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ニャオ さんの投稿された作品が53件見つかりました。
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消えない過去30。ホストNo.1
こいつもヘルプなのかな?と見ていたら、向こうもこいつらは何者だっていう感じの目付きで見ていた。ちょうどダンスからアリスが戻ってきた。アリスの顔がぱっと華やいだ。それを見て指名しているホストだとわかった。乾杯をして、たわいもない話をしていたとき、突然アリスが言った。「この二人がホストになりたいっていうからグループに入れてあげてよ」と。いきなり何を言い出すのかとあせった。確かに前にホストはやってみた
ニャオ さん作 [355] -
消えない過去29
一瞬たじろいだが、アリスがつかつかと入っていくので俺達もあわてて付いて入った。なんときらびやかな世界なのだろう。中はすこし照明がおちて暗いが装飾がキラキラと輝いてまぶしい。席に案内されて、そこにはアリスと書かれたボトルが置いてあった。俺と一樹は緊張しながらアリスと並んで座り、周りを見渡した。音楽とダンス、あわただしく動き回るホスト達。みんな大人に見えて、自分がここにいるのが場違いに思えてはずかし
ニャオ さん作 [270] -
消えない過去28
喫茶店でアリスと食事をしてしばらくしてからそろそろ行こうかと言う。いろいろと、ホストクラブの話をしてくれた。今回はまとも?な女性相手のクラブのようだ。アリスの指名するホストは自由出勤だから出勤が遅いらしい。もう3時を過ぎていただろうか。夜中12時から5時くらいの営業だと聞いていたから、この時間に店にきても店にいる時間が少ないはず。それで仕事したことになるのかと、疑問に思った。それで給料が百万以上
ニャオ さん作 [286] -
消えない過去27
店長に呼ばれて席に着いた男が、30分くらいすると客といっしょに外へ出て行くのだ。最初は訳がわからずその様子をみていたが、一緒に来た友人と小声で話し確信した。どうやらここはゲイバーらしい。男が男を買う場所。いわゆる売りせんだ。新宿二丁目。上京したばかりの俺にはこの土地はどういう場所なのか知るはずもない。二人でなんとしても逃げ出さなくては、と話し合った。そんな時、店長からあそこの席から指名が入ったと
ニャオ さん作 [313] -
消えない過去26・ホスト?
アリスがまたいつものように店に来ていた。俺に今日は何時に店をあがるのか聞いてきた。終わったらお茶しようと言う。一瞬喜んだ俺だが一樹もいっしょに来いと言う。がっくりだ。夜中0時に仕事を終えて、一樹といっしょに待ち合わせの喫茶店へ向かった。喫茶店に入るとクラブの女らしき人がたくさんいたが、ひときわ目立つ女が手をふっている。どんな男がきたのかと俺達に視線が集まった。まんざら悪い気がせず、優越感がこみ上
ニャオ さん作 [381] -
消えない過去25
アリスの男は歌舞伎のホストクラブで働いているナンバー1の男だ。アリスは毎月の稼ぎを飲み代と住まいとして利用しているホテル代でほとんどなくなると言う。今はここの稼ぎだけではダーリンの店にも行けず早くソープに戻らないと捨てられてしまうよ、と言うのだ。俺はそれを聞いて何回も騙されていると言うが、アリスは全く聞く耳を持たなかった。住まいのホテルには、たまに彼が泊まりに来ると言う。俺の出る幕はなさそうなの
ニャオ さん作 [303] -
消えない過去24
店は女の入れ替わりが激しい。トルコ風呂の女も何人かきている。今で言うソープランドだ。客から病気をもらい治療中で仕事ができなくなったらしい。日銭がないと生活が苦しいらしくここに短期でバイトにきている。ここなら女のあそこをつかわなくても十分稼げるということだ。ソープランドで稼ぐより収入は半分にも満たないといってはいるがそれでも俺たちの何倍も稼いでいる。その中でも一番仲のいい女がアリスだ。顔が外人のよ
ニャオ さん作 [332] -
消えない過去23
そして同じ日に店の店長も売り上げを持ち逃げし姿を消した。もしかして・・・めぐみと?めぐみの部屋へ合鍵を持って見に行くと衣類だけがなく、あとはすべて置き去りのままだ。俺はショックだった。そして不思議に思った。店長は何故そんなたいした金額でもない売り上げで危険を冒してまで持ち逃げしたのか。店のバックには組織がついているというのに。もともと女癖は悪く若い女に金をつぎこんでいる話はよく聞いた。よく店に遊
ニャオ さん作 [347] -
消えない過去22
めぐみとの同棲生活が続く。もちろん俺は手を出していない。店の女は経営者にとって大事な商品であり、従業員は絶対に手を出してはいけないという規則があった。ばれたら俺の身が心配だ。このとき俺は女を抱くのを我慢するという忍耐というものを覚えた。正直つらい毎日を過ごした。俺の性欲はナンパした女達がいたからそこで満たしていた。何日も一緒に寝ていながら肉体関係がないとタイミングを失ったような感じになり、めぐみ
ニャオ さん作 [388] -
消えない過去21
やっと店が新しくオープンすることになった。俺は次に何がこようとも、驚きはしなかった。次に始めるものはノーパン喫茶だ。オーナーに呼ばれて店に行くと、すでに改装が終わりつつあった。床から壁から鏡だらけで、奥には個室がいくつか作られていた。男性従業員は募集する必要もなく、女性だけ募集されていた。俺もこの頃には、面接も任されるまでになっていた。面接をして、俺好みの女だけを選んだのは言うまでもない。店の中
ニャオ さん作 [381]