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コウ さんの投稿された作品が5件見つかりました。
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優しい鬼の子3-2
「今日、スロットいくか!」にやけた顔で一樹がいってきた。「のった!こうはどうする?」と新太が聞いてきた。「いいけど、お前らはやく金かえせよな!」というと「んじゃお前らの地元いこうぜ!」と軽く一樹に流された。俺と新太の地元は街から一時間くらいにある田舎だ。ワラワラ話をしてるうちに駅に着いた。改札を抜けると女の子二人がヤンキー二人にナンパされていた。「あれって西高の高山じゃね?」と新太が気づく。「ほ
コウ さん作 [127] -
優しい鬼の子3-1
桜満開の4月。春は一番好きな季節だ。新入生は目をギラギラさせ、二年は三年の頭をとろうとして…「コウさん、あんたを倒して来年は俺が頭じゃ!」汚い岡山弁を使い頭をツンツンに立ててるこいつは工業科二年の田中葉月。「いい度胸じゃの葉月!あと何回くらわしたら諦めるんじゃ?」俺は笑いながいった。「あんたを倒すまでじゃ!いくで」葉月が全力で走り出す。「おい!鬼の子と葉月がまた喧嘩しとるで!中庭じゃ!」野次馬の
コウ さん作 [156] -
優しい鬼の子2-2
俺と新太はワラワラと話をしながらいつもの溜まり場の屋上にいった。「うわ!一輝のやつもぅきてるよ!」と新太がビックリしている。こいつは近藤一輝。俺達工業科とはちがう商業科の三年。商業科で断トツの力を持ち俺に五回もボコボコにされても向かってきたかなりの根性の持ち主。「おせーよ!つーかコウのクソが長すぎなんだよ」と一輝は笑いながらいう。「うっせーよ!一輝こそなんでこんな早出なんだよ?いつもは昼めししか
コウ さん作 [202] -
やさしい鬼の子2-1
2003年春。俺は三流私立の三年。高校に入り勉強するわけでもなく、部活をするわけでもなく、若さからくるあふれる体力は毎日ケンカで発散していた。俺の1日は保健室のトイレから始まる。ケンカのキズをヘッドホンで音楽を聞きながら手当てしていた。「お〜いコウ君はやくでてよ〜!」30分もこもりっぱなしだったら外には数人の列ができていた。そんなことも気にせずでかい態度で部屋を後にする。。「よっ!こうちゃんおは
コウ さん作 [145] -
優しい鬼の子
鬼の子…俺がそういわれだしたのはオヤジのせいだ。鬼。そう俺のオヤジは地元で超有名ヤンキーだった。しかし子供がみな親ににるわけでもない。オレは普通の生活を送っていた。そう、中2の夏までは…中学から始めた野球での試合。八回裏ツーアウトからの三球目…頭へのデットボール。キレた…今まで溜まってた物が爆発したように無我夢中で相手を殴り続けた。鬼の子の誕生だ…それから俺の生活は…あれていった……
コウ さん作 [185]
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