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るー6 さんの投稿された作品が90件見つかりました。

 
  • キャッチボール 第35話

    かなり車も多く、キャンプ場も混雑しているようだ。「お母さん。」「どうしたの岬。」「そろそろ休憩しよう。」「そうね。何処か場所を…」そして僕は代表してみんなに言った。「そろそろ休憩しよう。」「あぁ。」健也が頷いた。「そこなんかどう?」明美が指差した場所は、わりと空いているドライブインだった。「そうだね。そこにしよう。」ドライブインに車を止めると、僕以外全員がトイレへと向かい始めた。座ったままの僕の
    るー6 さん作 [395]
  • キャッチボール 第34話

    車内では、さっそく自己紹介が始まった。「オレは龍吾。野球部でピッチャーやってます!好きな女の子のタイプは…やっぱかわいい子かな?」どっと笑いが起こる。龍吾の新たな一面が見えた。「オレは、龍吾のダチの健也。3番バッターやってます!けっこうキャンプとか好きだから、困ったときはすぐ聞いてください。」龍吾の友達の笹川健也は坊主のまさに野球少年って奴だ。すると僕に「オレ健也。よろしくな」「よろしく。」きっ
    るー6 さん作 [398]
  • キャッチボール 第33話

    「それより姉ちゃん。」龍吾は廊下をむいて合図した。僕はそれに反応して歩きだす。扉をあけ、ゆっくりと入る。「ご無沙汰してます。」「あっ…岬くん…。」姉さんは驚いた様子だ。「久しぶりです。」「みーくんも、心配して来てくれたんだ。」「ありがとね。岬くん。」「いえ。それより、大丈夫ですか?」「ええ。おかげさまで。」すると龍吾が「2週間後。」龍吾は下を向いている。「何?2週間後。」龍吾は笑っていた。「キャ
    るー6 さん作 [393]
  • 学園サバイバル? START

    私立相川学園高等学校。高野大介はいつものように英語の授業を受けていた。受けていたというより、居るだけ。大介はしっかり睡眠をとっていた。その時だった。学校に閃光が走った。まぶしい…「ん…。」大介は起き上がった。「…え?」早くも教室内の異変を感じた。「うそだろ…」生臭い死臭。焼け焦げた死体。まるで原子爆弾でも落ちたかの様に。「マジかよ…!」すると、何人かむくっと起き上がった。大介はハッとする。どうや
    るー6 さん作 [561]
  • キャッチボール 第32話

    7月19日。携帯がなった。「電話?タカからだ…。」タカとは、同じクラスの坂井孝明のことだ。僕は電話に出た。「もしもし?」「みーくん?」あまり喋ったことのない人から電話が掛かってくるということは…「まず、オレがみーくんの悪口を言った。ごめん。すまない。」「悪口?」「ごめん。」まさか本人から謝ってくるなんて…「大丈夫。気にしてないから。」と自分に嘘をついて、その場しのぎをしようと電話を切ろうとした。
    るー6 さん作 [392]
  • キャッチボール 第31話

    「よっ。」あまりにも軽いノリだったので、僕は「よっ!じゃないよ!龍吾のせいでこっちも巻き込まれることになったんだぞ!」龍吾にはたとえ僕を守るために暴力をふるったとしても、しっかり反省して欲しかった。「ごめん。」「はぁ…。なんで、こんな事件やらかしたの?」龍吾は黙る。「教えて。」すると龍吾は重い口を開く。「あのな…みーくんオレはな…。」「僕は分かってる。龍吾は…むやみに暴力をふるわないって…分かっ
    るー6 さん作 [365]
  • キャッチボール 第30話

    僕は息を呑んだ。「その龍吾って奴がな、西中の2年に暴力をふるったらしいんだ。」「暴力?」考えられない。でも龍吾が暴力なんて、きっと何かしらの理由があったに違いない。「あぁ。石下のゲームセンターでその事件は起きた。で、今日石田中の先生が彼にひどく怒ったらしいんだ。すると彼の口から意外な言葉が発せられた。」「まさか僕と…。」「そうだ。君と話がしたいそうだ。午後4時に。」先生たちは必死だった。岬がボコ
    るー6 さん作 [408]
  • キャッチボール 第29話

    7月18日。西中、2年1組。「今日で、1学期も終わります。夏休みは、勉強、部活、一生懸命に頑張ってください。」短くてもうざい先生の話が終わり、生徒達は下校となった。「みーくんみーくんみーくん!」何回僕の名前を呼ぶんだ…と振り返る。森山陽太はちょっとドジな昔からの親友だ。「どうだった?通知表は?」僕は笑って話をすり抜けようとした。しかし…「どうだった!?」「んーーーーーー。どうだった?陽太は?」「
    るー6 さん作 [373]
  • キャッチボール 第28話

    龍吾はテーブルを蹴った。それと同時に僕は目を覚ました。「龍吾…助けてくれたんだ。」僕はリビングへと歩いていった。「おっ…おぅ。起きたか。」龍吾は僕に近づいた。「頼む。廊下行っててくれ。」「え?」「いいから。」そして僕を無理矢理廊下に戻らせた。そして…「姉ちゃん…。」「いいから。あっち行ってて。」「姉ちゃんオレは!」「私は!…お母さんが死んで、龍吾をちゃんと育てていけるのか心配だったの。私悩んで悩
    るー6 さん作 [371]
  • キャッチボール 第27話

    「しょうがねぇ。掴まってろよ。」龍吾は残りの力で僕をおぶった。「…みーくん。掴まってろよ。…返事ねーか。」龍吾は最後の一手に出た。オレなら逃げれる。みーくんを守れる。そして、一目散に逃げた。いや、死にもの狂いだったかも知れない。「みいつけた。」背筋が凍ったが、立ち止まってはいられない。でも、振り返ってしまう自分がいた。すると、みーくんの口が微かに動いていた。「えっ?」その声は微かだったが、龍吾に
    るー6 さん作 [403]
 
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