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高橋 亜樹さんの投稿された作品が60件見つかりました。
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打算恋愛結婚(10)
私は、待ち合わせの車の助手席の窓をノックした運転席には、見覚えのある男「ごめんね、待ったよね?」「いいよ、お疲れ、まっ乗ったら?暑いし」「そうだね、お邪魔しま〜す」私は、そう言って助手席に乗った。今日で、会うのは3回目…明るい所で見るのは初めてだった…まぁ、顔は悪くない方かな…なんて考えてたら、話しかけられた「どこに行く?行きたい所ある?」「お任せでいいよ。」「じゃ、いつも行く居酒屋でいい?」「う
高橋 亜樹さん作 [388] -
打算恋愛結婚(9)
今日は、土曜日…昼から店にでてからバタバタして気が付いたら夕方だった…「あと45分で終わりだね〜」なんて、待機で話してたら、店長のコールが入った…「ユカリさん、センターまでお願いします」「ちょっと〜マジで〜終わったら、昨日の客とご飯なのに〜誰か変わってくれない?」その時、夜番の雅が来た…「ユカリちゃん、いいよ〜私がつくよ。店長に言っておいで。」「いいんですか?」「その代わり、今度飲みに行こうね。
高橋 亜樹 さん作 [415] -
打算恋愛結婚(8)
合いカギ…私はこんなの貰っても嬉しくないんだけど…ピアスとかの方が嬉しいのに〜なんて思いながらも「え〜合いカギ?会って2日目だよ(笑)後から後悔してもしらないよ(笑)」ぶっちゃけカギなんて要らないんだけど…う〜ん迷惑だしなんて思った…要らないとも言えないし…どうしようって思ったその日は、ヒロシの事をいろいろ聞いた…興味があったのは、某企業に勤めてて給料がかなり良かった…なんで、バツイチなんだろう
高橋亜樹 さん作 [481] -
打算恋愛結婚(7)
店長の機嫌が良かった…世間じゃ給料日だからだった。「ユカリさん、この前のお客さんが来ましたよ〜流石ですね〜お願いします」別に、店長にお願いされたくないし…なんて思いながら、ビールを持ってテーブルに着いた「こんにちは、ホントに来てくれたんだ〜」「ちゃんと約束したから来るよ。会いたかったし」「またまた〜(笑)そんなことみんなに言ってるでしょ〜」「マジで言ってないよ。真剣に会いたくて来たよ。」「今日は
高橋亜樹 さん作 [506] -
打算恋愛結婚(6)
ヒロシは、バツイチだった…店内が、明るくないから顔がよく見えない…「バツイチだったら、彼女は?」「なかなか出会いないしさ〜ユカリちゃん彼女にならない?」「え〜今日初めて会ったのに〜?よく知らないし…仲良くなったらね」「明後日、給料日だしまた来て指名するよ。」「ありがと〜嬉しい」内心、ラッキーなんて思ってた…その日は、三回延長してくれた。流石にビール飲みすぎで気分悪くなって、待機に戻った。真美が居
高橋亜樹 さん作 [476] -
打算恋愛結婚(5)
私がタケに対して、唯一の不満は体の相性が合わないコトだった…私は、結婚したら早く子供が欲しいけどタケとHしてもタケがイカないから、子供を作るのに、試験管ベビー??なんてイヤだった…私に問題があるのかなぁなんて思ったから、風俗で社会勉強のバイトを始めたのだった。でも私は、社会勉強のつもりが今じゃ完璧な風俗嬢だった…まぁ、これもありかななんて最近は、思ってる。きっかけがあれば、辞めよう程度だった…マ
高橋 亜樹 さん作 [465] -
余命4ケ月…(5)
パソコンに保存した…子供たちへとファイル名に打った…妻に言えば、すぐ娘の亜樹に言って、パソコンを見る可能性があるから、息子に電話しようと思った「もしもし、お父さんだけど、圭くん今話せるか?」「父さん、どうした?珍しく電話して来て…明日からまた入院生活って聞いたけど…」「その事で、圭くんに頼みがあるんだけど、父さんに何かがあったらパソコンに保存してあるファイルを見なさい。この話は、母さんと亜樹ちゃ
向日葵 さん作 [518] -
打算恋愛結婚(4)
「おはようございま〜す」私は、店に入った…「おはようございます!ユカリさん。今日もお願いしますね」「は〜い…」店長は機嫌がよかった。今日は、土曜日だし世間じゃ給料日後だから、客が多いからだった私は、待機場所で着替えた…仲良しの真美が先に来ていた。「おはようございます!ユカリさん、そういえば今日通しなんですよね?大丈夫なんですか?家とか、タケさんとか…」「おはよう、店長から聞いた?親は何とかアリバ
高橋亜樹 さん作 [400] -
打算恋愛結婚(3)
今日は、通しで店に出る日…親には、何とかアリバイ対策は出来たけど、彼氏が怪しんでいた…彼(タケ)は、3歳年上で付き合って2年半になる…親公認で私の親は、タケと結婚するのを望んでいるみたいな感じ…私は、タケの事は大好きだけど何か物足りない…私のコトを大事にし過ぎるから…ケンカなんてしたコトないし、怒った所なんて見たことない…いわゆる、良いとこのお坊ちゃまで穏やか。あるコトを除けば、私は風俗なんてし
高橋 亜樹 さん作 [389] -
打算恋愛結婚(2)
店長にあれからしつこく、夜出てと言われて断っていたある日、夜の女の子が昼に手伝いに来た…名前は、雅(みやび)…私より5歳上だった。事情があって、家族とは住めないとかで寮に入っていた…姐御肌で、面倒見が良かった。すぐに仲良くなって、私は雅姉さんと呼んだ。仲良くなってから、夜に店に出てもいいかなぁなんて思い出した…ある日、店長がマイクで呼んだ。「ユカリさん来て下さい。」「はーい」私は、待機からフロア
高橋亜樹 さん作 [415]