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グルルルさんの投稿された作品が22件見つかりました。

 
  • 排他的な彼女

     僕の隣の席の女子は、非常に排他的だった。 その目はいつも孤独を愛し、凛々しい振る舞いは他人を寄せ付けることはない。長い黒髪は艶やかで、まるで彼女を守る殻のようだった。 だから、僕は彼女のことを遠くから見つめているしかなかった。 高嶺の花のような彼女を。学校という狭い世界のなかでしか存在できないような奇跡を。 ギリギリのバランスで成り立っているその狂気を。 崖下から眺めているしかなかった。馬鹿みた
    グルルルさん作 [459]
  • その汗の行方

     総てが凍り付くような冬。行く手を阻むよう雲の層。雪に覆われた無人の校舎。点滅する蛍光灯。薄暗い廊下。ほの赤いランプが、ぼうっと浮かび上がっている。 そんな情景は、何かが終わってしまうには、いかにも丁度いいもので。 だから君は、独りで学校の廊下を走っていた。 全身汗だくで、吐息も荒く、足を懸命に動かして、必死に何かを救おうとしていた。 何を? それは、君にも分からない。 それこそ、誰にも。この世界
    グルルルさん作 [737]
  • 田中二朗は中2病

     田中二朗は中2病だ。 それは彼が14歳であることや響きがカッコ良さげな外国語を叫ぶ趣味があること、ダークヒーロー物や悲劇的結末の娯楽作品に憧れを持っていることには一切関係なく、彼は中2病になってしまったのだ。 彼の体は14歳のまま、時を止めてしまい、炎を操る能力を得たのである。 そんなある日、彼は全身黒タイツの、キーキーと呻き声をあげる集団に誘拐されてしまった。 しかし、そんな彼の目はむしろ、期
    グルルルさん作 [661]
  • 何もかも、スポーツ

     スポーツとは互いの合意の元でルールを設定し、勝敗を競うものである。ならば恋愛もスポーツと通ずるものがあると見なしても良い。 ゆえに、僕はいま、彼女とスポーツをしているのだと、表現しても差し支えが無いわけだった。 僕と彼女は、互いに見つめあい、相手の挙動言動に気を配り、その端々から思考を読みとろうとしていた。 また、常に相手の動向に関心をよせ、それが自分の理想に叶うように、誘導もしていく。 そんな
    グルルルさん作 [628]
  • 秘密が、花園

     今ではかび臭いだけの理科実験室の中に、密やかな楽園があった。 この世界の、片隅に。 夕刻が終わる前の、ひとときに。 秋の叙情に紛れてしまった思い出があった。 永遠とも呼べる刹那があった。 ……。 私と貴女は、フラスコの奥底に閉じ込められてしまったよう。 そう言う私を、貴女は鼻で冷たく笑う。 少し、綻んだ貴女の吐息は、ほのかにメンソ\ールの香り。 その、目も眩むような清洌さにむしろ、罪悪を覚えた私
    グルルルさん作 [712]
  • 放流

     …。 えっ? ……そんなぁ、私、可愛くなんかないよぉ。ほんと? いやでもぉ あー、めんどくせぇ。変な女にあたっちゃったな。 ……。 あの部長、マジであり得ねぇ。使えなさすぎ。自分からやりたいって言ったわりに俺に丸投げとかないわ〜 そんな話を、わざわざファミレスに呼び出して関係ない他人に話してるお前もどうしよもないけどな。 ………。 た〜けや〜、竿だけ♪ た〜けや〜、………。 …………。 えっと、
    グルルルさん作 [420]
  • 殺神事件

    1 おい!! やめろ!!俺が誰だかわかってるのか。や、やめてくれぇ!! ……。 あは、ぁ。くそ、こんなはずではなかった……。死に、たくなぁ、い。……。2 本日未明、某県某市某町のある一軒家で殺人事件が起こった。 被害者は背後から刃物でひと突きにされて失血死していた。 死亡推定時刻の現場付近で不審な人物を見かけたものはおらず、また怪しい物音などもなかったという。 一見、普通の殺人事件に思えるようだが
    グルルルさん作 [690]
  • 真夏の夜の夢

     ウチのバスケ部では、レギュラーになった選手はインハイの一月前に合宿をすることになっていた。 その合宿は、実績のあるOBやOGが多数参加するもので、高校最後の年にようやくレギュラーになれた僕は楽しみにしていた。 しかし、今年の合宿にはホモのOGが来るらしいという噂が流れていた。 果たして合宿を迎えた僕を待っていたのは、例のOG達の粘っこい視姦と接触に見せ掛けた執拗な尻へのハードタッチ、そして耳元で
    グルルルさん作 [612]
  • 残像

     生きているより 死んでいるより 大切なことがあった 何か、欠けた月を 眺める気持ち その長い夜に寄り添って 僕は影をさがしていた 焼けた銅を、 ポッケに入れて
    グルルルさん作 [450]
  • ピーターさんとティンカさん

    「あー、もうやだ」「あら、ピーターさん。どうしたんですか。ずいぶんお疲れのご様子ですが」「あ、ティンカさん。……ちょうど良かった。聞いてくださいよ」「いやです」「ええっ、そんなぁ。先輩として後輩の不平不満を受け止めてくださいよぉ」「先輩の立場にいる人がみんな、君が望むような機能を持っているとは限りません。それは幻想です」「むしろ余計な機能しか持ってないのが大半ですけど……。いや、夢を叶えるのが僕達
    グルルルさん作 [393]
 
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