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ファユ さんの投稿された作品が9件見つかりました。
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ナナツノトキ?
「ほ…、本が喋った!?」サイレアは、腰が抜けてしまった。「あなたも魔法を使える身なら、この程度で驚かない!」「だ…、だってぇ…。」サイレアは、必死に立とうとした。「とにかく!この本に書いてある事は真実よ。」「知らなかった…。」サイレアは、自分が魔法の事を全く知らなかった事に気付いた。「話し変わるけど…。あなた。かなり強大な魔力を持っているようね?」本は、逆にサイレアに質問をし始めた。「強大…?」
ファユ さん作 [236] -
ナナツノトキ?
「うん!」遠くから、サイレアの声がする。「全く。」おばさんは、少し嬉しそうに、家に入った。サイレアは、家に入るなり、テーブルに本を置き、一ページ目を開いた。魔法とは何か。魔法とは、誰にでも使えるものではない。魔力を持っている者にしか使えない。しかし、魔力があったとしても、魔法を制御できなければ、ならない。制御ができなければ、魔法が暴発し、使った者は、死亡する。「えっ…。死ぬ…?」サイレアは、驚い
ファユ さん作 [226] -
ナナツノトキ?
しかし、返事はない。「サイレア!」おばさんは、声を大きくする。「わぁ!」サイレアは、かなり驚いたようだった。「練習の方法が決まったぞ。」「何するの?」サイレアは、立ち上がる。目が輝いている。「今日は、家でこの本を読んでなさい。」「何が書いてあるの?」サイレアは、おばさんに尋ねる。「初期的な魔法の使い方。あとは、魔法とは何か、などだ。」「わかった。明日には、この本返すね!」サイレアは、走っておばさ
ファユ さん作 [284] -
ナナツノトキ?
「初期の状況だから、使える魔法が限られている。」おばさんは、魔法でコップを二つ出し、コーヒーを入れる。「そっか。じゃあアイル使ってるね。決まったら、教えて。」サイレアは、おばさんに笑顔で言うと、床に座った。アイルとは、精神統一をして、気をため、それを魔力にする技だ。サイレアは、アイルを使いはじめた。おばさんは、コーヒーを飲み干すと、本棚に向かって歩いて行った。「これかな?」おばさんは、一冊の本を
ファユ さん作 [345] -
ナナツノトキ?
扉が、開いておばさんが現れた。「いらっしゃい、サイレア。さぁ、中に入りなさい。」サイレアは、言われるがまま、中に入った。中は、ほとんど本棚にうめつくされていて、テーブルと椅子が真ん中にちょこんとあるだけだ。「また、魔術書読んでたの?」サイレアは、おばさんに尋ねる。「ああ。お前は、また魔法を学びに来たのだろう?」「うん。」サイレアは、微笑む。「さて、何を教えようかな?」おばさんは、悩みはじめた。「
ファユ さん作 [262] -
ナナツノトキ?
魔法を教わる為だ。この村で、魔法を使えるのは、おばさんとサイレアの二人だけだ。「おばさん、いるかな?」おばさんは、家で魔術書を読んでいるか、森に魔法を試しに行っているかのどちらかだ。サイレアは、普通の家より一回り大きい家の前に立った。そして、扉を叩く。しかし、扉は開かない。サイレアは、仕方なく窓を覗き込んだ。すると、おばさんが分厚い本を読んでいた。「はぁ。」サイレアは、溜め息をつき、窓を叩いた。
ファユ さん作 [218] -
ナナツノトキ?
「いつもありがとな。」アイジュは、少し悲しげな笑みをうかべる。アイジュの母親は、原因不明の病気におかされていた。それをやわらげるためにサイレアから、薬をもらう。「お前、よく薬とかつくれるよな。」アイジュは、不思議そうに尋ねる。「こういうの好きだもん。」サイレアは、にっこり笑う。「まぁ、とにかくサンキューな。またもらいにくる。」「うん。じゃあね。」サイレアは、アイジュが、走って家に帰るのを見つめて
ファユ さん作 [235] -
ナナツノトキ?
この少年、アイジュとは、幼なじみの仲で、小さい頃からずっと一緒に支えあってきた。「どっかいくのか?」アイジュが、サイレアに問い掛ける。「うん。おばさんのところに。アイジュは?」「俺は、お前のとこに薬もらいにきた。」「わかった。今、持ってくるね。」サイレアは、家の中に入って行った。中は、小さなテーブルに椅子が二つ。棚が7個。棚には、薬ビンがいくつも入っている。サイレアは、角にある棚に向かい、一つ薬
ファユ さん作 [260] -
ナナツノトキ
この世界には、ナナツノトキという秘宝が存在する。その秘宝を手にした者には、自分の願いが叶う。この物語りは、ナナツノトキを使った者の物語り。第一章「行ってきます。」彼女、サイレアは、両親の墓に向かって言った。彼女の両親は、魔物からサイレアを守ろうとして殺された。しかし、サイレアは、その事を気にしないように心掛けた。墓前から立ち去ろうとすると、背後で声が聞こえた。「よっ、サイレア!」サイレアが振り返
ファユ さん作 [340]
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