トップページ >> 籠球? さんの一覧
籠球? さんの投稿された作品が23件見つかりました。
-
CROSS DRIVE63[龍がごときチーム]
試合当日、夏休み終盤ではあるが相変わらず暑さが募る中、龍洋大付属のメンバーは西条へと到着していた「今日もくそ暑いな。」キャプテンの牧沢は体育館に来るや、暑さに文句を放っていた。「しゃあないっすよ。今日は牧沢さんの因縁の試合になるはずっすから。」エースの東堂の言葉に、牧沢は鉄拳を食らわす。「うるせぇ!まっ、奴らをぶっ倒すことに変わりはないがな。」牧沢の目は鋭くなった。一方、西条バスケ部は、新しく作
籠球? さん作 [812] -
CROSS DRIVE62[全てをぶつけること?]
その頃、修司と蓮悟はランニングの休憩がてらに公園で休んでいた。「うーむ。マツが今日はバイトとはな」「あいつはあいつで、毎朝欠かさずシュート打ってるから心配はいらないだろ」修司は空を見つめながらベンチに寝転んだ。「レン、オレたちはまだまだ未熟だ。だからこそ、精一杯やろうぜ・・」「当たり前だ。行こうぜ」そう言って立ち上がり、再びはしりだした。一方、大和と拓海は部室で作戦を練っていた。「龍洋大付属は、
籠球? さん作 [785] -
CROSS DRIVE61[全てをぶつけること]
桜から試合について聞いたメンバーは、それぞれが練習に励んでいた。翔人はひたすらにドライブの練習をしていた。「はぁはぁ・・・やっぱ鋭いドライブは難しいな。」翔人がそうつぶやいていると、亮介が翔人の前に立った。「ドライブは甘いものやないで。やるからには、相当の練習量が必要や。」ポジションが変更されたばかりの翔人にとって、鋭いドライブは簡単にはできないと翔人自身は強く感じていた。「そんな暗い顔せんでも
籠球? さん作 [788] -
CROSS DRIVE番外編?[龍洋大付属高校バスケ部メンバー紹介]
龍洋大付属高校のメンバーを紹介します。牧沢利久(PF)龍洋大付属のキャプテンで拓海・大和の同級生。拓海と大和が龍洋大付属に来なかったことを根に持っている。リバウンドとポストプレーが上手い。相模達希(C)インサイドの要として、牧沢と共に活躍する2年生で常に冷静。ディフェンスが上手くフィジカルも強い。刹那をライバル視している東堂大悟(SF)牧沢と並ぶエース格で、1年生ながら抜群の突破力と安定感のある
籠球? さん作 [768] -
CROSS DRIVE60[ポジション変更の理由]
桜は、一息置いてさらに口を開いた。「急に、ポジション変更をしたのには理由があります。」全員が息を飲んで、桜を見つめる。「実は、中宮先生から試合の申し入れがあったということです。」全員の体の熱さが一気に高まる。翔人や亮介は一瞬で気合いが入っていた。「相手は・・・三鷹と並ぶ全国の常連の、龍洋大付属高校です。」大和と拓海はその名を聞いて、体が震えた。「龍洋大付属・・・・」拓海の言葉に修司が問い掛ける。
籠球? さん作 [837] -
CROSS DRIVE59[ポジション変更案]
殺那が部活に入ってからはそれぞれが、気合いに満ちあふれていた。拓海も舌を巻くほど、殺那の技術力は高かった。練習が終わり、桜によってメンバーが集まった。「今日集まってもらったのは、ポジションについての変更です。」全員が唖然としていたが、亮介や翔人、大和などはじっと聞いていた。「まず、大和先輩と桐原くんについてはPG、Cで固定します。」桜の言葉に、殺那と大和はうなずく。「次に、拓海先輩にはPFへと変
籠球? さん作 [734] -
CROSS DRIVE58[チーム]
翌日、部活に来た大和から殺那のことを聞いた翔人たちは、考えこんでいた。「あいつがチームを信じられん気持ちは分からんでもないわ。一度されたことは残ってまうからな。」亮介の言葉に全員の気持ちが、納得していた。すると桜の目線が体育館の入り口に行った。「あっ・・・」桜の目線の先には殺那がいた。外の雨で髪は濡れていた。「お前・・・・」大和や翔人を見て、殺那は口を開いた。「僕は、チームを信じられずにいた。で
籠球? さん作 [810] -
CROSS DRIVE57[信ずべきこと]
刹那の事実を大和が聞いてから2日がたち、刹那はストリートコートに座っていた。何をするわけでもなくボーッとしている刹那の前に再び大和が現れた。「よう。」刹那は大和に頭を下げた。大和は刹那の隣に座り、口を開いた。「この前は、ありがとな」「いえ・・・説得にでも来たんですか?」刹那の問いかけに大和は笑って言った。「違げぇよ。お前に聞きたいことがあってよ。」刹那は不思議そうな表情を浮かべたが大和は続ける。
籠球? さん作 [748] -
CROSS DRIVE56[辛き思い出]
刹那は押し黙る大和に向かって続けた。「僕は、中学のころバスケをしてました。スポーツは好きじゃなかったけど、自分にも何かできないかって思ったんです。あの時までは・・・」「あの時?」大和の言葉に刹那は続けた「僕は、2年の先輩を差し置いてスタメンに起用されました。その時の監督は上背だけで僕をつかってたんです。もちろん、最初から活躍できるわけもなく僕は先輩達からぼこぼこにされました。」刹那は涙を浮かべ言
籠球? さん作 [666] -
CROSS DRIVE55[知らないこと]
刹那のはっきりと否定した発言に打ちのめされた翔人は、次の日になっても落ち込んでいた。事情を聞いた亮介もまた考えこんでいた。「バスケが嫌いか・・オレなら考えられへんことやな」亮介のつぶやきに翔人は返すように答える。「バスケが嫌いって初めて言われたよ。オレたちが知らない何かが桐原くんにあったのかも・・」そう言いながらも2人の会話は力無く止まっていた。一方、1人で帰り道を歩いていた大和は、コンクリート
籠球? さん作 [638]