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Gon さんの投稿された作品が14件見つかりました。

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  • ボクはペット

    首輪の鎖がジャラジャラと鳴る。素肌に金属のヒンヤリした感触がくすぐったい。カーテンが橙色になっている。もうすぐご主人さまが帰ってくる。背伸びをして裸のまま塒から這い出た。首から伸びた鎖がユタカの自由を奪っている。外に出なくなってどれぐらい経っただろうか。太陽に当たらないので、肌は白くなった。曜日の感覚はもうない。捜索願いは出されたのだろうか。ここから脱け出すことを夢見ていても、恐怖のあまり、主の
    Gon さん作 [354]
  • 陽炎

    冷たい銃口が額に押しつけられた。死ぬんだ。これで人生が終わるんだ。海岸通りの倉庫の床にひざまずき、俺は神ではなく、ヤクザなクズに許しを乞うている。救済が与えられることはない。落とし前をつけさせるだけだ。目は拳銃から逸らすことが出来ない。銃口の真っ暗な穴が視界いっぱいに広がり、そのまま吸い込まれてしまいそうだ。隣で、このような事態を招いた張本人が惨めに震えている。アツシ、俺のすべて。こんなことにな
    Gon さん作 [234]
  • 彼と彼女の秘密

    昼休みの屋上。ケイコとマモルが弁当を食べている。「あんたさ、タカシのこと好きでしょ」「(吹き出して)なんだよ、いきなり」「もうコクったの?」「まるで人を変態みたいに」「なにをいまさら」「もしかしてバレバレですか?」「ここで飯食べるのだって、タカシ君がサッカーやってるのこっそり見たいからでしょ?」「別に、いいじゃん」「悪いなんて言ってないじゃん」「あいつは女が好きだって言ってたぞ。ゲイなんか嫌だっ
    Gon さん作 [389]
  • プールサイド

    灼熱の陽射しが水着だけの体をジリジリと焦がす。真っ黒に日焼けした僕は焦燥で燃やされている。人気のないプールはシンと静まり、鏡のように真夏の青空を写している。プールサイドには僕と先輩しかいない。先輩の高校最後の夏休み。僕は暴走した。好きだと打ち明けた。太陽を背に立つ先輩は眩しく輝いている。「なんだ、お前ホモか」先輩の一言に僕はズタズタに引き裂かれる。「すいませんでした」慌てて逃げ帰り、泣きに泣いた
    Gon さん作 [377]
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