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りおん さんの投稿された作品が13件見つかりました。
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First Love〜11ページ〜
しほは汚い。もぅホントにどぅでもいい。なにもかも… 立を思い出すこともなくなった。知り合う男たちは、みんなやりたがる。男なんて、どうせケダモノ。愛とかなんとかなんて、この世にはないんだよ。実際あんたの親でさえ愛は与えられなかった。他人の男が愛を与えられるわけないじゃん。しほってばか?もぅどうにでもなれって思った。お金もつきて、留学仲間はカナダの短大にすすむ中、しほは日本に戻った。日本は変わってた
りおん さん作 [280] -
First Love〜10ページ〜
韓国に着いた。空港には、機関銃を持った兵隊がウロウロしていて、物々しい雰囲気だった。ソウルの町は、慌ただしく人々で賑わっていた。戦争の名残で、道の端で出店を出してる どのおばあちゃんも上手に日本語を話していた。店に入ると韓国人はどこか日本人を軽蔑してるのが伝わってきた。しほたちはなんだか居心地が悪かった。しほと愛子は、夜行くクラブを探していた。韓国に留学してるアメリカ人ふたりと出会った。そのふた
りおん さん作 [309] -
First Love〜9ページ〜
16才。しほはカナダに留学した。もぅ親のそばにも、日本にもいたくなかった。どこにいても、どうせ一人なら遠くに行こう。遠くがいい。誰もしほのことなんて知らない国に行きたい。カナダはよかった。父親に虐待されることもない。母と兄から家族はずれにされることもない。父親は許せなかったけど、離れたら嫌いだった母や兄のことも、気にならなくなった。毎日が新しくて、とにかく楽しかった。景色も空も…綺麗だった。日本
りおん さん作 [172] -
First Love〜8ページ〜
中学校生活のしほは、遅刻魔となり…髪も茶色、先輩からも目をつけられ、しょっちゅう呼び出された。同級生や先輩に、「付き合って」と言われれば誰とでも付き合った。誰といてもつまんないから、誰でもよかった。しほは心から笑うことをしなくなった。友達ってなに?親なんて…誰も信じられない。みんな嫌い。
りおん さん作 [162] -
First Love〜7ページ〜
学校にいる立を見て、すぐわかった。立の周りにはたくさんの仲間がいて、小学校のときと変わらず人気があった事。しほは立との約束を守らなかった。だって、学校でなんの写真を撮るというのか…偽りのうわべだけの友達一緒にいてもちっとも楽しくない仲間。みんないなくなっちゃえばいいのに…みんなしんじゃえばいいのに…お兄ちゃんにそぅ話したら、じゃあお前がま死ねばいいんだよ。みんなが死ぬなんてむり。でも、お前さえ死
りおん さん作 [203] -
First Love〜6ページ〜
しほは、昨日の立からの電話を想い出しては…にやけた。学校は変わらずつまらなかったけど、いくらか心が楽だった。早く立から、写真届かないかなぁ…しほは学校から帰ると、毎日ポストを開けた。数日が過ぎ…ある日の午後、いつものようにポストを開けると、あったぁ!白っぽい分厚い封筒!差し出し人は、伊藤 立。ばんざぁい♪しほは急いで部屋にいき中を見た。手紙はなく、その中には224枚どりのバカチョンで撮った写真た
りおん さん作 [228] -
Firrt Love〜5ページ〜
千葉の生活も、鹿児島の生活も立がいないから すごくつまらなかった。 兄は中3という中途半端な時期の転校ということもあって、荒れた。優しかった兄はもうそこにはいなかった。 しほの中学校生活が始まってしばらくしてからのこと。プルルルル…プルルルル…「はい。どちらさまですか?」「あ、えっと、俺、淳!小学校一緒だった!覚えてる?」「覚えてるよ!中ちゃんでしょ?どうしたの?2年ぶり!」「いやぁ…今すぐ隣に
りおん さん作 [290] -
さようなら。
さようなら。天国には、もう着けたの?残されたあたしは、どうやって生きていけばいいのか…ひとりでこれから頑張れるのか…すごく不安で淋しいんだよあなたは旅立つほうだからよかっただろうけど、置いていかれたほうはたまらないんだから…逢いたい一目でいいから逢いたいあたしが死ぬ時まで待っててね必ず迎えにきてねその時までさようなら。
りおん さん作 [249] -
First Love〜4ページ〜
函館から千葉に転校することが決まった。しほは、1組の仲良かったあの5人にサイン帳かいてって渡した。 一週間たっても返ってこなくて…「まだ?早く書いてよ!」しほはちょっと焦ってた。明日までしか学校には来れなかったから…次の日真人が「ほら」って5人分まとめてくれた。「遅いじゃん!ばか」しほは、ドキドキしながらメッセージの所をみた。でも気分は晴れなかった。しほのほしかった言葉が書かれてなかったんだ。5
りおん さん作 [251] -
First Love〜3ページ〜
五稜郭までは 市電に乗っていったんだ。電停までも遠かったけど、楽しかった。立たち1組の男子5人と、しほたち3組の女子5人でのデートだった。 まだ幼すぎて、一緒に歩く事も恥ずかしくて、五稜郭でははぐれたりした。立たちは、急にいなくなったらしほたちが捜すと思ってたんだって。 ばかじゃない?ソフトクリーム食べにいってたわよ。一日もあっという間にすぎて、初めてで…そして人生で立との最後のデートだった。
りおん さん作 [224]
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