携帯小説!(PC版)

トップページ >> 嵯峨野 龍 さんの一覧

嵯峨野 龍 さんの投稿された作品が11件見つかりました。

  • 1
  • 2
 
  • 記憶〜Memory2-1〜

    「ねぇ、そこの人。」廊下を歩いていた下級生らしき生徒を呼び止める。「えっ!?僕ですワッ!?」顔を見られたとたんに驚かれる。「おい、あの人…。」「ああ、あいつ、可哀想に。きっと泣いて戻ってくるぜ…。」周りの奴等が何か言っているが、気にしない。「す、すみません。な、なんですか?」「えっと、生徒会室探してるんだけど、どこにあるか教えてくれない?」「せ、生徒会室でしたら、向かいの校舎の三階の一番奥にあり
    嵯峨野 龍 さん作 [434]
  • 『旅ってなあに?』『いろんな所に行くことだよ』『なんで行くの?ずっとここにいればいいのに…』『うん、それもいいかもね。でも、ダメなんだ。』『なんでダメなの?』『立ち止まってたら、旅はできないからね。』『だったら、旅なんかやめちゃえば?』『それはできないよ』『なんで?』『誰だって知っていることだよ。もちろん、君も知ってるよ』『?』『ほらね』『ほらねって、何が?』『わからなかっだろ?』『うん』『だか
    嵯峨野 龍 さん作 [353]
  • 小さな手

    私達から生まれたあなたまだ小さな手だけれどいつの日か私達より大きく私達より強く優しいそんな手になるでしょうそしてあなたの大切な人を時には強く時には優しく抱きしめられるそんな手になるでしょうだからその手は私達と繋ぐのではなく大切な人と繋ぎなさいあなたに命よりも大切な人ができるまで私達があなたを守るからそしてあなたに命よりも大切な人ができたらあなたがその人を守りなさいあなたのその手はその人と手を繋ぐ
    嵯峨野 龍 さん作 [343]
  • 記憶〜燎編-1〜

    ピンポーン今朝も、ボクはいつものように彼方を起こしに家に来た。まぁ、いつもといっても、彼方が退院してから、なんだけれどね。「…………。」やっぱり、今朝も起きてこない。分かってたことだけど、やっぱり少し呆れる。けど、少し嬉しい。「しょうがないな〜。」ぼやきながら、鍵の隠してある犬の置物に手を伸ばす。これは、記憶喪失になる前の彼方が隠したもので、今の彼方は知らない。…知らないままでいて欲しい。ガチャ
    嵯峨野 龍 さん作 [413]
  • 記憶〜Memory1-4〜

    生徒会長に『出し物を決めておきなさい。』と伝言で伝えられ、燎と一緒に図書館に去年までの出し物を調べに来たまでは良いのだが、予想外の量に辟易していた。「お待たせ〜。」そこに、藤堂が紙コップを両手に入ってくる。「ん?何してるの、二人とも。」訳が分からないと言った顔だ。そこで俺が説明してやる。「あぁ、さっきのメール、見ただろ?」「うん、とってもかわいくて、僕のことが好きな女の子が図書室で喉をからして待
    嵯峨野 龍 さん作 [431]
  • なくなるもの

    記憶は時には優しくて時には残酷でそしていつも不確かだどんなに大切な記憶でも 次第に薄れて消えていくそれでも僕は君といる時間を大切に大事にしたい記憶は消えてもこの気持ちはこの想いは絶対に消えないものだからfeeling of memory僕が君に捧げるとても大切でとても大事なたった一つの宝物
    嵯峨野 龍 さん作 [372]
  • 記憶〜Memory1-3〜

    『人間に、限界と言うものは存在しない』と誰かが言ったような気がしないでもない。そうだ、人はやろうと思えばなんでもできる筈だ。そう、どんな重労働だろうとできる─「─わけがねーーー!!」俺は叫んだ、シャウトした。「あーもー、うっさいな〜。静かにしてよ。」隣にいる燎がそんなことをぼやく。ここは図書館。けれど、今は俺と燎がいるだけだ。「だってよ〜、燎〜。」今の俺は泣きたい気分だ。いや、もう泣く。マジで泣
    嵯峨野 龍 さん作 [400]
  • 読んでくれた人が自由なタイトルを付けてください

    俺はいつも一人一人でいることが当たり前それでいいと思っていたそれが当たり前だと思っていたなのにお前はいつもいつも俺の側にいたいくらいじめてもいくら泣かせてもお前は俺の側に立っていた俺は大嫌いだったんだぜお前のことなのになんでだろうなお前がいなくなったとき俺は本当に一人になっちまったって思ったんだおかしいよなそう思うから俺はまたいつもの日常に戻っていった一人でいるのが当たり前のあの日常にそうそれが
    嵯峨野 龍 さん作 [374]
  • 記憶〜Memory1-2〜

    「は?」最初はまず、自分の耳を疑った。「彼方が副会長!?」だが、その疑いは燎のこの一言で晴れた。次は、目の前にいるこの男の人違いかと思った。「ひ、人違いだよな?」「あ?でも、テメェの名前は長月彼方だろ?」「そ、そうだけど。」「じゃあ間違いねぇ。」人違いの線も消えた。じゃあ、なんだ。本当に俺は副会長になっちまったのかよ?いや、待て。落ち着け、俺。考えろ、今、俺の目の前にいるこの男は、本当に理事長か
    嵯峨野 龍 さん作 [367]
  • 記憶〜Memory1-1〜

    「あ〜、その、なんだ?この状況はいったい、何の決闘?」今、目の前には理事長室の扉がある。横には、俺の幼馴染みであるらしい、出雲 燎(いずも りょう)がいた。「君はバカ?どう考えたら決闘になるわけ?」燎がツインテールにした髪を揺らしながらそう訊いてくる。「いや、教室の前で『用があるからちょっと付き合え。』と言われたら、やっぱり決闘だろう?漢としてさ。」「僕は女だよ!」「ほう、女か。」「そうだよ。女
    嵯峨野 龍 さん作 [437]
  • 1
  • 2
 
サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス