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弱虫な人 さんの投稿された作品が15件見つかりました。

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  • 俺たちの?

    それから起った出来事を、客観的に羅列していこう。まず、時間が止まる。ハッとした学年主任が苦笑い。学長を起こすように促す。いきなり起こされた学長は居眠りがバレてこれまた苦笑い。取り繕うように学長主任が「え〜、学長は連日の業務で大変疲れており…」といいわけ。講堂内のざわめきは最高潮に。そんななか、アイツは「俺たちはこんな入学式は納得いかない!!もう一度やり直してくれ!」とマイクで絶叫。…ちょっと待て
    モラトリアム さん作 [155]
  • 俺たちの?

    普通、入学式のプログラム内では、学長挨拶というのは初めのほうに行われるイベントであり、我が大学の入学式でもそれは同じことだった。学長は挨拶もそこそこ、舞台隅の席に戻り、式も中盤に差し掛かると、御役ごめんとばかりにコックリ、コックリと船をこぎだしていた。いくら役目が終わったとはいえ、舞台の隅に 座って居眠りでもしていれば、それなりに目立つ。口にこそ出さないが、講堂内のほとんどの人はそれに気づいてい
    モラトリアム さん作 [192]
  • 俺たちの?

    大学への進学とともに、俺にとっては初めての独り暮らしが始まった。右も左もわからない新たな町で、信じられるのは町の地図と日本銀行券のみ。薄情にも両親は引越しの当日こそ新居であるアパートに顔を出したが、その後は何の音沙汰もなしだった。だからといって、こちらから連絡するのは癪に障る。しかしながら、それらすべてが初体験の中で、不安がないといったら嘘になる。そんな中で期待と、やや緊張を含んだ入学式。それは
    モラトリアム さん作 [203]
  • 俺たちの?

    「…ヨウスケ!ホワァッザマター?」いきなりの英語発言に、意識が現実に戻る。「あー…えー…寝てました。」授業に関することでなければ日本語で返答するのが、俺のささやかなプライドであった。「ドンスリープ、ヨウスケ。」そう言うと、国籍不明の外人教師は前の黒板に戻っていった。日本語解ってんじゃねーか。心の中でツッコミを入れると、あくびを一つして窓の外の景色を見る。残念ながら今日もいい天気だった。天気のいい
    モラトリアム さん作 [209]
  • 俺たちの?

    (1)「真実の愛」とは何か?この超ド級な難問を解いた人物は、未だかつていないだろう。ある人は言う。「愛とは与えるものである。」またある人は言う。「愛はお金で買える。」さまざまな意見があるが、これこそが真実!という根拠はどこにもない。せいぜい多数派、少数派に分かれて真実の優劣を競い合うのが関の山だ。「むしろすべてが真実なんだ。」なんて博愛主義で逃げるつもりもさらさらない。真実はいつも一つなのだ。あ
    モラトリアム さん作 [283]
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