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深山暁 さんの投稿された作品が37件見つかりました。

 
  • 激走!バレンタイン危機

    水野 悠吏 17歳性別 男嫌いなモノ チョコ人生最悪の日 バレンタインデーこの日が来てしまった…。カレンダーを見る。〈2月14日〉「ちっ。」悠吏の口から、無意識に舌打ちが漏れた。気分は最悪。学校に行く気分には少しもなれなかったが、習慣というのは恐いもので、いつの間にかしっかりと制服に着替えていた。それでも、いつもどおりの時間に登校する気にはなれず、15分遅れで家を出た。自転車通なので、多少の時間
    沢森奈々 さん作 [367]
  • 彼方?

    樹の梢から、春の柔らかな陽が洩れている。今日から僕も大学生か…。大学のキャンパス内は、本当に東京かと疑いたくなるほど緑にあふれている。そんな環境が好きで、この大学を選んだのだが。校舎も中世ヨーロッパをイメージしたような、独特の雰囲気が漂っていて、創設者のこだわりを感じる建物だ。今日からここに通うんだ。と改めて実感が湧いてきた。期待と不安、そして少し寂しさも感じながら校舎をくぐる。今日からもう講義
    沢森奈々 さん作 [330]
  • 君に送る言葉?

    仕方なく、タバコを吸おうとポケットに手を入れた時、何かが指先に触れた。浅岡のハンカチだ!「そうか、これ返さないと…。」 久しぶりの一人の部屋は、なんとなく心細かったが、 浅岡の笑顔と言葉に救われた。不思議な子だ。そして、ハンカチを眺めていて、ふと思った。これ、どうやって返せばいいんだ?まさか、他の生徒の前で返す訳には…。でも、このまま返さないのも…。僕の思考は完全にハンカチの返し方に向いた。シ
    深山暁 さん作 [610]
  • 君に送る言葉?

    わざわざこんな所まで来たのだから、僕に話があるのだろうが、浅岡はドアの前で動かない。「どうした?」聞きながら、今日は尋ねてばっかりだな。と、思った。「先生こそ、どうしたんですか?」自分からやって来ておいて、どうしたもないだろう…。「何がだ?」「何かあったんじゃないですか?」言葉に困った。気付かれていたのか…。他の生徒にも?僕の考えを読んだかのような絶妙なタイミングで浅岡が言った。「他のみんなは、
    深山暁 さん作 [437]
  • 君に送る言葉?

    あんな事があった後でも、僕はこうして教壇に立っている。生徒もいつもどおり。聞いていたりいなかったり。少なくとも、生徒に気付かれない程度には、僕は、平静でいるらしい。一通り説明を終えてから、ノートをとらせる。この方が、生徒が起きている確率が高い。と、最近始めたやり方だ。その時、ふと視線を感じた。一人の生徒が、僕の顔をじっと見ている。浅岡 美奈子特に問題がある訳でもない、普通の生徒だ。いや、むしろ善
    深山暁 さん作 [520]
  • 君に送る言葉?

    信じられない。隆とは高校からの付き合いで、人の彼女を奪ったり出来る奴ではない事は、僕がよく知っている。゛結婚″という単語を聞かされた時よりもショックだった。「最初はね、直君のことでいろいろ相談に乗ってもらったの。それから、たまに会うようになって…。」沢子が弁解するかのように隆との経緯を話したが、僕にはどうでもいいことだった。沢子と隆が、僕を裏切っていた事には変わりない。「沢子。」話を遮って声をか
    深山暁 さん作 [419]
  • 君に送る言葉

    朝。コーヒーの薫りで目が覚めた。 カフェインは薫りだけでも効果があるのだろうか…。 まだ寝ぼけた頭でそんな事を考えながら体を起こす。 「おはよう。朝ご飯食べる?」 沢子がトーストをかじりながら聞いてきた。 「ああ。」と、あくびをしながら答える。いつもと同じ平凡な朝。いつもと変わらない退屈な日。―であるはずだった。沢子は慣れた仕草で僕の朝食を用意して、再びトーストを
    深山暁 さん作 [560]
 
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