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さんの投稿された作品が37件見つかりました。

 
  • 紅いアクマと私05

    私は緊張していた。だって目の前に人間じゃないやつがいるんだもの。最初はコスプレかと思ったけどね。「種族は、天使だ」・・・・「嘘ォ!?」私はつい大声で言ってしまった。さっきまでの緊張感は消えた。だって・・・「天使?嘘でしょ」こんな紅い天使なんかいるわけない。この・・・アルカディアとかいう奴は少し小首を傾げて言った。「確かに俺は少し珍しいけど一般的な天使だぞ?」至極真面目に言った。私の中の何かが音を
    さん作 [190]
  • 紅いアクマと私04

    目を開けると知らない場所。 少しずつ頭が冴えてくる。 ゆっくりと体を起こす。まだ怠いが、動ける。 あの人間が目に映った。人間は俺の落ちた羽根を見ていた。綺麗、とでも思っているのか。馬鹿馬鹿しい。 人間が羽根から目を上げた。俺と目が会う。人間は身構える。俺も、身構える。 すでに発動の準備はできている。 俺は人間に問い掛ける。「お前はなんでここにいる」気になっていた。たまたま入った家。熱い体でなんと
    さん作 [265]
  • 紅いアクマと私03

    これは人間じゃない−−−こいつの肌に浮く汗を拭こうと手をのばした。なぜそうしようとしたかはわからない。 手が触れ−−−私はすぐに手をひっこめた。冷たい。ひんやりと。こんなにも熱そうなのに。なぜ?なぜ?なぜ?・・・・こいつは・・・人じゃないからいいのか。勝手に納得。 こいつの汗をタオルで拭く。タオルは少しずつ冷たくなった。 突然、この生物が苦しそうな声をあげた。見ると、翼の片方が黒ずんででいた。そ
    さん作 [218]
  • 紅いアクマと私02

    「大丈夫?」熱い。体中が熱い。意識が朦朧とする俺の頭にはっきりと届く人間の声。一応[壁]を張ったのに・・・疑問が湧くが朦朧とした頭で考える気にはなれなかった。それよりもこの人間をどうするか・・・すぐ近くにある顔を見つめる。性別、女。髪は茶。どこにでもいそうな人間だ。人間は俺に手をのばしてきた。抵抗、したいが体が動かない。人間の手が俺の額に触れ、すぐに手をひっこめる。そしてまた手をのばす・・・・。
    さん作 [294]
  • 紅いアクマと私

    私の名前は神崎珠梨亜(かんざきじゅりあ)。クォーターの16才の高校二年生、彼氏いなくて気になる人もいない。成績は中よりちょっぴり上かな?どこにでもいる女子高生だと思ってる。「ただいまー」誰もいない玄関に声をかける。両親は共働きになった。つい最近お母さんもパートを始めた。別に寂しくなんかない。むしろ家でのびのびできてラッキーなくらい。静かな家に私の足音だけが響く。もし空き巣とかいたら驚いて逃げてる
    さん作 [227]
  • 眩しい微笑み・最終話

    僕がミサキさんに想いを伝えてから、ずいぶんたった。僕はミサキさんの周囲に常に気を払い、彼女の身に危険が及ばないように守ってきた。そして、今日−−−−−−−−「じゃあ、こちらへどうぞー」スタッフの女性に案内され、はいった部屋にいたのは、とてつもなく美しいミサキさんだった。「ど、どう?」口わあんぐり開けていた僕にミサキさんが話しかけてきた。「ミサキさん・・・すごく・・・綺麗です」あまりにも綺麗すぎて
    さん作 [200]
  • 眩しい微笑み21

    「死なないで下さい」やっと出た言葉はそれ。少し、頭が冷静になってきた。腕の中のミサキさんは何も言わずにそこにいてくれて。二人の涙が、静かに零れていた。腕の中のミサキさんが少し動いた。僕はミサキさんを見る。目が合った。「あたしは、死なないよ」長い沈黙のあと、ミサキさんがぽつりと言った。声は小さいけども、その瞳は強い意志を秘めていた。「あたしはぜったいに、死なないから。死ぬわけないじゃない。・・・あ
    さん作 [175]
  • 眩しい微笑み20

    セイヤが出ていってから数分。僕は涙を流し続けていた。コンコンひかえめなノックが聞こえる。どうせセイヤだろ。そう思った僕はどうぞ、と扉へ声をかけた。入ってきたのはミサキさん。思考回路停止なんでなんでなんでなんでなんで・・・「なんで・・・」声が漏れる。涙がまた零れる。なんてみっともない姿。「リク!?どうしたの?・・・なんで泣いてるの?」僕に駆け寄るミサキさん。差し延べられる手。僕はそれをはらった。「
    さん作 [213]
  • 眩しい微笑み19

    ミサキさんに返事をしよう。すみませんって。「リクいる?」ノックもせずにセイヤが僕の家に入ってきた。「ノックぐらいしろよ・・・」いいじゃん別に、と奴は言って僕に歩み寄った。「どうすんの?」「何が」「返事」「・・・なんで知ってんだよ」「ハニーから聞いた」「ハニーって・・・」他愛のないやりとり。でもコイツは流れをぶった切る。「なんで逃げんだよ」体が強張る。「お前はアイツのこと好きだろ」「・・・」「好き
    さん作 [410]
  • 眩しい微笑み18

    少し、昔話をしよう。あるところに、少年がいた。彼は幼なじみのある少女が好きだった。彼は彼女に想いを伝えた。だが、それから一週間後、彼女は死んでしまった。交通事故、だった。月日は流れ、少年はまた恋をする。自分の想いを伝える。次の日、彼女の部屋から出火し、彼女は焼死してしまった。少年は深く悲しんだ。だが、月日は流れていく。彼は恋をする。今度は、その人の想いを受け取った。少年はその想いに答えた。ぼくも
    さん作 [231]
 

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