、その恋の結末が悲しいものだと分かっていたら。・・・あなたはその恋をしますか?「有里。そろそろ付き合ってよ。」男は女に歩み寄って、そう言った。「・・・嫌よ。そう言うのは無しって言ってたじゃない!」「でも、・・・有里・・・。なんでダメなんだよ!」「・・・そんなこと言うなら、もう会わない。」「・・・っ。・・・分かったよ。」「じゃ、またね。」「・・・ああ。」二人はそれぞれの家路についた。男の名前
南野 柳 さん作 [590] -
魔法製品屋〜真実の言葉〜フィナーレ
白い光は消えていき、優斗は目を覚ました。・・・利奈の声で。「優斗っ!!」「・・・利奈?」ゆっくりと起きあがると、そこは校庭だった。「・・・俺・・・。」「優斗ってば、屋上から落ちるんだもの。急いで、教室から出てきたよ。でも、よかった・・・。優斗、怪我してないし。」利奈は涙ぐんでた。「・・・ごめん。・・・ありがとう。・・・助けてくれてありがとう。」「・・・優斗が優しい。素直だっ。・・・なんで?」「待
南野 柳 さん作 [165] -
魔法製品屋〜真実の言葉〜?
大きく膨らんだエネルギーは、そのまま二人に向かっていく。「っ!!リナ!!」『ドゴーンッ!!』リナがゆっくりと目を開けると、自分に覆い被さるようにしている優斗が目に入った。「!?優斗!?なんでっ?」「ゴホッ・・・。いや・・・、女を守るのは男の役目かなーって。」「っ〜・・・!!バカッ!優斗のバカッ!」「・・・なぁ。っ!!・・・。聞いてくれる?」「なにをっ・・・。」リナの心配そうな顔が優斗の目に焼き付
南野 柳 さん作 [161] -
魔法製品屋〜真実の言葉〜?
「畜生っ!!」優斗とリナは追いつめられた。「・・・もう降参するんだな。」空中を歩き、近寄ってくる男がいた。「っ!!ゲルっ!!」「ゲル?」「・・・この学校で一番強い奴よ。」「そうだよ。リナ君とそこのお前、二人がかりでも私は倒せないぞ。」「・・・倒す気なんかないっつーのっ!!野郎。」強がるように言ったものの、このピンチから逃れる術は見つからない。横目でリナを見ると、冷や汗をかいている。「・・・優斗。
南野 柳 さん作 [160] -
魔法製品屋〜真実の言葉〜?
「・・・友達じゃない!」その言葉に苦痛を覚えた。だけどその痛みを何もなかったかのように・・・。二人はホウキに乗って、飛び回る。「リナ!!後ろからテーブルが飛んでくるよ!」「うわっ!!」紙一重でかわしてく。「もうそこまで来てるよ!?」「あーもうっ!そんなに賞品がほしいのっ!?」「・・・賞品?」「学食券ステーキ1ヶ月分。」「ふざけるなぁぁぁああ!たかがステーキで!?俺は命をねらわれてたんだ!?」「た
南野 柳 さん作 [183] -
魔法製品屋〜真実の言葉〜?
『ルールを説明いたしますっ!これより鬼には逃げ回ってもらいます!ですから、参加者の皆様は、二時間以内につかまえてください。方法は自由です。』「・・・!!優斗やばいじゃないっ!」「は?リナ、それ、どーゆーこと?」『では、鬼さんは逃げて!一分後に参加者の皆様は、スタートしまーす!』「えぇぇぇっ!?ちょっとぉぉおっ!」「ばっ!優斗、早くこっちにっ!逃げるよ!」「え?だって、鬼ごっこだろ?そんなに・・・
南野 柳 さん作 [178]
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