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陽和太 さんの投稿された作品が4件見つかりました。

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  • オリーブ〜第四章〜

    そんなこんなで付き合い始めて、一緒に住むようにまでなって…って早くねーか?!わたし。まぁ今はそのくらい彼にハマっちゃってる自分に私自身驚いてるんだけど。 いつまでも鳴り止まない携帯を、いつものようにそっと彼の枕元に近付ける。そしてまた目を瞑り、寝たフリをすると、 「ふぁ……。やっべ寝過ぎた。」 私がまだ寝てると信じてやまない彼は大きな体を起こしながら、私の頭の下の腕をゆっくり時間をかけ
    陽和太 さん作 [293]
  • オリーブ〜第三章〜

    …タンタターンタタタタッタターン♪(…うっさいなぁ。早く起きろよー寝ぼすけ。) まだ眠たい眼は決まって、このセンスのかけらもない彼の着メロによって半ば無理矢理開けられる。 私は甲本ミキ。教育学科の大学2年。そんで隣で枕抱いて気持ち良さそうに眠ってるコイツは彼氏のヒナタ。 彼とは大学の入学式で知り合った。今でも鮮明に覚えている初対面。青森からお上りさんの私は、東京の大学という尖った空間と
    陽和太 さん作 [190]
  • オリーブ 〜第2章〜

    全ての授業を終え電車に飛び乗ると、すっかり空は表情を変えていた。  電車の窓に写る自分をネオンの光と暖かな闇が優しく包み込む。 俺の好きなハンバーグを真っ黒に焦がしたミキの顔を思い浮かべながら、とても幸せな気持ちになった。 電車を降り、改札を抜けると、なぜだか突然空が泣き出した。 「…良純のヤロー。」 ボソッと呟くと、俺は持っていた鞄をベタな感じで頭に抱え、小走りに家に向かった。
    陽和太 さん作 [515]
  • オリーブ 〜第一章〜

    ―あの日から俺の時間は止まっている。その針は冷たく、恐ろしいほど真っ直ぐに心を突き刺したまま動く気配がない。 名前、松永ヒナタ。教育学科の大学2年生。別に目的や夢があるわけじゃない。親から離れて、自分の空間が手に入ればそれで良かった。 携帯の目覚ましにセットした、どこの国の曲だか分からない音楽だけが唯一俺を現実に引き戻してくれる。 いつものようにそっとタバコに火を付け、大きな鏡の前で跳
    陽和太 さん作 [448]
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