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零峙さんの投稿された作品が49件見つかりました。
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涙
どうして愛する人から連絡が無いだけでこんなに泣きたくなって辛くなるんだろう思い出はまだ色鮮やかで私の胸を優しくしめつける切ない時流れる涙溢れ出す彼への愛神様どうかお願いです彼を私の側において下さい私と彼が死ぬまでずっと ずっと――
夏姫 さん作 [532] -
永久に§11§
3日前にサイと電話をしてから、連絡は全く無かった。サイの自宅からも、携帯からも…。私はただ、彼の無事を願った。私の目が届かない時ばかり、彼は怪我をする。私とあまり連絡がとれない時ばかり、彼の身体の具合が悪くなる。困った人だ。―――――――――――――――\nその日の夜、私はなかなか眠れずにいた。頭の中はサイでいっぱいだった。――『ハルは可愛いなぁ。』――『いつも寂しい想いさせてごめんね。』――『
夏姫 さん作 [415] -
永久に§10§
結局、その日の学校帰りにサイにメールをしてみた。《お疲れさま。1時間だけでいいから相手してくれない?》…3分後。サイからの返信は無かった。5分、10分…。いくら時間が過ぎても、サイから連絡はない。私の心に、焦りだけが走る。仕方なく、私はサイに電話をしてみる事にした。『――お客様の都合により、ツウワガデキマセン――』……え?頭の中が真っ白になった。思考回路がショートし、思わず携帯を落としそうになる
夏姫 さん作 [453] -
永久に§9§
サイと連絡をとらなくなってから3日目。 寂しくないと言えば、嘘になる。 でも、どうしようもない事なんだ。 実は、昨日メールをした。 返事は来なかった。 連絡が来ると思って、ずっと待ってた。 結局来なくて、私は泣きそうになった。 夜もあまり眠れず、夢の世界に入ったり、現実の世界に戻ったりを繰り返した。 朝起きると、私の目は腫れ、顔はむくんでいた。 ――恋は盲目という。 その
夏姫 さん作 [524] -
永久に§8§
「…ッ/// サイっ…。」 サイは甘く優しく私にキスをした。 そしてサイの手は、私の身体に沿って下へと滑り落ちていく。「! あっ……。」 サイの細い指が、ズボンの中へと入り、優しく撫でる。「んっ…。サイ…。」 そのまま私の下着の中へと入り、一番敏感な部分に触れた。 私の甘く切ない吐息と、サイの少し荒くなった吐息が混ざり合う。「ハルのここ、びしょ濡れだよ。」 クスクスと笑いながら、指の
夏姫 さん作 [455] -
永久に§7§
「じゃあ2本目、いくか。」「や、やだよぉ〜。ねぇ、サイ。もういいじゃんかぁ。」 今にも泣き出しそうな顔をしてサイを見つめる私。 サイは目をそらし、満面の笑みを浮かべてDVDを入れかえている。「大丈夫だって。今度は前に行けっ。」 にっこり笑ってとんでもない事を言う。 私を殺す気ですか、この人は。「サイの馬鹿。鬼。」 そうやってぶつぶつ文句を言っていると、サイがコタツに入って後ろから優しく抱きしめた
夏姫 さん作 [418] -
永久に§6§
日曜日。 サイの家は、最寄りの駅から30分歩いたところにある。 本当は車で迎えに来て欲しかったけど、自分から行くと言い出した手前、そう頼むのも気が引けた。 それに、あの馬鹿はまだ寝てるかもしれない。 メールや電話して機嫌を悪くさせる気は無かった。「……やっと着いた〜。…でも、どうしよう?チャイムないし…。取りあえず、ノックしてみるか。」 一人ドアの前でぶつぶつ呟く私。 ノックを三回し、ドアを開
夏姫 さん作 [457] -
永久に§5§
《…正直に話したら、毎日同じ事言うよ?寂しいって、会いたいってさ。無理だって、分かってるのにね…。》《じゃあ言わないで一人で辛くなってる?》《…素直に、言う…。》《結局そうなるんだから、最初から正直に自分の気持ちを話した方がいいんですっ。でも、ハルが言いたくないならいいけど。》 最後はサイのいつもの台詞だ。 何だかんだ言って彼は、人の事を考えてくれている。 その優しさが、彼の魅力なのだ。《言うと
夏姫 さん作 [468] -
永久に§4§
《本心を言い合えないような仲なら…俺の言いたい事分かってるよね。》 このメールが届いた瞬間、私は驚いて声が出なかった。 サイの言いたい事は分かった。 その話は、前々からずっとしていたからだ。――《お互いに本心はちゃんと言おうな。我慢してもいい事ないしさっ。》――《分かってるよ。私も、素直になれるように頑張るからさ。》――《本心が言えないで、ずっと我慢してたらお互い憎しみあって終わっちゃうじゃん。
夏姫 さん作 [429] -
永久に§3§
《実は、来月あたりから夜勤も入るかもしれないんだ。》 そのメールを見た瞬間、私は凍りついた。 もちろん、夜勤があることを知らなかったわけではない。 だが、心のどこかで、しばらくは夜勤がないと信じこんでいたのだ。《そっかぁ…。大変だね。》 私は当たり障りのない文章を返した。《うん(汗) しかも、昼間も多分働くことになると思う。》《じゃあ、休み全然ないじゃん。これからあんまり会えなくなるね。》《う・
夏姫 さん作 [472]