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るー6 さんの投稿された作品が90件見つかりました。

 
  • キャッチボール 第45話

    2時間後…「ちょっと出かけてくるか。」扉を開けて外に出た龍吾。そこには、「このくらいの時期が丁度いい。」「え?」まさか…あの時オレが殴った奴…驚いていると龍吾は少年に腕をつかまれ、腹に蹴りを入れられた。「何だよお前ら。」「よくオレたちを殴ってくれたね。」「……!」「忘れてたんだろ?」「い…いや…」あの事件は、みーくんと深い関わりのある事件。今の龍吾では何も言えなかった。みーくんと絶交した龍吾は、
    るー6 さん作 [346]
  • キャッチボール 第44話〜揺れる友情〜

    陽太はこの1年で実は龍吾の携帯の電話番号とメールアドレスを交換していた。行こう。陽太は決意をした。「じゃあね。」「じゃあね。みーくん。」陽太はみーくんと別れるとすぐ携帯を開いた。そして龍吾に…『ちょっと、石田中で待ってて。』とメールした。石田中前。中学3年になった龍吾は、背もぐんと伸び、体つきもしっかりしてきた。「どうした陽太?」陽太と待ち合わせをした龍吾は、家へと誘った。「おじゃまします。」「
    るー6 さん作 [341]
  • キャッチボール 第43話〜別々に〜

    今日から、龍吾とはお別れだ。あの楽しい日々はもう忘れたいと思っていた。あれから1年余りが経った。2月13日。あれからというもの、龍吾からの連絡は一切なくなった。「いってきます。」仏壇の前で手を合わせた僕は、学校へ行く。「お父さん。行ってくるね。」「あぁ。」僕の家の様子は1年余りで大きく変わった。お母さんは半年前、不幸にも交通事故でこの世を去った。なので、父が僕と一緒に暮らしてくれることになった。
    るー6 さん作 [350]
  • キャッチボール 第42話

    陽太は行ってしまった。みんな意地悪だ…。「オレ…」待ち合わせの時間まで、あと15分。龍吾は諦めなかった。みーくんと話をする。そう決めた。期待と不安が交錯する。午前8時。約束の時間。ついに来た。この時が。前方からみーくんがやってきた。「…おはよう。」龍吾はなんとか声を出す。「…おはよう」しばらく沈黙が続いた。「昨日はどうだ?よく寝られた?」「そんなことはどうでもいいんだ。」「……」「でも、龍吾の気
    るー6 さん作 [330]
  • キャッチボール 第41話〜決心〜

    なぜ陽太が待っているのか。誰も知らない。「ここで…きっぱりと…」陽太は何かを決心したようだ。30分後、人の気配を感じた。龍吾だ。陽太は、龍吾の早く来る性格を利用して、この時を待っていたのだ。「龍吾…。」「どうした陽太。こんな朝早くに。」すると陽太は重い口を開いた。「みーくんと…もう関わらないでくれる?」その言葉に龍吾は唖然とした。不幸が 重なっていく。「えっ…オレが…?」「そう。みーくんはね。
    るー6 さん作 [342]
  • キャッチボール 第40話

    怒りの矛先は、健也に向けられた。「オレが言うのもおかしいけど、健也。みーくんに謝れよ」「…おまえに言われたくねぇよ。お前は、友達のことをすぐ殴る。オレもなんかお前のこと信じらんねぇよ。」その言葉が龍吾の逆鱗に触れた。「…お前が今やることは何だ?」「……。」「謝ることだろうが。」「……。」「お前がみーくんにあんなこと言うからいけないんだろ。健也にも悪いことがあるってみんな思ってるはずだ。」みんな黙
    るー6 さん作 [341]
  • キャッチボール 第39話〜友達を信じる〜

    夜、健也が突然話した。「オレは、薬の会話を聞いた後、駆け足で戻って、みんなに事情を説明したろ?あっ。陽太にはしてないけど。」健也が話しても誰も黙ったままだ。相当緊迫した空気だ。するとテントから龍吾が出てきた。みんなが息を呑む。僕に一歩一歩と近づいていく。みんなはその光景を見守る。龍吾は「気付いてやれず、ごめんなさい。」僕は下を向く。「オレ、ついみーくんがドラッグやってるのかと思って殴った。だけど
    るー6 さん作 [333]
  • キャッチボール 第38話〜真相〜

    あの時の優しい龍吾はもう居ない。まるで鬼のような目をしていた。「こんな奴はもう…友達じゃない。オレは…みーくんのこと…信じてたのに。」手をパンパンとはたき、テントの中に入っていった龍吾。「やりすぎだよ…」桜はこの光景を見て、涙を止めることはできなかった。「龍吾!」明美の声も虚しく、女子2人もそれぞれのテントへ入っていった。「陽太、みーくんの何を知ってるんだよ?」健也が陽太に迫る。「あれは…ヤクじ
    るー6 さん作 [346]
  • キャッチボール 第37話〜信じてたのに〜

    僕が帰ってきた頃には既にみんな思い思いの時間を過ごしていた。健也たちは川遊び、明美と桜は昼寝していた。「暑かったでしょ。おかえり。」明美がそう言ってくれた。川遊びをしていた2人も「おかえりみーくん。陽太。」と出迎えてくれた。夕食はキャンプ恒例バーベキューだ。やっぱり自然のなかで食べるのは何でも最高だった。「うめぇなみーくん。」「龍吾のおいしそうじゃん。」「あげ…ない…からな。」盛り上がったバーベ
    るー6 さん作 [332]
  • キャッチボール 第36話 〜暗雲〜

    そのころ、健也と龍吾は、「どっちが早く泳げるか勝負だ。」「受けて立つ。」健也の挑発にすぐ乗ってしまった。そして泳ごうとした時、明美と桜が、「陽太くんと岬くん。忘れ物したから、駐車場に行くって。」「そうか。心配いらねぇな。あいつがいるなら。」龍吾はあまり気にしてなかった。それより健也との真剣勝負に力を入れていた。その話を聞いた後、龍吾は死に物狂いで泳いだ。それで、健也の姿を見失った。「あれ、健也は
    るー6 さん作 [349]
 
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