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ゆうすけ さんの投稿された作品が46件見つかりました。

 
  • 嗚呼、愛していると叫びたい

    嗚呼、叫びたい、あなたの名前を。心の底から叫びたい、愛していると。嗚呼、僕はこんなにあなたの事を愛しているのに、どうして叫べないのだろう。どうしてあなたと話が出来ないんだろう。どうして僕はしゃべる事が出来ないんだろう。あなたはすぐ傍にいる。僕の横にいる。なのに僕はどうして言葉を出せないんだろう。どうして僕には声がないのだろう。こんなに愛しているのに想いを伝えられない。僕はあなたが僕を愛しているの
    ゆうすけ さん作 [374]
  • 君の瞳、空の色

    あなたの瞳はキレイな色をしていた。いつも頭上に浮かぶ真っ青な空を写していた。僕はそんな君の瞳が大好きだった。けれど君は僕にその瞳を見せてくれない。僕にだけ見せてくれなかった。だから僕は君がほしくなった。君のその瞳が。僕は君の瞳が欲しくて君から奪った。手を、足を、体を、そして命を。そしてようやく僕は君の真っ青な瞳を手に入れた。しかし、ようやく手に入れた。その瞳はかつての真っ青な色ではなかった。どん
    ゆうすけ さん作 [369]
  • 僕の奇人ぶり

    僕はふとこんな事を考えてしまう。「今日、誰かに刺されないかなぁ。」僕はいつも何かしら事件に巻き込まれるのを望んでいる。「あー、バスジャックが起こればいいのに。」もしかすると僕はいわゆる危険思考の持ち主なのか。「もう、誰でもいいから死んでくれないかな。」もうやばい、ここまで来ると危ないのは分かっている。「何でこんなに平和なんだよ。」危ないのは分かっているのに考えるのを止められない。「警官も拳銃持っ
    ゆうすけ さん作 [913]
  • 線香花火 終

    アイは十年前から、多くの記憶を失った。しかし夏休みの終わりの日と線香花火、それから僕のことは忘れなかった。いつまでもいつまでも。 終どんな理由であれ、ここまで読んでくれた皆様、真にありがとうございます。この下手くそな自分の小説は自分が読んでも吐き気がするほどの作品です。とても読みづらかったと思います。それでも読んでくれて、うれしかったです。最後に厚かましいとは思いますが、どんなことでも
    ゆうすけ さん作 [396]
  • 線香花火8

    「ありがとう。やっぱり花火は線香花火だよね。」「まったく、アイは昔から線香花火が好きだな。まるで子供みたいだ。」「うん…」パチパチ、僕らはしばらく静かに花火を見つめた。そして線香花火の玉が落ちたとき、アイは話しかけてきた。「ねぇ、ユウちゃん。これからもずっと一緒に花火してくれる?」アイの顔は何か深く思い詰めているようだった。僕は静かに、強くアイを抱きしめた。「大丈夫。これからもずっと一緒にいる。
    ゆうすけ さん作 [399]
  • 線香花火7

    「わぁ、海だ。ユウちゃん海に着いたよ。」アイは海が待ち切れない様子で電車の窓から顔を出し、無邪気な笑顔を見せていた。アイな髪が風に揺れて靡いている。「アイ、もう着くから慌てるなって。ほら、危ないから頭を出すの、やめろって。」諭すような口調で言い、僕は電車のシートの上に広がった荷物をかたずけ始めた。電車を降りて、歩いて十分程で目的の海へ着いた。「着いた〜。海なんて久しぶりだね〜。ね、花火しようよ。
    ゆうすけ さん作 [399]
  • 線香花火6

    「ご家族の方はこちらへどうぞ。」医師に連れられ、アイの母親と父親が診察室へ入って行った。廊下には僕が一人ただずんでいた。そして病室のベットには、アイが眠っていた。しばらくして、僕はアイの母親に頼み込み、アイの事を聞いた。彼女は今にも泣き出しそうな顔で僕に教えてくれた。「どうしよう、ユウちゃん。愛、認知症だって。」瞬間、僕の瞳から光が消えた。「認知症?そんな訳ない。だってアイはまだ18だぞ。人生は
    ゆうすけ さん作 [375]
  • 線香花火5

    夜の警察署「アイ!」アイは無事だった。「ユウちゃんどうしたの?そんなに慌てて。」「何言ってんだよ、心配したんだぞ。」僕は強くアイを抱きしめた。よかったと何度も口ずさみながら。「ユウちゃん、ちょっとお話があるの。来てくれる。」アイのお母さんに連れられ警察署を出た。「ユウちゃん、愛をこれから病院に連れていくのに愛の傍に居てあげて。」「はい、大丈夫ですけど病院って何かあったんですか?」「検査を受けるの
    ゆうすけ さん作 [385]
  • 線香花火4

    その日の夜「雄一、アイちゃんのお母さんから電話よ。」「わかった。」アイのお母さんから電話?一体どうしたんだろう。「あ、ユウちゃん?夜遅くにごめんね。」「いえ、大丈夫です。それより僕に電話なんてどうしたんですか?」「ええ、ねぇユウちゃん、愛が今どこに居るか分からない?」「えっ、まさかまだアイは帰ってないんですか?」「そうなのよ、今朝ユウちゃんと遊びに出かけたでしょう?それから帰って来ないのよ。」「
    ゆうすけ さん作 [449]
  • 線香花火3

    「おはよう。昨日事はごめんな。」「昨日?え〜と、花火の事?もう、ユウちゃんはなんのことで謝ってるの?」「何言ってんだよ、その、花火の途中で…アイの顔を見つめてただろ。だからそのう、ごめん。」「えっ、え〜と、あっあの事ね…。いいよ謝らなくて。」おかしい、覚えてないと言うか知らないと言った表情をしている。「気にしてないのか?」「えっ、う、うん、大丈夫だから…。ほら早く行こう?」アイは俯いたまま言った
    ゆうすけ さん作 [441]
 
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