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クールクロック さんの投稿された作品が16件見つかりました。
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月の沈まない夜を・・・ 第六話〔驚異の二大双璧〕
「おう、腹の調子はどうなんだ?」瑠瓦・・・その真意は心配ではないだろう。「大丈夫だ。」微笑を浮かべながら返事をすると、瑠瓦が残念そうな顔を本気でする。あれから二週間・・・驚異的な回復能力で早々と退院した僕は早々にテストを迎える事になった。瑠瓦が残念がったのはそれが原因なのだ。僕と瑠瓦は学校の二大頭脳とも噂されてる。僕が理数系、瑠瓦が語学文化系である。とは言え、全教科90以上を確実に取るため、1、
クールクロック さん作 [164] -
月の沈まない夜を・・・ 第五話〔記憶の片隅 後編〕
突発的に動いた身体、わざと気付かれように足音をたてる。「誰だぁ!」男が気付く、注意を引かせることは出来た。「テメー、なんの用だ。こちとら久しぶりなんだ、一発目はくれてやるから黙ってくんねえか?」別に正義を気取ってる訳ではない・・・だが。「あなたは人の事を何だと考えてる!」路地の周りにある住宅は全て電気が消えてる、助けは呼べない。まず、彼女を逃がす事が先決だ。そうすれば警察を呼べるはずだ。「ヒーロ
クールクロック さん作 [174] -
月の沈まない夜を・・・ 第四話〔記憶の片隅 前編〕
最近、ここ近辺で変質者が出ている。今月だけで四件だ。変質者・・・か・・・、僕も小学生の頃にナイフで切りつかれた事がある。何とか避けて、すぐに逃げたため、大事にはならなかった。ただ、僕は全く恐怖感を感じなかったのだ。「変質者ね〜。怖いよね、ハァー。」麻由がため息をつく。「瑠瓦・・・まさか、あんたじゃないよね。被害者は全員女性だとか。」瑠瓦が大笑いする。「ハーハッハッハ、俺様が?俺様は犯罪行為は絶対
クールクロック さん作 [139] -
月の沈まない夜を・・・第三話〔雨の放課後 後編〕
「え、いいの?」と女子がこっちを振り向く。身長は低く童顔だ、一年だろうか?「はい、構いませんよ。」僕は、お人よしな性格であるが、これで何回も大変な目にあった。「ありがと〜、これで帰れるよ〜。」あ〜あ、やってしまった。行きと帰りで違う女子と居るなんて。明日、死んだかも・・・。「ねえねえ、君何年?」この人、懐っこい人だなと思いながら、「二年です。」と答える。すると、「だよね〜、三年だったら噂を聞くは
クールクロック さん作 [247] -
月の沈まない夜を・・・第二話〔雨の放課後 前編〕
「あ〜あ、朝っぱらから雨かよ。」朝起きると窓の向こうは絶え間無く降り続ける雨だった。全く、何かを暗示されているような気がする。時間を確認・・・まだ、大丈夫そうだな。軽く、ゆっくり・・・「ピーンポーン・・・」チャイムがなる。「はーい。」僕はドアを開ける。「おはようございます、蓮君。」まるで、天気が雨である事を一瞬忘れさせるかのような笑顔の澪。「どうした、時間ならまだまだ余裕がある。」こんな時間に行
クールクロック さん作 [184] -
神の悪意〜孤高8〜
医務室で僕は目をさます。体中が痛い、頭も重い。「零、最初によそ見をしただろう。」ゼルの問い掛け、それにたいして、無言の肯定で答える。「・・・知人でもいたか?」答えたくない・・・しかし、話さねばならないだろう。「わからない、ただ・・・遥が居たような気がした。有り得ない事だか。」確かに気配がした。ただ、別の気も感じられた、同時に。「・・・戦いに私事を持ち込むな、生きるか死ぬか。今回は無事だったが次は
鬼大根 さん作 [175] -
月の沈まない夜を・・・ 第一話〔昔の記憶〕
皆さんの嫉妬心は怖い。彼女のいない同級生と先輩全てが敵となった。突然、目の前で許婚宣言をされてはたまったものではない。まあ、悪くはない・・・いや、むしろ極上なわけで。「・・・どこかで会いましたっけ?」できるかぎり申し訳ない表情で聞いてみる。「やっぱり、覚えてないですよね。」良かった、王道で下手な騒ぎにならずに。でも、残念そうな顔はしている。「では、思い出せるように、当時の事を。」僕は急いで止める
クールクロック さん作 [228] -
月の沈まない夜を・・・序章後編
「瑠瓦、少しはナンパを控えたらどうだ。」瑠瓦は美人を見ると歯止めが効かない。例え、制服でもナンパするほどだ。「蓮こそ、俺様を見習い少しくらいはナンパしたらどうだ。」僕はあきれた口調で言った。「そんな事に時間を割くほど、暇じゃない。」瑠瓦が軍師のような笑みを浮かべる。「蓮と俺様が手を組めば落とせない女はいないだろうにな。実に残念だ。」僕はそのまま、瑠瓦を無視して学校に向かった。教室に女子以外がいな
クールクロック さん作 [290] -
神の悪意〜孤高7〜
今・・・確かに・・・「よそ見をするな!」身体が地面から離れ、何もない空間を漂う。そして、地面に叩きつけられる。「おーとぉ、いきなり一方的な試合だ。新人君、君の活躍は何だったんだー!」ナレーションと観客の罵声の嵐だ。僕は立ち上がり、体制を立て直す。そうしてる間に、次の攻撃が来る。「遅い!」降り懸かる刃、身体を横に反らし、腕をねじり、槍で突き飛ばす。「ラグナロクはオメガバスターと同じで、形状が変えら
鬼大根 さん作 [167] -
神の悪意〜孤高6〜
準決勝を終えた。決勝は明日に行われる。準決勝の対戦相手に今夜、呼び出された。「何の用ですか。」僕は念のため、神器を具現化していた。「まずは挨拶だな。私の名はバルス、この組織で神器を持つ二人目だ。」聞きたい事は沢山ある、しかし、呼び出された以上は先に聞かなければならない。「お前は、試合中に複数の神器を使った、何故、複数の神器をそれも同時に。」先の見えない話だ。だが、答えられる質問だ。「複数の神器を
鬼大根 さん作 [160]
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