トップページ >> 千里亜実 さんの一覧
千里亜実 さんの投稿された作品が14件見つかりました。
- 1
- 2
-
恋愛戦争?-?
俺は佐藤悠真。高校一年生。実は、俺には気になる娘がいる。那賀間葵。俺より背が少し高い、すごい美人だ。入学式の時に一目惚れをして、今日まで彼女を眺めているわけだ。しかし、入学式の時の俺には、彼女がいた。若林美帆。葵とは正反対の、カワイイ系の女の子。俺は、いくら一目惚れしたとはいえ、美帆を切り捨てる決心がなかった。だって、美帆もカワイイ。でも、「あ…のさ…俺…好きな娘ができちゃ…ったんだ…」中途半端
千里亜実 さん作 [173] -
過去はもう戻らない ―第6章 護衛士!!―
「あ、亜実!大丈夫?」あーずが手を差し伸べてくれた。「ありがと…なんか、ここへきてから調子が悪いというか…」私は立ち上がって椅子(というより、ソファ)に座った。「しかも、ここにきてから随分経ったし、疲れたちゃった」「そうそう」千春が頷く。「なんだか展開が早すぎて、頭がごちゃごちゃ…少し、みんなで整理してみましょ」その言葉で、みんな千春のそばに集まる。「えっと…まず、私がみんなを誘ったのよね。そし
千里亜実 さん作 [205] -
過去はもう戻らない ―第5章 kids・town―
----------------しばらく歩いた。「ねー、いったいどこに行くわけ?」しびれをきらした千春がラニに訊く。「てゆうか、いろいろ訊きたいことがある」「前を見て歩け。大きな建物があるだろう。あれはkids・town。今からそこへ行く」ラニは歩くスピードを少し速めて、平然と言った。前を見ると、確かに建物があった。でも…。その建物と言ったら、すんごく大きい。なんか、日本全国の小・中学校・高校・
千里亜実 さん作 [160] -
せんぷうき-1
ミーンミンミンミーン―。窓の外からアブラゼミの暑苦しい鳴き声が聞こえる。でも、そんなことさえも、風(フウ)には懐かしく思えた。それは―風が高校二年生の時の夏だった。風の双子の兄の颯(ソウ)が、家出をした。颯はよく親とケンカをする。しかし、家出をする前の晩のケンカは今までになく激しかった。風が布団に潜り込んですぐに、父親の怒鳴り声や母親の悲鳴が聞こえ、激しい物音がしたあと、おさまった。気にかかった
千里亜実 さん作 [193] -
過去はもう戻らない ―第4章 救出―
「え…」突然の美少女出現に、みんなビックリ。しかも舞い降りてきたから、なおさら。「おい、お前たち!あそこの陰に避難しろ!」"美少女"が、ベンチを指差して言った。千春が「避難」という言葉にピクッと反応して、「なんか、危険な連中みたいねぇ…とりあえず、指示に従いましょ」私達は「じゃーね!」って感じでそそくさとベンチの陰に隠れた。そのまま、なりゆきを見守る。「ラニ…あんた、生きてたの?」マージが笑顔で
千里亜実 さん作 [225] -
恋愛戦争?-?
あたし、若林美帆。高校一年生。あたしの親友は那賀間葵。葵はスッゴい美女で、頭も良い。なのに、彼氏無し!もったいないなァと思って、朝、ビシッと一言いってやった。そしたら…。「そういう美帆こそ彼氏無しのくせに」とんでもない爆弾をぶつけてきた。あたしには彼氏がいた。佐藤悠真(サトウユウマ)、あたしのクラス・1-Bの一人。葵の隣の席。悠真とは、中1の時に告られて、付き合い始めた。最初は「なんだコイツ」と
千里亜実 さん作 [195] -
恋愛戦争?-?
那賀間 葵(ナカマアオイ)、15歳。高校一年生。成績校内トップ。容姿端麗。彼氏無し。「…はぁ」私の友―若林 美帆(ワカバヤシミホ)に、「私ってどんなイメージ?」と訊いた。その答えが上のとおり。「あんたさぁ、一生彼氏無しで過ごすん?なんもせんでも男がよってくるんよ?チャンスはこれもんやわ」美帆がそういって大きくカーブを描く。「そんな言われても…いい男がおらんから…少なくともこのクラスはなぁ…」「
千里亜実 さん作 [213] -
過去はもう戻らない ―第3章 美少女―
「じゃ、逆に質問。私達がここに墜ちたのはいつだった?」「それは…深夜だろ」竜二は少し驚いている。まぁ、さっきまでテンパってた千春が推理を始めたんだから、当然の反応かな。「で、今この街は、深夜でしょうか?昼間でしょうか?」千春がさらに続ける。「あ…」ぽっつりが呟いた。「つまり、時差があるのか?」千春は「よくできました」って感じでぽっつりを見ると、「そ。つまり、時差があるから、ここは外国ってわけ!」
千里亜実 さん作 [204] -
過去はもう戻らない ―第2章 墜ちた先は―
「だめだ」ただ一人、ドクタだけが反論した。「なんで!これ以外に何の方法があるって言うの?」千春は自分の考えを押し通す。「…ここは、圏外なんだ」「…!?」千春はびっくりして、自分の携帯を見た(と思う。千春の顔は見えないけど、携帯の光が見えた)。確かに、ここは圏外だった。でも、私は圏外だったことより、ドクタのことのほうが衝撃的だった。この穴に入る前もそうだったけど、なぜか初めて見たはずのこの穴に、ド
千里亜実 さん作 [201] -
過去はもう戻らない ―第1章 暗闇の中―
「竜二は…竜二はどこ?」あーずは震えが止まらない。「そんなこと…」千春まで気弱な声になってる。自分が誘ったから、責任感があるのかもしれない。「墜ちたんだ」え?と、あーずが振り向く。「墜ちたんだよ、穴の中に。そして穴は…」静かに、ドクタが続ける。「広がる」ドクタが言うが早いか、黒い穴はじわじわと広がり始めた。「…入ろう」言ったのはぽっつりだった。「竜二が…あいつがどうなっているかはわかんねぇけど、
千里亜実 さん作 [243]
- 1
- 2