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ジャック・ザ・ライター さんの投稿された作品が7件見つかりました。

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  • 執行人ノ採用試験×?〜新米警官の苦悩〜

    「ああ、どうしてこんなことに。」新米警官は今日だけで何度目になるか知れないセリフを吐きつつ、重い足を動かしていた。思えば散々な出来事ばかりだ。派出所に配属されて早々、殺人現場に居合わせ、犯人らしき真っ赤な美少女(美少女である。それだけは譲れない:本人談)に気絶させられ、目覚めたと思ったら警視総監からお呼びが掛かり。過ぎたことはしょうがないと割り切れるが、警視総監からの呼び出しには現在進行形で向か
    ジャック・ザ・ライター さん作 [331]
  • 執行人ノ採用試験×6

    新米警官にとって、良く見知った顔だった。「先輩…。脅かさないでくださいよ…」「ハハ、何言ってるんだ。同じ警官として情けないぞ」その男は新米警官が勤務している交番の古株であり、まだ配属されてから日の浅い新米警官に対し、いろいろと世話を焼いてくれる人物だった。彼は長年の経験により培われた勘や洞察力で、様々な事件の解決の糸口を見つけ出してきた。その功績から、何度も出世の話が挙がっているが、彼自身は現場
    ジャック・ザ・ライター さん作 [436]
  • 執行人ノ採用試験×5

    後日。先日の事件現場で気絶させられた新米警官は、新たな修羅場に立たされていた。もっとも、今回は誰の血も流れず、彼が肉体的ダメージを受ける展開は、どうあっても訪れないのだが。彼は事件後すぐ病院に搬送され、異常無しとの診断を受けたが、その間目を覚ますことはなく、結局その後丸一日眠り続けた。彼が目を覚ましたとき、事件発生から既に二日近く経過していたが、その割にはメディアが全く事件を騒ぎ立てておらず、そ
    ジャック・ザ・ライター さん作 [392]
  • 執行人ノ採用試験×4

    真紅の少女は、妖艶な容姿に合わせるように、不敵な笑みを浮かべていた。見る者を凍りつかせる、絶対零度の酷薄な視線。虚空に向けられたその行き先には何があるのか、それはわからない。わからないが、必ずここには存在しない「何か」を少女は見つめている。それを周囲に強制的に認知させるほど、彼女の瞳には明確な意思と目的の色が宿っていた。そして、殺意も。彼女は最後に視線を周囲に巡らせ、いつの間にか集まってきていた
    ジャック・ザ・ライター さん作 [466]
  • 執行人ノ採用試験×?

    その紅色は完全に人の形をしており、実際、ソレは人間だった。全身が紅に染まっているが、それは血ではない。 紅い襲撃者は、紛れもなく女性殺害の犯人である。最初からその場に存在し、様子を窺っていたのだ。しかしその殺人者は、その身体に全く返り血を浴びていなかった。女性の殺され方は、血が全て流れ出てしまうほど惨たらしかったというのに。殺人者が纏うモノは全てが血色。血よりも濃
    ジャック・ザ・ライター さん作 [488]
  • 執行人ノ採用試験

    少年の発した叫び声に警官が駆けつけると、そこには一人の女性の遺体があった。顔面を抉られ、片足が吹き飛んでいる。血は体中から残らず流れ去り、路上に紅の水溜まりを形成していた。だが、何より特徴的だったことは―――、その死体が立っていたことだった。いや、正確には立て掛けられていたというべきだろうか。それは、路地裏の一番奥の壁を背にしていた。遠くから見たら、まるで自分の方をジッと見ているようにも見える。
    ジャック・ザ・ライター さん作 [525]
  • 執行人ノ採用試験

     昇ってきた太陽が、地上を優しく照らし始める。朝靄で視界が不明瞭だった裏路地も、ようやく奥まで見渡せるようになり――「赤」が現れた。 そこにあったモノは、血や肉で体が構成され、最近まで動き、話もできた生物、つまり「人間」の「死体」だった。 第一発見者は、普段から裏路地に屯っている不良グループの少年だった。
    ジャック・ザ・ライター さん作 [512]
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