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ゆず さんの投稿された作品が4件見つかりました。
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素直になれなくて… VOL4
−ついに放課後− 里美に会いたくないなぁ。このままバックレて帰ろうかな……っーか、帰らせて。「美夏!」(゚o゚;;来たのは聡だった。「どうしたんだよ」「え?あ、べ、別に。」「なぁ、あの里美って子、名字なんだっけ?」「ナナオカ。七岡 里美。」「俺、同じクラスにならないと、女子の名前覚えねーからな。」イヤ〜な感じだな。でも、聞いてみたいなぁって思わなくもないんだよね。「美夏〜ぁ、ごめん、遅くなって
ゆず さん作 [208] -
素直になれなくて… VOL3
ー次の日の昼休み− 「里美!昨日はどうしたの?」里美は私達が心配してたより明るかった。「アンタ達、気をつけな!知らない人が見たらカップルそのものだよ。昨日はごめん。二人を見てたら、彼氏彼女にしか見えなくなって……自分がお邪魔虫のような気がしちゃったんだよね。付き合ってないって分かってたはずなのにさ。」里美は素直に打ち明けてくれた。 私と聡は恋人じゃないけど、友達以上なのかもしれない。好きと
ゆず さん作 [159] -
素直になれなくて… VOL1
私の名前は片桐 美夏。現在、高校二年。彼氏ナシ。部活は帰宅部。つまりどこにも入ってない。ウチの高校は男女共学。男に縁がないわけじゃないのに、私と友達以上になるヤツは誰もいない。夢に描く高校生活とはだいぶ掛け離れたものだけど、「彼氏ナシ」という現実を除いてはそれなりに満足してる。ーある日の放課後ー「美夏!二年B組の紺野 が探してたよ。」大親友の里美が息を切らして走ってきた。「聡が?」「美夏?アン
ゆず さん作 [590] -
素直になれなくて… VOL2
ーB組の教室前の廊下ー 里美と教室の前でウロウロしてると聡が気付いて教室から出てきた。「聡、なに?」いつもの会話。「お前の親からメールがきてさ、今日の夜、親たち4人でカラオケと外食してくるから、二人で何か飯食えだって」「また??毎週毎週よく飽きないよね。」「まったく……んでさ、メシ、何にする?」「何でもいいよ。聡、決めて。」聡と私はいつもこんな感じ。お互いに言いたい事言えて、遠慮なんてしなくてい
ゆず さん作 [347]
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