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めるく さんの投稿された作品が7件見つかりました。
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たからもの。
小さい頃ねホントに小さい頃悪戯してばあちゃんに怒られてばあちゃんに謝れなくて置き手紙をして家出したんだ手紙にはこう書いた『たびにでます。ばぁちゃんせわになった。』玄関をでたものの…どこへ旅にでればいいのか?ただただ、小さなリュックいっぱいに詰め込んだ大事なおもちゃたちがずしりと重くて…庭先の石の上に下を向いて座ってたいつの間にか辺りは夕焼けに染まり余計に寂しい気持ちになる『どうした?』仕事から帰
めるく さん作 [318] -
夜行列車、あなた行き?
向こう側のホームにいるもう1人の自分は…。険しい表情で何かを叫んでいた。しかし、すぐに悲しみに満ち溢れた表情に変わり…暗闇にスッ…と消えた。しばらくして、またもう1人の自分が現れて…。今度はイスに腰掛けて、無気力で虚ろな表情で…こちらを見つめている。そしてやはり、しばらくすると暗闇に消える…。意味は分からないが…。何故だか心がズキズキする。あれは…間違いなく…俺自身だ…。姿形が同じだからそう思う
めるく さん作 [230] -
『茜の独白』続かない〜番外編
私の名前は茜。晋ノ介とは幼なじみの関係。私には秘密がある。人には絶対に言えない秘密。それは…物心がついた時から私は…晋ノ介の心の声を全て聞き取ることが出来てしまっているということ…。初めはみんなが聞こえているものかと思った。でも、時間が経つにつれて…子供ながらに、晋ノ介の心の声は私にしか聞こえていないのだと理解した。私はいつしか晋ノ介に恋心を抱いていた。晋ノ介は優しい。ため息をつきながらも…いつ
めるく さん作 [219] -
夜行列車、あなた行き?
突然の車内アナウンス。それ自体にかなり驚いたが、内容はそれ以上に…。理解しがたい異様な内容だった。ご乗車ありがとうございます次の駅は終点『あなた』『あなた』に到着致します…『あなた』?そんな駅、聞いたことないぞ?しかも、終点かよ?…いやいや。そこはそんな問題じゃない。今のこの状況自体が問題なのだ。俺は今…、どうなっているんだ!?俺は、冷静に状況を把握しようとしていたが…実はかなり混乱していた。キ
めるく さん作 [352] -
続かない可能性が高い物語?
『言わなくては…』そんな茜の『声』の意味が気になったまま…俺達は目的地に着いた。そこに至るまで絶えず茜の『声』は聞こえていたが…俺は敢えて『声』に耳をかたむけようとはしなかった。何だか茜の心の中を覗いてしまっているようで、嫌だったからだ。決して俺はこの状況を望んだわけではない。茜はテキパキと買い物を済ましていく。買うものがあらかじめ決まっているなら、俺を連れてくる意味ねーじゃん…。などと思うのだ
めるく さん作 [240] -
夜行列車、あなた行き?
ガタンゴトン…ガタンゴトン…おんなじ色の電車。おんなじ位置の車両。おんなじ満員電車。毎日繰り返し利用する帰宅経路。今日は珍しく座席に座ることができた。ふと、外に目をやると臨海公園の観覧車が夜のライトアップで七色に光っている。…深く、ため息を付く。俺は疲れ切っていた。目を閉じ、いつもより少しだけ深めに座席に腰を沈めるようにした。そして…いつの間にか、俺はウトウト眠りについてしまう。…。……。………
めるく さん作 [304] -
続かない可能性が高い物語?
…煙草の煙が目にしみる。しかめっ面なのはそのせいだけではないな。アイツのせいだ。…ため息混じりの煙は、ふわりと宙を漂っている。そろそろ…かな。すると見計らったかのように部屋のドアが勢い良くバタン!と開いた。茜『行くわよ!!!!!』…声がデカい。どうやったらこんな早朝から頭に響くデカい声が出るんだか聞いてみたいもんだ。茜『何ボーっとしてんの!?行くわよ!!』…わかってる。取り敢えず、煙草が吸い終わ
めるく さん作 [258]
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