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れうぃ さんの投稿された作品が25件見つかりました。
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俺の春はいつ来るの?5
「・・・・・・んっ、ん〜!」「手伝おうか?」「・・・・・・いらない」「そう?」昼休みに図書室で調べ物をしていた俺は、たまたま本を本棚に仕舞っていた杉宮奏を見かけ、近寄って見ると身長が足りず仕舞えない状態にあったので声を掛けてみたのである。その三、自分の短所を無くしつつ、長所を伸ばす。俺は短所が特に無いらしいので、長所を重点的に伸ばす事にした。「踏み台とか使えば?」「・・・・・・そんな屈辱的な事出
れうぃ さん作 [423] -
俺の春はいつ来るの?4
その二、方法は同じで次は良い所を聞く。「流石に杉宮に聞くのは昨日の今日だから止めておくとして、誰に聞こうかな?」杉宮妹の方は・・・・・・あんまり他人と話してる所とか見たこと無いしなぁ。俺が頭を悩ませていると、丁度里村が前方に見えた。声を掛けようとして近寄って見ると、里村が女子と話している最中だった。作戦の途中か?俺はそう思って近くに隠れて盗み聞きしてみた。「あのさ、里村君。そろそろ返事が聞きたい
れうぃ さん作 [382] -
俺の春はいつ来るの?3
「あれ?どうしたんだ里村。いきなり静まり返って」「ん?いや・・・・・・何も」杉宮奏の登場によって里村の怒りが鎮まった。こいつどうしたんだ一体・・・・・・?それに、杉宮が学食とは珍しいな・・・・・・あ!そういうことか。俺があることに気付いた瞬間、そのあることの元がやって来た。「ゴメン、遅れちゃって」「・・・・・・大丈夫」杉宮楓である。里村は中学の頃は結構やんちゃだったのだが、それを無理矢理矯正させ
れうぃ さん作 [399] -
俺の春はいつ来るの?2
翌日、俺は里村の作戦を実行することにした。だが昨日里村の作戦の内容を聞いている限り簡単なことに思えた。その一、知り合いの女子に俺は里村の、里村は俺の評判を聞いてみる。俺は早速隣の教室へ行き、目当ての女子を呼ぶ。「おーい、杉宮!ちょっと来てくれないか?」すると教室から一人の女子がこちらに向かって歩み寄って来た。こいつは杉宮楓。まぁ同じ中学の腐れ縁と言ったところである。「何、春之?あんたが私に用って
れうぃ さん作 [469] -
俺の春はいつ来るの?
「好きです!付き合って下さい!」普通の高校二年の男子、寺田春之こと俺は、入学当初から気になっていた一つ上の先輩、上原瑞紀さんに思い切って告白した。「ごめん、私君のこと何も知らないから」・・・・・・あ、しまったあああぁぁぁ!!!そういえば俺先輩に話し掛けたことすらないじゃん!俺が頭を抱えて落ち込んでいると先輩はそそくさと立ち去って行った。教室に戻ると親友の里村が俺の肩に腕を絡ませる。「で?どうだっ
れうぃ さん作 [638]