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Y さんの投稿された作品が15件見つかりました。
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〜僕と公園〜すりー
隆太はピクナーと喧嘩をした次の日も公園に行った。今さら公園に行かないのもなんだし、ピクナーに謝ろうと思っていた。 いつものようにブランコに座る。遊んでいる子供、日陰で立ち話をしている親、そよそよと揺らぐ木々の葉。いつもの風景だ。しかし、ピクナーがいない。いつもなら、ブランコに座っていれば勝手に寄って来るはずなのに……。 ピクナー、昨日の夜の事で怒っちゃったのかな。もう、来てくれないのかな。 心
ゆきンこ さん作 [336] -
〜僕と公園〜すりーの前に
ピクナーは公園の木の枝の上に寝そべっていた。 ちょい言い過ぎたかな。 隆太の強張った顔を思い出す。 どうしてあの時あんな辛い事を言ってしまったのだろう。どうして一緒に考えてやらなかったんだろう。隆太は大切な人なのに。あんな顔を見たのは初めてだった。今までたとえ驚いた時でもいつも穏やかな顔しかしなかった。7年間見てきたというのに……。 俺は何にも分かってないじゃないか。 隆太が初めてピクナーを見
ゆきンこ さん作 [369] -
〜僕と公園〜つー
公園がなくなると聞いてから、隆太は頭が痛くなるほど考えた。 市役所から公園を守るにはどうしたらいいんだろう。 人生でこんなに頭を使った事はあるだろうか、と思う程本気で考えた。地道なものでもいい。隆太は面倒臭がりだけれど、この際どんなに面倒でもやりとげてみせる。そう固く決意をする程、公園が好きだった。「あなた、隆太が考え事をしてるみたい」「ほう、珍しいな。好きな女の子でもできたんじゃないか?年頃
ゆきンこ さん作 [391] -
〜僕と公園〜
隆太はいつも公園のブランコに座っていた。この公園は三歳の時から今、中一になるまで毎日欠かさず散歩に来ていた公園だ。 今日も座っていた。いつもと変わらない公園。滑り台があって、砂場があって……ただ、今は台風が近づいていたから、木々が激しくざわめいていた。「風が強くなってきたわ。帰りましょう、キョウくん」 母親が小さな子供の手を引いている。隆太は動く気にもならず、そこに座りっぱなしだった。「え〜、
ゆきンこ さん作 [446] -
〜僕なりに〜
智也は自分なりに頑張っていた。学校でのイジメに堪えて、中学受験のために勉強もきちんとしていた。なのに、なのに…。「あんた、まだ泣いてんの?いい加減にしいや」 辛くて部屋で泣いていたら、母や父に怒鳴られた。自分を分かってくれる人はいないんか、と思った。この状況から救い出してくれる人はおらんねんや、と心を塞いだ。 日々暗くなってゆく智也を両親は咎めた。「あんた暗いで。しっかりしいや、ほんま」 智也
ゆきンこ さん作 [481]
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