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ぷよ羅 さんの投稿された作品が21件見つかりました。
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龍神族8
父さんが来た時点で覚悟は出来ていた。…今回のことは父さんが仕向けたのか、まったく別の龍神族なのか、わからないけど、僕はひとりじゃない。佐々木がいる。 佐々木はまず、龍魔人の能力、(チームワーク)を使って、古いテだけど、水源地から燃えている家まで、ひとづたいに水を運んだ。 僕は、どこに龍神族がいるか探すことになったけど、佐々木が、「前みたいに翼を出すんだ。出し方が分かれば、必ず力になる。」
ぷよ羅 さん作 [243] -
龍神族7
翌朝、僕は目が覚めたらものすごい物を目にした。 いつかのように――いや、いつかよりひどい――大火事が起こっていた。僕は、携帯を見た。佐々木から、3通も来てる。『おい!!この前と同じ大火事だ!』『起きろ!!寝ている場合じゃないぞ!!』『起きたら、空き地集合!二人で話そう。』 僕は、一面に広がった焼け野原を苦々しくも見ながら空き地に行った。「…昔からお前は遅い!!」 佐々木は前の佐々木に戻っ
ぷよ羅 さん作 [245] -
龍神族6
僕は、佐々木にメールをした。『こんばんは。 君が僕の読んでた本読みたいなんて珍しいね。』…送信。 返事は早かった。『…でしょ。』 自分からメールしておきながら、返事をしなかった。…何かわかるかなと思ったけど…ダメだった。 でも、佐々木が龍魔人なら話は早い。 僕が「半分人間じゃない」と言った時、本能的に僕を龍神族と悟る。匂いで。 龍魔人と龍神族には違う微かな匂いがある。…ん?…そうか!
ぷよ羅 さん作 [247] -
龍神族5
「さ…佐々木!」佐々木は相変わらずの目だった。「その本…。」佐々木は、この本を読みたそうに僕を見た。僕はメモに『龍魔人は、龍神族に勝った』とつけ足し、佐々木に本を渡した。 誰もいない家で、もう一度メモよく見てみた。『龍魔人と龍神族は長い間争っていた。龍魔人は人と共に生き、龍神族は人との共存を避けた。龍神族は人に歯向かうが人に勝てず、人の力を借りた龍魔人が勝ち誇った…。 龍魔人は、龍神族に勝っ
ぷよ羅 さん作 [241] -
龍神族4
『龍魔人』僕はこの本を手にとった。ここは街の図書館。本当は『龍神族』を探したんだけど、これしかなかった。 太古のお話で、冒頭が「キリスト教が生まれる2000年前、かつて支配していた恐竜の化身が生息していた」こんなかんじ。 「龍魔人が、特に優れていたのは、群のチームワークだったと言われている。 龍魔人はその優れたチームワークで敵を仕留め、幼きものから食料を分け与えた。」 「龍魔人…」僕は
ぷよ羅 さん作 [313] -
龍神族
「にっ…人間だよ」僕はそう言った。話したところで、信じてもらえるはずもない。 ……でも。「……でも、半分…人間じゃない…」言い終わらないくらいの時、佐々木は逃げて行った。佐々木にはわかってほしかったな。 僕はベース(基本の姿)が人だから、僕自信、龍神化できるとはおもいもしなかった。 僕は教室で佐々木に声をかけた。少し話をした。 佐々木はいつもと変わらない。普通だった。 けど、目が違
ぷよ羅 さん作 [275] -
懐かしい空2
空を舞う枯れ葉は、私にさみしく秋を告げていた。 私の横には、私の大好きだった、決して届かないと思っていた、憧れの先輩がいる。 廉(れん)先輩とは、思い出の文化祭の話をした。 以前からおとなしい印象を与える廉先輩だけど、さらに大人っぽくなったように感じた。 秋風は遠く、遠く吹いていた。 「恋(れん)は今彼氏とかいんの?」 突然の質問に戸惑いながら、「…いないです」そう答えた。「…俺も。昔
ぷよ羅 さん作 [203] -
龍神族
僕自信、ベース(基本の姿)は人間だったから、龍神化できるとはおもいもしなかった。 「…にっ、人間…だよ」僕はそう言った。だって、説明したところで、わかってもらえるはずもない。 ……でも。「……でも、…半分人間じゃ…ない。」言い終わらないくらいの時、佐々木は逃げて行った。佐々木には理解してほしかった。心のどこかでそう思っていた。 「さっ、佐々木?」僕は、教室で佐々木に声をかけた。――も
ぷよ羅 さん作 [270] -
龍神族2
翌日から僕、龍牙(りゅうが)は友達(?)が増えた。 前日のことがとても不思議だったらしい。 僕は、龍神族と人とのハーフ。そして昨日、僕の父さん(龍神族)がやって来て、街を荒らした。その件はカタがついたけど、明らかにおかしい事もあるんだ。遠く離れた孤島に住む龍神族が、何でここにきたんだろう。 ――…これからもまた、何かが起こりそう…。そんな気がした。 佐々木は、僕の唯一無二の友だったのに
ぷよ羅 さん作 [329] -
龍神族
教室の隅で、僕は授業を受けていた。 僕は龍牙。珍しい名前でしょ。僕は龍神族という、いわゆる龍と人とのハーフで、そのせいかなんとなく友達が少ない。本来龍神族はとある小さな島で生息している。人間と共存なんてもっての他だ。100年に一度、人間淘汰の計画が出る程だ。 …学校が終わって、僕は唯一無二の友、佐々木と帰っていたが、あちこちで火事が起こっていた。僕はやな予感がした。 (龍神族だ!あれは……
ぷよ羅 さん作 [323]