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奏 さんの投稿された作品が4件見つかりました。
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さがし人 第四話
まずは、“さがし人”がどんな奴なのか聞く必要があるから・・・。「で、探してる奴の特徴は?」「えっと・・・わからないッス。」・・・・・・・・・・・・。思った以上に馬鹿だった「んじゃ、捜すの不可能なため終了。」「待ってッス。ちゃんとはなしを聞いてッス。」 しょうがない。 で、はなしを聞いた限り、“さがし人”って奴は子供の頃逢った奴で、ある《約束》をしたらしい。 だから、コイツも一人で捜したらしいが
奏 さん作 [91] -
さがし人 第三話
次に会ったのは、もう春もかなりすぎた頃だった。 俺は、いつもと同じように、自分のキャラを維持しながら校内を歩いていると、後ろから早足で歩いて来た女の子が、いきなりコケた。 なんか、デジャヴを感じつつも、自分のキャラを維持するために助けることに。「あの、大丈夫?」(外向きのさわやかな笑顔で。)「大丈夫ッス。」(大丈夫じゃねー、俺が!)「あー、前も助けてくれた人ッスね!偶然ッス!」(俺は、変な運命
奏 さん作 [102] -
さがし人 第二話
〜第一章〜 春も、あっという間に終わりなんとも言えない気候の中、今日も数学がある〜。とか、げっ!今日あたるんだった、答え見せてもらお〜。とか、まぁ普通に日々がすぎる。 俺は、いつも同じように、元気いっぱいの少年を演じ、つまらない日々を送っていた。 小学生を卒業してからとにかく、俺は他人とズレを感じるようになった。 他人が感じているだろう事と、同じように感じれないのである。 一度、自分の心を暴露
奏 さん作 [87] -
さがし人 第一話
〜プロローグ〜 今日も朝から点滴。点滴は嫌い。だって痛いから。 でも、おかーさん達に心配かけたくないから、いい子でいる。 でも、ね。 やっぱり退屈なんだ。もっと、もっと、外で遊びたい。 だから、君を見つけることが出来たんだと思うんだ。 退屈に飢えていたから。 まだ夏が始まる前だったと思うよ。君は誰かのお見舞いに来てたのかな? わたしの病室のすぐ外を、とても嬉しそうに走ってた。 窓越しに映る君の
奏 さん作 [164]
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