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黒谷碎 さんの投稿された作品が27件見つかりました。
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ミス・ディナイワールド
無音と化した世界で君の行く末など誰も知らない考えたって溢れ出てくるのは理想ばかりだから誰かの余裕なんか見たくもない知りたくもない仇になると思い知らせてやりたいのからこんな世界の矛盾に刃向かいもせずに人は求める思い耽ってばかりのその栄光だけを1人輝けば、また1人落ち込んでゆく何もかも否定された世界何も感じないほど人は無頓着な存在だそうして生き延びた
黒谷碎 さん作 [142] -
Cycling
重なり合う朝の光に触れて今、街を眺めている見知らぬ建物が木々を揺さぶりむかし失った景色を思い起こした帰る気はあまりない何も考えずに走ったらそんな答えに辿り着いた最近ではもう想いを気にしなくなって無我夢中に限界だけを追い求めていたこんな時代が終わったことも知らずに理想の中をただ生き延びていた
黒谷碎 さん作 [166] -
全てを失う
街に突き刺さる青空の風無人の道を吹き抜け誰とも知らぬ階段へ夜の学校のようにピアノが囁くもう、月は消え去った光りなき場所を恐れ動くこともできずただうつ伏せになっていたそのまま夜は明けたけれども誰もいないこれから何が始まるのだろうかただ1人取り残されてもうどこでもいいから叫びたいこの夜から救ってくれと悪いのは僕だったよ
黒谷碎 さん作 [145] -
夢を見過ぎた少年
少しだけ開いたドアの向こう側に変わり映えのない日常があったとしてそれが何になるのだろうただ捨てきれぬ未来に追いつけないと手短に証明されただけのことで明け方の公園前冷めた日々にため息をつけば白模様の雪解け水なんかも寂しく見えてしまうもしかするとってたまに思うけど記憶が流れ行く雲を呼び止めているだけさ寒空の下は手厳しい奇跡ばかり起きるはずがなくて逆にそうだとすれば僕は恨まれるだけかもしれないひとつく
黒谷碎 さん作 [225] -
ブルー
夕日を背にして世界を渡り歩くけど何人が崖から落ちて夢を嫌ったろう?いくつもの雲が浮いては消え後先考えず、気がつけば迷い込んでゆく真夜中にドアを開けて見知らぬ場所に行って座り込んだそれでも街の光が割れたグラスのようにこぼれ落ちる東風が追いかけてくる荒れた海を旅して絶え間なく 絶え間なく
黒谷碎 さん作 [130] -
喜望峰へ
空色がおかしな時代に現実を思い起こしたってそれは空想かもしれない僕の目の前にあったのはただ流される海風だった終わりと共に夕陽が沈んだけどどうすることが勝ちなのかは忘れた本気になれたならいい口笛は波にかき消されて一度は見失った今なら打ち勝てるそうやって思い込んだどんな乗り物でもたどり着いてみせよう大陸の果て、喜望峰へ
黒谷碎 さん作 [130] -
ビリオン・ゲーム
生まれた瞬間願っていたことなどない記憶と同じく書き並べてゆくしかないこれから考えることだ何もかも否定してストップしてくれたはいいが今頃ルール変更なんてカッコ悪いこと言えない地道に成功するかそれとも行き場を失うかいや、賭けに出るかまだ時間はある革命軍を派遣しようか?それにしても本当にこの場が全てなのだろうか?4万の地上はもっともっと苦しくて悩んで逆転だって果てしない生き様次第じゃなくて王を超えられ
黒谷碎 さん作 [209] -
笑って終わろう
やたらと切ない後ろ行きの電車から見下ろした街中が別れを決めつけた扉の外へ置いてきた悲しみと言われた物がふいに窓へ映るから冷たい雨が降り始めた壁に縋って、声を顰めてアルバムを取り出した開きやすくなったページをまた開けてさ笑って終わろう
黒谷碎 さん作 [342] -
ハテシナク
目立ちたがりの有能人種が喚いているそんな奴はほっといて自らの旅を背負って行こう何やっても否定されるがそれなら教えてくれ逃げ道というものやらを未来ほど曖昧な言葉は見つからないだけどいつも求めている・・・それでいいかな全てはハテシナイ歪な感動かもしれないけれどきっと出口はあるさこの先ハテシナク投げ出したくなる時もあるさ・・・何かを伝えたい、越えたいそうじゃなかったか?
黒谷碎 さん作 [154] -
グランダー
望んでもないような物を見せつけられて僕は思わず部屋を飛び出した古代の海や空なんかもこんな冒険的だったろうか?10年前に船出したカモメを見てごらんよ 幼いぶんだけ幸せそうだったそんな世界での別れは考えたくないほど切ないはずさこの星で一番深い傷があったとしてそこにはどんな橋が架けられるだろうか?でも絶壁ばかりじゃ生きる意味がないもうどうなったっていいから世界に夜明けを見せたい
黒谷碎 さん作 [185]