携帯小説!(PC版)

トップページ >> ギンコ さんの一覧

ギンコ さんの投稿された作品が9件見つかりました。

  • 1
 
  • ダメ男の作り方

    小さな一冊の本。タイトルは「ダメ男の作り方」材料:彼氏まず彼氏を作ります。次に、一生懸命、尽くして世話をします。貴女の仕事と彼の世話で忙しくなってきたら、徐々にオシャレの手を抜きながら彼に愚痴や文句を言い、彼の言い分は否定します。これを根気よく続けていくと、ダメ男の完成です♪[ポイント]彼氏優先!!電話やメールには即座に応答。ダメ男のダメな部分は、貴女にとっての都合が悪い部分。「私が直す!」と、
    ギンコ さん作 [300]
  • おばぁちゃんの記憶3

    夕暮れの帰り道、母と二人で祖母の話をした。「おばぁちゃん…最後まで私の名前を呼んでくれなかった…。誰かわからないまま話してたのかな…?」母は、「誰かわからなくても、あれだけ話を合わせられるってスゴいと思う!」とだけ答えた。「今日、会った事も忘れちゃうんだろうね…。」私がポツリと呟くと、母はあっさりこう言った。「帰った瞬間には、もう忘れちゃってるよ!誰かと話してた事どころか、誰かが来たことすら忘れ
    ギンコ さん作 [258]
  • おばぁちゃんの記憶2

    ここ数年で祖母の痴呆は進行し、その記憶は確実に蝕まれていった。そんなある日、母と二人で祖母に会いに行った…。「こんにちわ〜!おばぁちゃ〜ん♪来たよ〜♪」と玄関先で呼び掛けた私達に対して祖母は「…どちらさんですか〜?」と答えた。…私はめげずに「順子さんと、せっこちゃんで〜す」と明るく言ってみた!冗談であって欲しい…!…だが、その願いは届かなかった。祖母は首をかしげながら「そげんな人は知りまっせん!
    ギンコ さん作 [252]
  • おばぁちゃんの記憶1

    90歳を超えた私の母方の祖母は、春の日差しのように温かく、笑顔がとても可愛らしい人である。私は、祖母から色々な話を聞くのが好きで、年に数回は必ず顔を出していた。…違和感を感じ始めたのは数年前。茶菓子片手にフラッと訪れた私を、いつものように可愛い笑顔で出迎えた祖母は元気そうだった。「ジャジャ〜ン♪お土産〜♪」と悪戯っぽく言うと、祖母は「あら〜♪うれしさぁ〜♪」と喜んだ。「お茶よし!お菓子よし!おば
    ギンコ さん作 [257]
  • トラと呼ばれた猫3

    人間に捨てられたトラは、最後の瞬間、信じていた家族に捨てられた。…そう思われても仕方がないと思っている。見舞いの帰り際、すがりついて「一緒に家に帰りたい」と訴える。それが私の見たトラの最後の姿だった。…立ち去る私の姿を、彼女はどんな気持ちで見つめていただろう…。少しでも長く生きて欲しいという私のエゴのせいで、長く苦しんだ末、家族に見守られることもなく、あの暗くて狭い檻の中、たった一人で死んでいっ
    ギンコ さん作 [268]
  • トラと呼ばれた猫2

    休日の朝、久しぶりにかかってきた母からの電話は、トラの異変を知らせるものだった。驚いた私は、すぐに駆け付けた。…そこには、痩せ細った体で苦しげに横たわるトラが居た。呼吸は荒く、目に力のない変わり果てた姿…。……トラが死ぬ…?私は、トラをすぐさま病院へ連れて行き、渋る母を説き伏せて入院させた。…私は、鬼だったのかもしれない。老衰による腎臓機能の低下に加え、夏バテと脱水症状が重なり、ここ3日が山場だ
    ギンコ さん作 [252]
  • トラと呼ばれた猫1

    トラと呼ばれた猫が居た。ビルの隙間。ぐるぐると幾重にもガムテープが巻かれた箱の中で彼女は鳴いていたそうだ。弟が拾ってきた茶トラの猫は、まだ小学生だった私達による必死の説得で我が家の一員となった。命名「チャトラン」。男勝りだった彼女は、見事な暴れっぷりと気性の粗さで、すぐに近所の女ボスとなり、いつしか家族は彼女を「トラ」と呼ぶようになった。ケンカの声が聞こえると、短い尻尾をピン!と立ててやる気満々
    ギンコ さん作 [259]
  • 優しさと自己愛

    ごめん…。やっぱり付き合うのやめよう。俺から言っといて本当にごめん!俺は間違いなく君に寂しい思いをさせてるし、これから先も、転勤とかでもっと寂しい思いをさせてしまう…。だから、今のうちに止めとこうと思った…。…我儘で本当にごめん。………突然の別れ。それは付き合い始めて2週間も経たないうちに訪れたものだった…。生真面目で一途な彼からの最後の優しさ…。素直に受けとれば、気遣いと思いやりに満ちた言葉だ
    ギンコ さん作 [258]
  • 猫の祈り

    ボクの一番古い記憶…冷たい雨の中、兄弟達と冷えた体を寄せ合って、お母さんを呼んでいたこと…。「目が開いたばっかの子猫だって〜!何かさぁ〜この一番小さいコ、もうヤバくな〜い?」……薄れていく意識の中、ボクの体はふんわりと宙に浮いた。「目ヤニで両目とも塞がってるけど…生後3週間くらいかな?」…あったかい。「心音が遅い…もう声も出てない…助かるかどうか判らないけど…この子、連れて帰ります!」…気がつく
    ギンコ さん作 [271]
  • 1
 
サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス