トップページ >> ぷよ羅 さんの一覧
ぷよ羅 さんの投稿された作品が21件見つかりました。
-
私と君とその他みんな
「初めてにしては上出来だ。」──スッゴク、スッゴク上から目線な副部長──これが、陸上部に入って初日の感想。私は中学2年生だけど、今年から陸上部。 同級生に、「今日からもう出なよ」と、言われてどうしようかまよいながらも、参加した。 数日たって、副部長の印象が変わった。─スッゴクスッゴク上から目線な副部長─は、──おもしろい副部長──となった。副部長の名前は、橋本輝。(ハシモトテル)センパイは、と
ぷよ羅 さん作 [323] -
フォレストロード〜プロローグ〜
──私たちはどれだけの時を経てここにいるのだろう────私たちはいつの間に知り合っていたんだろう────誰も知らない何もない世界のなかで私たちは────出会った────同じ種族じゃないなんて理由で引き裂かれたりなんか────しない────ほらね、あの森の道の奥で────私は待ってるよ────深い深い森の奥。懐かしい香りすらする────私はここを知ってるの?────私はここであなたに出会ってい
ぷよ羅 さん作 [228] -
龍神族15
『また、いきなりどうして…』『いいから』言われるがまま、僕は佐々木とその兄を入れた。『実はターコイズは──』───え?僕はターコイズのこと──いや、倒れていた本当のわけ──を聞いて、驚いた。 僕のびっくりした顔を見て、いたたまれなくなったのか、親父さんが目を背けた。ターコイズは、僕たちと戦った時のことを長に伝えていたのだ。──僕が人と居たいこと、龍魔神のこと、……そして、ターコイズの本心──。
ぷよ羅 さん作 [239] -
龍神族14
──懐かしい空、懐かしい空気、懐かしい風景、懐かしい建物──…。僕はターコイズの家の前にいた。佐々木と、佐々木の兄ちゃんと。のれんのように布が垂れ下がっている。──この独特の布の使い方はターコイズの家に違いない。僕は思いきって、布をめくった。『こんにちは…。ターコイズ、いる?』龍の言葉(龍神語)で声をかけた。中を見ると、焼け焦げた痕や、血痕が飛び散っていて、そのわきでターコイズが倒れていた。
ぷよ羅 さん作 [218] -
君との帰り道。
「おはよう!」いつもの声が鳴り響く。そこは僕の嫌いなところ。そう、学校だ。何のために来るの?嫌なそうぞうばかり頭をめぐる。
灯? さん作 [222] -
龍神族13
佐々木の兄ちゃんは、次期族長(龍魔人の長)候補なため、熱心に聞いていた。 「うーん…。難しいなぁ」僕は思わず言葉が出た。「龍神族の事を知らないフリをするのか…」「龍牙…」佐々木が気にかけてくれた。 「俺たちからあっちに行けば良いんじゃないか?」「…何?」それは良いかもしれない!提案したのは佐々木の兄ちゃんだった。「兄ちゃんナイス!」「だろ」「でも…」二人の楽しそうな会話を僕は止めた。「龍
ぷよ羅 さん作 [269] -
龍神族12
僕は、また普通に学校に通っている。 心なしか、あれ以来龍神族が来ない。ターコイズが説得に出たのか、ただ時期を待っているのか。 僕は、空を舞う雪を眺めた。たぶんもう大丈夫だ。そんな気がした。でも、龍魔人のことがまだ残っているのに、新たな問題も出来てしまった。『みなさんご覧ください!あの怪物が街を荒らしたあとです!』 テレビや、新聞に大きく報道されてしまった。幸い僕の姿は映ってないがこんなの
ぷよ羅 さん作 [321] -
龍神族11
…ガ?(…それは出来るのか?)ターコイズは恐る恐る聞いた。僕は、やっぱりと思った。(できる。すぐには無理でも絶対できる。) 龍神族は、人間との共存を心の底では願っていた。 もっとも、ターコイズに言った程度では通じないが、これからたくさん来るであろう、龍神族のひとりひとりを説得していこう。僕は、最後にターコイズに聞いた。(どうやってここに来たんだ?)グォアァァ。(長い歳月を経て、離れていた孤
ぷよ羅 さん作 [235] -
龍神族10
ターコイズの炎の中で、僕は思ったことがある。 大火事の連鎖を止めるだの、ターコイズを説得するだの、そんなものは関係無いということ。だけど、もうダメだ。それを伝えることも出来ない。 と、あきらめかけた、その時。 炎の中で、母さんが見えた。母さんは僕を産んですぐ亡くなったらしい。 そのお母さんがなぜ…?(龍牙。 龍牙いらっしゃい。あなたはまだ死ぬべきではないわ。) 長くふわふわした髪に、
ぷよ羅 さん作 [237] -
龍神族9
「いた!!!!!!!!」 僕はさっそく龍神族を見つけた。 「ターコイズ!!」それは、その龍の名前だった。ターコイズはこちらに気付いた。 ゴアァァ!!!!(お前はリューイガァ!!) 僕は、龍神族での正式名称はリューイガァ。だから龍牙なんだ。 ターコイズは僕に問いかけた。(立派な翼だな。しかしきにくわん。何で人間淘汰に加わらん?) 僕は答えた。(人間は悪くない。龍魔人も悪くない。……でも
ぷよ羅 さん作 [245]