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いっと さんの投稿された作品が316件見つかりました。

 
  • ソードメーカー9―?

    「リグラ殿、お待ち下さい。それはやはりその三人を信じた上での憶測ではないでしょうか?」「確かに。ただの憶測じゃよ」リグラはにやりと笑って、頷いた。「ならば確かめてみようではないか。ラト殿、明日、ロザラムをここに呼んで頂きたい」「!」ラトは驚いて、目を大きく見開いた。「なに、事件調査の進行状況を詳しく聞きたい、との理由で連れてくればよかろう。ただし…」リグラは目を鋭く光らせて、「この城内に入れる時
    いっと さん作 [451]
  • ソードメーカー9―?

    「なるほど…犯罪者という訳か…」リグラは腕組みをして、思わず唸った。「しかし、自分はまだその三人の言う事が信用できません」ラトは難しい顔で、首を横に振った。「それは何故かね?」「私はロザラムから、そのような家族の生存者がいる、などという話を聞いていないからです」「聞いていないのかね!?まさか、未だに一人の生存者も見つかっていないというのではあるまいな?」「は…それが、彼の話では、生存者の捜索はま
    いっと さん作 [437]
  • ソードメーカー9―?

    リグラは頷いて、三人の述べた事を詳しく説明した。「…そんな事が…」説明を聞いたラトは、信じられないといった表情で、眉間にしわを寄せた。「信じられないとは思うが、わしはこの話、信用出来ると思っておる」「…それは何故ですか?」「あの三人がロバートの事を知っていたからじゃよ。この名前が出なければ、そう簡単には信用出来なかったじゃろうて」「…ロバート…?」「元王宮護衛騎士じゃよ。…わしの親友でもあった男
    いっと さん作 [433]
  • ソードメーカー9―?

    「マジックパレス」の会議室には、重苦しい空気が立ち込めていた。「ラト殿、それは本当ですか?」「はい…間違いなく、光のエネルギーが、あの町から確認できました」リグラの問いに、ラトは沈痛な面持ちで、答えた。「リグラ殿、これではっきり致しましたな。我が国の民衆をこのような目に会わされて、黙っている訳にはいきませんぞ」ラトの隣にいるジャストランド国軍副隊長エリックは、怒りの表情で、リグラに詰め寄った。「
    いっと さん作 [445]
  • ソードメーカー9―?

    「っ!兄さん、それは駄目だ。息子さん達が例え許したとしても、後々になって良くない結果を招く恐れがある」セイルはそう言って、難しい顔をしながら、首を横に振った。「例えば、うちは娘二人だ。それぞれ嫁に行けば、僕とサリアの二人になってしまう。そうなったら、息子さん達とて、僕達がこの家にいる事を快く思わないだろう」「ふむ…」ライルは腕組みしながら、何事か考えていたが、一つ小さくため息をついて、「分かった
    いっと さん作 [458]
  • ソードメーカー9―?

    と、真剣な表情で、言った。「はい。それは分かっています。ロイの優しい性格は、昔と全然変わっていませんでしから」ミリスは大きく頷いて、微笑んだ。「ミリス、エミリア、ちょっと手伝いに来て」「あ、はい」「はーい」サリアの呼び出しに、ミリスとエミリアは立ち上がって、台所へと向かった。「…さて、セイル、お前達は今後どうするつもりだ?」ライルの質問に、セイルは難しい顔をした。「あの状況だと、もうベイスの家に
    いっと さん作 [472]
  • ソードメーカー9―?

    「…あの…伯父さま、ロイは昔、何かあったんですか?」ミリスは躊躇いながらも、思い切って、気になっている事を尋ねた。「何か?」その質問に、ライルの眉が少し動いた。「はい。その…あいつらにやられる前に、ロイが陰のある表情で、『僕は運がいいから』って、言ったんです。それが、ちょっと気になって…」「…」ライルはそれを聞いて、一つ小さくため息をついた。「あ、言いにくい事なら別に構いません!ちょっと気になっ
    いっと さん作 [462]
  • ソードメーカー9―?

    と、苦笑いしながら、ぽりぽりと頭を掻いた。「それでしたら、私たちが夕食を作ります」サリアはにっこりと微笑んで、台所に向かった。「すみません、サリアさん。私も何か手伝える事があれば、何でもおっしゃって下さい」ライルはすまなそうに頭を下げた。「いいんですよ。お義兄さんはゆっくりしていて下さい」サリアはそう言いながら、材料入れの扉を開けた。「うわあ…すごい、漬物もしっかりと作ってあるし、お野菜も綺麗に
    いっと さん作 [424]
  • ソードメーカー9―?

    「…」それを聞いたライルは、じっとエミリアの顔を見つめていたが、やがて、「…確かに、その可能性もある」と、一つ小さく頷いた。「だが、話を聞いて、どうやら生きている可能性が残っている事がはっきりした。…さて、ここから我々はどうするか、だ」ライルの言葉に、セイルは一つ小さく息を吐いて、「兄さん…僕は、この事件にもう首を突っ込めない。…ごめん」と、サリアとミリス、エミリアの方をちらりと見ながら、言った
    いっと さん作 [432]
  • ソードメーカー9―?

    ライルは四人のいさかいを見て、逆に落ち着きを取り戻すと、四人に向かって、尋ねた。「そうですね…、生きていたとしたら、砦で治療を受けていると思います」「ふむ…そうか」その答えを聞いて、ライルはしばらく腕を組んで何事か思案していたが、やがて、「おかしいな」と、呟いた。「何がおかしいんですか?」セイルは不思議そうな顔を、ライルに向けた。「いや…先に君たち一家だけが助かったという事が、ちょっと引っかかっ
    いっと さん作 [538]
 
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