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猫の気持ちさんの投稿された作品が15件見つかりました。
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あなたと私は天秤座
あなたが右へ行くのならば、私は左へ行きます。あなたが左へ行くのならば、私は右へ行きます。あなたは天秤ばかりで行動する時、私は神の天秤ばかりにのせられる。さよなら、天秤座生まれの恋人。
猫の気持ちさん作 [500] -
竹櫛の忘れ物
品定め 先取り乙女 鳩笑いかぐや姫 不死の選択 おぼろ月
猫の気持ちさん作 [464] -
辛い日々の理由
私、今まで、お【日】様がニコニコ輝いている下、【幸】せに暮らしておりました。巷では、【辛】に【一】が加わると【幸】になると言われておりますが、どうやら私の場合は反対のようなのです。と言うのも、実はお天道様に【一】を奪われ【幸】から【辛】になってしまったのでありました。そんな事情もあって、私もお天道様のことを恨んで睨みつけておりますと、知らぬ間に【日】から【目】へと姿を変えておりました。きっと、お天
猫の気持ちさん作 [570] -
あちらこちらの噂を思ふ歌
それぞれの 眺めせし間に 咲く花も見えつ隠れつ 山彦の声
猫の気持ちさん作 [508] -
みんな ちがうところで わらっていた
みんな ちがうところで わらっていた「ぷっつん」 という わらいがあった「てんねん」 という わらいがあった「ぼけ」 「つっこみ」 という わらいがあったみんな それぞれ ちがうところで わらっていたどうじょうよりも かねがひつようなときが あればどこへいくか わからないときにはただ ひとのわらいを きいていたいことも あるでも みんな ちがうところで わらっていたみんな ちがうところで じょうし
猫の気持ちさん作 [534] -
猫の手12 ハナミズキ
ふと思い起こせば、小難しくも暮らして行くには、ちと荷が重すぎる、そんな訳も分からぬ数々のご意見並べ参ったこの吾輩である。まあ時にはそれを記すも良しとして、結局はしみじみとする吾輩でもある。ただ気になるは、あまりにも人と違った意見を物申せば、それに合わさり果てない波も自然と高まり、生きづらい浮き世にある。漱石さんの言葉を借りれば、「とかくこの世は住みづらい」である。 一つこれからの吾輩は、少
猫の視線 さん作 [803] -
猫の手11 言葉と仮面
話は大分尽きてきたのか、ワンパターンとなってきた。猫の手にまつわる訴えから始まった独白だったが、昼寝にまつわる話となったら、何となく普段の猫に戻りたくなった。 簡単にまとめれば、吾輩は猫である。人とは見方が違う。それは、態度や行動が違っているが故、違って見える。人からの信頼度が違っているが故、違って見える。実際、暢気で普段は寝てばかりと人とは違った態度、行動なので、見方も人とは違っている。
猫の気持ち さん作 [595] -
猫の手10 和歌
生まれも育ちも日本にあるは、暢気に暮らす吾輩の生活。そんな訳で、恥ずかしながらも何を隠そう、吾輩もちょっぴりは和歌なんぞも嗜んだりする。確かに猫なんぞが和歌など嗜んで何になるかと、思い笑う気持ちもわからない訳ではないが、しかし隣の娘さんと知り合ってからというもの、自然と和歌なる存在を知ってしまったのだから仕方がない。 さて、かの娘さんのこと、唯一吾輩の前でのみ和歌集を読む。普段は理数系に長
猫の気持ち さん作 [534] -
猫の手9 春の昼寝
春の日の、ほんのり陽のさす縁側の、昼寝をすること、吾輩にとっては、いとのどかなほどに心地よい。 さてさて、昼寝と一言で言っても、そこには色々ある。時には遠くに遊ぶは子供らの声があったり、あるいは飼い主たるはご主人様の、何やら多忙のすさまじき足音もある。じっくり見れば、誠に趣深く、一言で表すは至難の業なり。 ところで「まあ、ゆっくり御休息のところ、ほんに周囲の喧騒、気の毒申す」などの同情、
猫の気持ち さん作 [511] -
猫の手 手帖8
吾輩の首には鈴が付いている。それは飼い主さんに選んでもらった立派な鈴だ。自分でも結構気に入ってて、是非みんなに見てもらおうと、少々眠くとも散歩へ出掛けるくらいだ。 ところで最近気になることがある。それは「猫の首に鈴をつける」という難しい諺だ。主語がないので、なおさらよくわからない。仕方なく重い腰を上げて調べてみる。 すると、ギリシャより伝わった鼠さんの立場に立ったもので、いざ実行の段階と
猫の気持ち さん作 [531]
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