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ふく さんの投稿された作品が34件見つかりました。
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もう一度
会いたい君を暗闇に閉じこめてしまったのは僕で取り返しのつかないことをしたと今更後悔しても今更君に謝ってももう遅すぎるだろう君は今でも僕を恨んでいるだろう苦しみや悲しみを押し殺して折れそうな心を精一杯強く見せようとして無理をして笑って生きているんだろう悪かったなどと君に届くはずのない意味のない言葉は言えないけど僕はこんなにも君を求めていた怯えた眼を思い出す度に心がうずく君へ繋がるものを失ってしまっ
ふく さん作 [200] -
絶望の先に
傷ついた分だけ幸せになれるというのならば今のこの苦しみにもう少し耐えてみようと思う絶望と苦悩を乗り越え哀しみから抜け出した時ほんの僅かな光でもいい僅かな幸せでもそんな世界を見たい泣くことも笑うことも許されず届かないモノを欲しがっては痛みを伴ってきた安心して眠れる日々をこの眼を開けて過ごせる日々をこの世の明るさを感じれる日々をそして貴方が居る幸せな日々を遠くの貴方へ繋がる一筋の光をどうか私に下さい
ふく さん作 [171] -
写真
完璧な二人がそこには居て幸せそうに笑っている破れるだけ破ったそれでスッキリすると思った未練を断ち切れると思ったのに散らばる二人の写真を目の前に後悔が押し寄せた必要ないのに見たくもないのに無我夢中でかき集めた必死で戻そうとした二人の写真は戻らない私たちのように二度と元の形には戻らないなんでだろう涙が止まらない
ふく さん作 [213] -
空の下
風に揺れて顔に髪が触れる髪切ろうかなあなたが撫でてくれた髪を綺麗だと言ってくれた髪を二人の思い出と共に消してしまおうか私にも未来があると言って私のためだと言って一人残して行ってしまったあなたがいない未来にはどんな楽しいことがあるのだろうかあなたがいない未来に幸せはあるのだろうかそこに輝く何かが待ち受けているのだろうか前を向いて歩いていればまた会えますかこの髪を伸ばし続ければまた綺麗だと言って優し
ふく さん作 [202] -
あなたの雨
どうしたのあなたは答えてくれないから手を差し伸べたあなたは握り返してくれないから泣きそうになったあなたの悲しそうに震える声も寂しそうな目も孤独に押し潰されそうな背中も私の心を切なくさせる何でお前が泣いてるの辛いからだよあなたの苦しみを背負えない自分があなたの笑顔を守れない自分がどうすればいいのか分からない自分があなたを放っておけない自分が私を頼ってくれないあなたが弱さを見せてもいい涙を見せてもい
ふく さん作 [169] -
哀しみと愛情
貴方の首に手を回した瞬間終わりだと思ったもうコントロールは利かない理性は簡単に崩れ本能の儘に流されてゆく貴方の強さに負けてしまう自分が嫌躊躇いを忘れ落ちて行く自分が情けない愛情なんて無いそれは解っている私の愛情を利用されているだけだとゆうこともどうにかなりそうな感情を抑えどうにかなってしまいたいと思う愛してると耳元で囁きたい気持ちを抑え涙が目尻を伝う捨てられてもいい此処に居る私が少しでも貴方の記
ふく さん作 [204] -
最高の終わり方
手を握られたときどきどきした頬を触られたとき甘えたくなった髪を撫でられたとき安心した真剣な眼をされたとき胸が痛んだ抱きしめられたとき愛してると言いたくなったごめんねと言われたとき泣き出しそうになっただけど何故か暖かい気持ちになった腕の中で最後を告げられ辛いよりも愛おしい気持ちでいっぱいになるあぁこんな終わり方もいいな
ふく さん作 [290] -
ひとり
振り返る君の顔が霞んで見えた必死で堪えた涙が地面に落ちた君には見えていなかっただろう行かないで大好きって言えたらこんな涙は流さなかっただろうに違う未来を見られただろうにわずかに唇は動いても言葉が出てこないどうしても出ない声をからしてでも泣きながらでも叫んで縋れば君の背中を見ることはなかっただろうにさよならは言わないけどまた会える希望すらない空はこんなに綺麗なのに風がこんなに気持ちいいのにすれ違う
ふく さん作 [224] -
煙草
煙草は好きだ匂いだとか味が好きな訳ではない辛いとき苦しいとき悲しいとき泣きたいとき気持ちを落ち着かせる為に煙草に火をつける煙草だけが私の味方だ煙草は私を裏切らないそんな惨めなことは言わないただ煙を吐くその瞬間が好きなんだ溜め息と共に吐き出せる苦しみや悲しみの我慢で一杯になった想いを少しずつ吐き出すんだ煙はすぐに消えてしまうからいっそうのこと一緒に消し去ってほしい重い溜め息を私の想いを二人で過ごし
ふく さん作 [244] -
コドク
なるべく休みの日は友達とあそぶようにしたなるべく明るい音楽を聴くようにしたなるべく恋愛ものの映画は観ないようにしたなるべく余計なものが目に映らないように目を閉じるようにしたなるべくあなたのことを考えないように色んな努力をしてみた頑張れば頑張るほど孤独になる誰でもいい記憶を消し去ってくれるならば誰でも構わない違う誰かを求めそこに落ち着こうとしても幸せがあるわけではないと分かっていたそれでもいい幸せ
ふく さん作 [479]