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ニャオ さんの投稿された作品が53件見つかりました。

 
  • 消えない過去第41話

    接客はたいへんな仕事だ。へとへとになり、さらに今日はお酒も飲んだのでふらふらだ。もともと俺は酒が強くはない。もうすぐにでも帰って寝たい気分だ。しかしいつものように店の後片付けをしなくてはいけない。片付けも終わり真樹と店を出た。店をでるとすっかり夜も明けて、空が明るかった。カラスが生ごみをあさっている。二人で駅に向かうとすれ違う人は、出勤途中の会社員ばかりだ。俺も、いよいよ夜の人間になったのだな〜
    ニャオ さん作 [243]
  • 消えない過去第40話

    次に赤坂の席に着いた。赤坂はこの客と同伴したらしく、最初からこの席に座っていた。城もすぐに席についた。城は俺のことをお客と赤坂に紹介してくれた。赤坂はやさしそうな落ち着いた感じのホストだ。向こうからいろいろ質問してくれるので俺も話すことができて助かった。なんとなく店の中の空気が変わった気がした。挨拶がとびかっている。梶が出勤してきた。こんな早くの出勤はめずらしいようだ。客と同伴してきたので城が目
    ニャオ さん作 [333]
  • 消えない過去第39話

    何も話せない。かといって逃げ出すわけにも行かず、愛想笑いをして客の水割りを作るのが精一杯だ。「ちょっと〜タバコ」見るとタバコをくわえていた。客がタバコを吸いそうなら火をつけるように聞いていたが慣れていないからタイミングよくつけることができない。百円ライターでつけようとしたら息で消されてしまった。何回つけようとしても消す。何が言いたいのだ、この女はと思っていると、「百円ライターなんかでつけたらタバ
    ニャオ さん作 [269]
  • 消えない過去第38話

    お客の水割りを作り、指名者である城の飲み物も作った。俺達も飲んでいいからと言われたので、自分で水割りを作った。自分が飲む時は、必ず指名者かお客に許可をとってから飲むようにと言われた。乾杯をして飲み始めたいいが、何を話していいかわからない。俺と真樹はだまって二人の会話を聞いているだけしかなかった。タバコも吸っていいらしい。ただタバコはつけてもすぐに次の席のヘルプで席を立ったりするので一吸いしては、
    ニャオ さん作 [267]
  • 消えない過去第37話

    グループの中でも梶と赤坂の派閥に分かれていた。梶に相原、赤坂に城が付いている。三条はどちらにも付かず二人の間に位置しているらしい。俺と真樹はどちらとも決めないで全員のヘルプをするように言われた。その日から席にヘルプで座るように言われた。いつものように灰皿や料理を運んでいると内勤の主任から声をかけられた。ヘルプの仕事が入ったから水割りセットを持ってテーブルに行くように指示された。他の新人達はうらや
    ニャオ さん作 [284]
  • 消えない過去第36話

    毎日単調な仕事内容。それでも真樹と俺は、くじけることなく毎日出勤した。一週間位した頃、あのアリスの指名者、ナンバー1グループ内のホストの一人が、俺達二人を待機していた自分の席に呼んだ。城という先輩だ。お互い自己紹介をしてからグループの説明を受けた。グループ内には?1と?2がいるらしく、ヘルプとして俺達のグループに入るかどうかを聞いてきた。グループには?1の梶と?2の赤坂、あと三条、相原、城の五人
    ニャオ さん作 [305]
  • 消えない過去第35話

    その後も、何をしていいかわからないで立っていると、内勤の主任に仕事を与えられた。 灰皿洗いだ。後は出来上がった料理をテーブルまで運ぶこと。ホストなのにまるでウェイターのようだ。喫茶店のバイト時代を思い出す。現実は甘くない。後、電話番だ。これがたいへんだ。店に何台もある電話に、ひっきりなしにかかってくる。いろんなホスト宛にかかってくるのだが、名前と顔がわからない俺は電話に出ても呼びにいけない。内勤
    ニャオ さん作 [263]
  • 消えない過去34

    一人また一人とホストが出勤してくる。俺たちがアリスに紹介されたグループのホスト達は、まだ誰も来ない。すると太った貫禄のある男が俺たちに近づいてきた。簡単に面接をするという。店長だと聞かされた。最初にあった内勤の男も紹介され、その男は専務だった。俺たちは面接も何もしないで店にきて、いきなり準備をやらされていた。面接も無く働くことに決まっていたのも変な話だった。しかし店長いわく、ここはホスト達の個人
    ニャオ さん作 [262]
  • 消えない過去33

    俺達は言われた通りそのホストに近づき、挨拶をした。見るからにさえない、暗い感じのホストだ。さっきの男から言われたことを伝えると「じゃ俺のやるとおり見ながらやって」とぶっきらぼうに言う。テーブルにクロスをはりキャンドルを置く。そしてコースターを置きその上にグラスをセットする。俺と一樹は見おう見まねで順番に各テーブルを移動していった。先輩ホストに、新人は最初に店の準備からするのだと教わった。まあそれ
    ニャオ さん作 [249]
  • 消えない過去32ホスト初日

    俺は一樹と一緒にホストクラブ、初出勤だ。俺はあくびばかりしていた。一樹もそうだ。昨日から緊張してあまり眠れなかったのだ。一樹もきっとそうなのだろう。店に夜中12時の開店一時間前に来いとのことだったので、10時半にコマ劇場の前で一樹と待ち合わせをして店に向かった。お互いに慣れないスーツ姿を見て、ふざけてつついたりして冷やかした。店名というか源氏名を考えるようにと言われていたので、いくつか考えてきた
    ニャオ さん作 [290]
 

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