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奈月 巴歌さんの投稿された作品が21件見つかりました。
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ごぉすと・えんど・らぶ。
何度、君は何度僕の名を呼んでくれるだろう何度、君は何度僕の指先はこんなにも冷たいいつだって意識は君へ君の意識は僕へやがてそれは薄れてしまうんだろうけど君を守れない腕なんていらないから僕はもう逝くよ怖くないといえばそれは嘘になるけど君が思い出す度僕はそこにいる世界の果ては一体どんな所なんだろう確かに君を愛していたそれだけで幸せだったさ今はここで気長に後何十年先に君が来るのを待ってる
奈月 巴歌さん作 [355] -
恋の短編〜?とある幽霊の話〜
いやぁ、今日は特別暑いですねこんな夏は涼しいので夜の散歩が一番なんですよ見える方には悲鳴をあげられたりするんです僕たちは元は人間だった訳ですから悲鳴を上げられるのは少し複雑なんですがねえ?僕は何故ここにいるのか?それが笑い話なんですがね大切な人に会いに行く途中事故に巻き込まれたんですよ…ですが、もう心残りはありません彼女は僕のために泣いてくれていましたそんな彼女にたった今泣かないで下さいとどうか僕
奈月 巴歌さん作 [365] -
世界をたずさえて。
西暦、3654年−−。人類は発展の一途を辿っていた。しかし、同時に人間の支配権は人間ではなくなっていった。…僕の名前は天城 ヒカル(あまぎ ひかる)。電脳都市メガ・トーキョーの市立高校に通う高校一年生だ。友達もそれなりに多いし、成績も上位の方、恋愛とかは…そんなに縁がないが…。それでも人並みに平均的な日常を送っている。けれど、僕はそんな日常に疑問を抱いている。何故なら……「おい、ヒカル!!俺今度、
奈月 巴歌さん作 [361] -
…わけでもなく。
別に、世界旅行がしたいわけでもなく。新しい靴が欲しいわけでもなく。胸が踊るような冒険がしたいわけでもなく。星が見たいわけでもなく。冷蔵庫のプリンが食べたいわけでもなく。僕はただ、君の傍にいたい。要するにそれが一番幸せ、ってこと。
奈月 巴歌さん作 [369] -
何度も君を愛してる
好きだよって言って幼い恋を語って君の唇から零れる言葉は僕の耳を心地良くくすぐる春先はまだ少し寒いけれど指先から穏やかな温もりあったかすぎて、どうしよう顔が真っ赤です舞い降りてくるピンクの雨に君は大はしゃぎテレた僕はそっちのけでさ全くそんな君が大好きで大好きなんだけどね恥ずかしいから内緒にしよう何考えてるの?なんて微笑む君の口をそっと塞いでみたりしてまた僕は君を好きになるんだろうな君のほんの些細な仕
奈月 巴歌さん作 [428] -
風船とソラ
丸い優しい其れはね一瞬で飛んでいったのあたしが少し手を離したからふわふわ飛んでいったのまるで天使みたいに随分近くで見る空は随分綺麗でしょう?随分近くで見る雲は随分柔らかいでしょう?必死で手を伸ばすけれど貴方を失いたくなくてね一生懸命手を伸ばすけれどだめなの届かない所に貴方はいってしまったのね何の別れも告げずにただ手の中に微かな温もりだけを残してそれなのにね空はこんなにも輝いているの貴方が今いるそこ
奈月 巴歌さん作 [413] -
ロストマイメモリー
ひらひらと舞う花弁のように君の記憶からも僕は儚く散って行くのかな知らず知らずの内に大人になっていくんだね君も僕も一緒に行った店一緒に見たあの空一緒に語った夢まだ君は覚えてるかな?いつの間にか随分口数も減ったねいつの間にか余り遊ばなくなったねどうしてだろう「ずっと友達だ」って笑い合ったずっと明日を共にすると信じていた君と過ごした大切な日々を決して忘れた訳じゃないよだけど、だけどね幾万の出逢いの中で君
奈月 巴歌さん作 [486] -
桜に言ったさようなら。
貴方は退屈ねずっと同じ所で移りゆく景色を眺めてるだけなんでしょう?誰かに好かれる訳じゃなく特に嫌われる訳もなく淡々とこの世界を見上げ見下しているのでしょう?風は貴方に何て言って走り去るの雨は貴方をどんな風に抱きしめるの貴方から見た私はどれほどちっぽけなんでしょうどれほどの人間なんでしょう幾つ別れを見てきたの?幾つ出会いがあったの?貴方に話かけるような変わり者は他にいたかしら私も今日でこことサヨナラ
奈月 巴歌さん作 [429] -
君へサヨナラ。
ありふれた毎日がずっと続くと信じていた見慣れたこの景色がもう見られないなんて不思議だね不安定な未来を夢見ては不確かな明日を手繰り寄せて少しづつ解けていく君と過ごした日常大人になるって事は別れの痛みを一つ知る事なのかなそんな儚い時間の中で僕は君に何を残せたのかな忘れないよ君が僕に教えてくれた事全部ありがとういつか君が思い出に消えても同じ明日を歩く事は願っても出来ないから僕は君がどうか幸せになるように
奈月 巴歌さん作 [365] -
timeout now
人が過去に追いすがるのはもう二度と戻れないから少しずつ忘れていくような小さな日常を必死で繋ぎ止めようとする私はまだ子供?優しい風がそっと何かを奪い取ってすり抜けていくそれを横目で見てたのはきっとこんな日がずっと続くと信じていたから新しい物を拾う度もう要らないわ、なんて大切だった筈の物を捨てるのそれが出会いと別れなら私は幾つそれを知ったかしら今隣で笑い合っている大切な君さえもいつか時間に溶けていくの
奈月 巴歌さん作 [433]