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きんこー さんの投稿された作品が4件見つかりました。
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あなたのために?
オーナーも寒そうに来て、僕等は席に通された。僕は彼女がなんとなく気になり、いつもの自分が自分らしくないのも分かっていた。男だったらこんな時カッコつけようか素の自分を出してオールスターとわいわいやろうか、気持ちは葛藤していた。白い肌と、どことなく加藤あい似の彼女の肩に中年男の手が乗っていて、彼女を落とそう、として歌っているバラードがやけに僕をムカつかせた。僕は仕事上、人の髪型も見るが一番よく見るの
きんこー さん作 [125] -
あなたのために?
頭の痛い話が終わり、いつものスナックへ向かう。所々に黒いスーツを着たキャッチが声をかけてくる。空は暗く酔いがさめそうな程の寒さだった。オーナーは知り合いがいたのだろう「ママの店に先に行っててくれ」と言い、僕は一人細い階段を登り、二階のスナックへ向かう。「こんばんは〜」本当は疲れていてテンションが低い自分に鞭をうち、作り笑いそしてもう一度テンションを上げる。「いらっしゃ〜い」いつもの不思議なメンバ
きんこー さん作 [111] -
あなたのために?
誘われても滅多に行かない僕だったが、いつも断る事が多かったので悪いと思いしょうがなく行く事にした。スナックと言っても想像するような華やかな所ではなく、家族で経営している笑いの絶えないほのぼのする所だった。いつもママの家族と中国人二人、五十歳位のお姉様?だいたいこんな感じのオールスターメンバー。たまにはうちの店にも来てくれる大切なお客様でした。その日は今でも覚えているが、三年前二月の最後の日だった
きんこー さん作 [291] -
あなたのために。
僕がこれからの事、これまでの事、話した人は家族ではなく尊敬する先輩、一人しかいない。この人に会わなければ今の自分はいないし今の仕事や人を尊敬する心、相手を思いやる心、全て学べなかったと思う。僕は余り書くのは苦手だけど今、ここに僕の全てを書く事、沢山の夢と思い出を綴っていきたいと思います。僕は27歳の美容師。三人の小さい店だが店長を任されている。カッコ良くも無いがカリスマでもない。今は、美容師と言
きんこー さん作 [179]
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