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FANG さんの投稿された作品が56件見つかりました。

 
  • Train 三駅目

    車両と車両を繋ぐドアに俺は入った。そこには革のカーテンでしか守られていない壁がある。俺は銃で穴を空け、こじ開けようとした。が、革はびくともしない 穴はおろか、傷さえ付けられない。まだだ……、諦めない!そう思った俺はエアコンを確認し、部品を外したら外に行けるのでは…?しかしそんなにこの物語は優しくはない。分厚い鉄みたいなものでびっしりと塞がれていた。 さらに希望を削がれ、俺は途方に暮れた。
    FANG さん作 [481]
  • Train 二駅目

    ガー ――「次は赤―ゥ――です。」俺は携帯をいじりながら、一応リュックに入れていたボトルゼリーをすする。 これから何をすればいい? 「まもなく赤―」〜――」ドアは開かないし、いつまでたっても赤ナントカに着かない。「お乗り換えは”フタツ”――≡です」そうだ、ドアには緊急時に手動で開けられるレバーがあるはず。 緊急レバーの蓋を開けると、ガチャンッと音が下に聞こえる。何かが落ちたのだ。 「これは……?
    FANG さん作 [520]
  • Train

    ガタン−−− ゴォガタゴトン−−−最近出来た複々都心線の電車に揺られ、外にある景色を眺める……。暗いトンネルを抜け、青で彩られた世界に続き、また暗いトンネルに入るそんなループを繰り返す不思議な路線を走る電車に乗る俺は、何処に向かう? そんなの 知らないよね俺は古池信太(コイケシンタ)。 東京に住んでいて、少し有名な大学に通う、スポーツが好きな普通な人。普通……なのかな…?まあいい、とりあえず今
    FANG さん作 [578]
  • Tetra 十五

    それは真っ黒な猫だった「マーシャル?」真っ赤な目がギンとこちらを睨む 「軽々しい性格で、親友のアルとは最高のコンビ、しかもTetraときてる。最高の猫財だね。」馬鹿にするような感じの口調で話す黒い猫 その体は闇に溶け、目は闇からの朱い二つの閃光のようだ。 茶色いマントを羽織っていた。 「エース…俺…いや…僕と勝負しない?」 手には小刀がある 「……何故だ。」「戦いに理由はいる?」「無論だ。
    FANG さん作 [342]
  • Tetra 十四

    猫又の怨み 「猫又の怨みって…、確か猫又を忌み嫌った者が一匹残らず死んだ伝説だっけ?」デフォルトが首を振った 「いや…それは仮の噂にすぎない。」ラキナが僕の肩に手で叩く 「アルはんの独り言…、聞いててくれたらしいで……?」黒いフードの猫が笑う 「ハハハっ、…まあよかろう。教えてやる。」台座から降り、スタスタと僕の方に来る。「…本来、猫又の怨みとは、人間に対する呪いだ。」 呪い…?「猫又と同じ
    FANG さん作 [330]
  • Tetra 十三

    僕はラキナについて行った「虎爪町と咎忌町の境界線にある教会、知ってます?」それは知っている行った事があるし、よくエースと寄る。 「うん、知ってる。」「じゃあ話は早いっすね…!」ラキナの屋根跳び移りは変だ。 着地する前に体をくるんと回転させる。「……クセ…なの…?」ラキナが顔を赤らめる「いやあ…、ウチの組のしきたりですねん。着地した家の屋根への礼儀ですわぁ…。」変なの……。「おっ、そろそろつきま
    FANG さん作 [334]
  • Tetra 十二

    Tetra帰還まであと七日 使命 指名 死命 指命 白くて大きくて丸くて黒い目で 口が三日月みたいに笑顔で 人なのかスノーマンみたいな大きな 人……?「君は指名か使命か。」「僕は……し…め…い…を?選ぶ…?」「うん。そう、君は指名か使命を選ばなければならない。」「…………じゃあ…。」「シ…メ…イ…。」「アル!」僕はご主人様の声を聞いて跳び起きた。「おはよう!今日も留守番よろしくね♪」時
    FANG さん作 [333]
  • Tetra 十一

    「ぬしらは、猫又の救済を知っとるか?」「あぁ、それは知ってるぜ。確か虐待とか不運な事故にあって死んだ猫が生まれ変わって、もう一度生きる事ができる伝説だろ?」僕もリーダーに聞いた事がある。 「そうだけど……、それと白の魔神様に何の関係が?」 ネイルは軽く顎をしゃくる「老猫の話しはこれからじゃよ。あせりなさるな。」 僕は座り直した 「うむ…。白の魔神様はな、猫又の救済をする者じゃよ。」エースが
    FANG さん作 [363]
  • Tetra 十

    キッドいわく、Tetraの1番偉いジジイとか言っている猫に話しを聞きに行くらしい。「キッド…、あの長老に会って何聞いてるんだ?」 キッドは「Tetraの事だよ!」と繰り返すばかり。 ただ、「チツジョ」という言葉が出てきた「百聞は一見にしかず、行ってみるか?」 エースが言った 「だね、キッドは何言ってるかわからないし。」 僕はゲームの電源を切り、きっちりとゲームを元の所に戻した。「キッド、ど
    FANG さん作 [400]
  • Tetra 九

    Tetraに行くまであと九日 「今日何しようかな…?」 ご主人様のゲームをいじり、考えていた。「兄貴ぃ〜!!」幼い猫の声が窓から聞こえた。 「キッド…、お前か…。」キッドとはまだ幼い三毛猫である。 虎爪町に最近引越して来て、僕を兄貴の様に慕っている。 かわいい弟分だ。「兄貴ぃ!ゲームしましょう!」「いや…、もうやってる…。スマブラZやる?」嬉しそうに跳びはねる 「やるやる!」キッドとゲームをし
    FANG さん作 [446]
 
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