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楽園 海風 さんの投稿された作品が68件見つかりました。

 
  • ワーキング・プアからの脱出 8

    第8章 放心2003年5月初旬、私は抜け殻のように気力を失って、移り住んだ借家の2階で天井の節を数える毎日を過ごしていました。天井を見つめながら頭の中に去来するのは、『自分の判断は正しかったのだろうか?』『まだまだ頑張れたのではないだろうか?』と、倒産させてしまった事に対する自責の念による自問ばかりでした。『他に方法があったのではないだろうか?』『約束手形の振出先に頭を下げて期日変更、手形の差し
    楽園 海風 さん作 [524]
  • ワーキング・プアからの脱出 7

    弁護士の先生に両側を守られるように足早にこの場を後にしましたが、後で会社側の関係者と知って、お二人の弁護士の先生も呆れ顔をしていらっしゃいました。2004年1月、地方裁判所から自己破産免責決定通知を受け、晴れて復権しました。あれから4年以上が経過しましたが、先述の通り、未だに完全に復権したとは言い難い状況です。とにかく、何でも現金取引で、おかげで自分自身の能力の範囲内でしか生活できず、債務超過に
    楽園 海風 さん作 [535]
  • ワーキング・プアからの脱出 6

    気が付くと既に辺りは黄昏時で、ようやく空腹を覚えました。昼食を採っていない事に気が付き、ファミリーレストランでステーキを食べました。これから始まる破産者生活と、倒産の後始末に備えて、最後の贅沢な食事をしました。深夜遅く、最後まで元の家に残しておいた愛犬のラブを迎えに行き、これで家族全員の引っ越しは終了しました。私の代理人の弁護士とは別に、自己破産申立に対して、裁判所が破産管財人の弁護士を選定して
    楽園 海風 さん作 [539]
  • ワーキング・プアからの脱出 5

    冷静に考えてみると、不動産屋は最初に、あまり良くない物件を見せて、最後に本当に売りたい少しだけ良い物件を見せて、契約に漕ぎ着けれる。上手なセールスだったと思います。それでも、気に入った物件が見つかり満足しました。移り住む家も見つかり、周囲に悟らないように、少しずつ、少しずつ、人目を避けて深夜に荷物を運びました。荷物と言っても、二家族が一緒になる訳ですから、必要最小限の物しか運べませんでした。それ
    楽園 海風 さん作 [521]
  • ワーキング・プアからの脱出 4

    復活のお知らせ前回、連載中止のお知らせをいたしましたが、文芸社との契約は金銭的理由により白紙に戻りました。お騒がせいたしましたが再び連載を再開します。それではお楽しみ下さい。この弁護士は、会社移転の際、連棟の切り離し問題でお世話になった先生でした。180センチ以上はある長身で、体と同じく声も大きく、何事もてきぱき処理してくれる、頼りになる先生です。相談の結果、4月末、ゴールデンウィークの連休に入
    楽園 海風 さん作 [525]
  • ワーキング・プアからの脱出 3

    連載中止のおしらせこのたび、文芸社より、本年12月発刊を目指し契約を交わす事となりました。誠に申し訳在りませんが続きは本書発刊をお待ち下さい。ご愛読を感謝するとともに、本書発刊に際しては、引き続きご愛読の程、お願い申し上げます。楽園 海風
    楽園 海風 さん作 [511]
  • ワーキング・プアからの脱出 2

    第1章 倒産「社長、残業ですが来月の支援は出来かねます。」2003年4月、某信用金庫の応接室での出来事です。50年に及ぶ照明器具製造会社が幕を降ろした瞬間でした。照明器具製造を通じ、広く社会に貢献する事を社是とし、日々努力を重ねたにもかかわらず、関西でも有数の老舗を倒産という最悪の結果に導いてしまいました。社会がこの会社を必要とするなら存続できると信じていました。日々、誰にも負けない努力を重ね、
    楽園 海風 さん作 [524]
  • ワーキング・プアからの脱出

    序章時給850円、年収147万5千円、ここから始まりました。それまでの裕福な生活から一転して、働いても、働いても、最低の生活水準に落としても、生活が楽にならないワーキングプアになりました。本書は、私自身が経験した転落人生と、どん底生活から、ワーキングプアから如何にして這い上がり、今の生活を勝ち得たかの記録です。これは実話ですから、本来、本名で書くことが正当だと考え、執筆当初、私は本名で登場してお
    楽園 海風 さん作 [518]
 
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