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Takya さんの投稿された作品が29件見つかりました。
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ベタ恋。No.17
考え事をしていたらいつのまにか寝ていた。目が覚めると朝の7時だ。「ヤバい!」と、誰もいないのに僕は大声で一人叫んだ。「何!?なに?どしたの?」妹の明奈が慌てて僕の部屋に来た。「いや、・・・ちょっと寝過ぎた」「何だぁ、そんな事かよ。早く大学行きなよ、電車間に合わないよ!」「おう、」そう妹に言われ僕は急いで家を出ていつもの電車に乗る。相変わらずの席だ。そういえば、今日もあの人に会えるのかな。少し期待
Takya さん作 [206] -
ベタ恋。No.16
気がつくと朝だった。昨日のあおいの事を買い物の後自宅で一人考えていたら、いつのまにか寝ていた。好きじゃないのに付き合う・・・到底付き合った経験がない僕にはわからない。あおいはあの話の後に、「京介。あんまり考え込まないでね、あんたはいつも他人の心配ばっかりしてんのはアタシ知ってるんだからね(笑)」と言った。図星だったのであまりに「えっ?」と言ってしまった。
Takya さん作 [599] -
この手が天に届くまで。
心底愛していた人が僕の前から突然いなくなった。いなくなった日から一週間はつらく一人で涙を流した。だけど、それから月日が経つと残酷な事に彼女の面影が消えていく。彼女の事を本当に愛していたのかと自問自答し悩み自暴自棄になった事もあった。だけど、そうした事で彼女は僕の前には戻って来ない。彼女の事を思うと僕は近くにある海に行く。夜に輝く星が僕を癒やしてくれる。「お前もこのいくつもの星のある中で輝いている
Takya さん作 [283] -
ベタ恋。No.15
あおいは再びうつむき悲しい顔をしている。「なぁ、あおい」「ん?何?」「恋って何なんだろうな」「わかんないよ、・・・単純に人を好きになる事じゃないかな」「・・・」僕は黙り込んでしまう。「どうしたの?京介?」「何で雅治と付き合ったの?」すると、あおいが空をゆっくり見ながら話始めた。「あたしね、雅治は友達としては本当に好きだったの。」「うん。・・で?」「でも、雅治に急に告白されて付き合う様になって好き
Takya さん作 [311] -
ベタ恋。No.14
突然泣き出したあおいを見て僕はとりあえず落ち着かせるため、丁度歩道にベンチがあったのでそこへ座った。あおいはうつきながら僕にもたれて泣いている。僕はただあおいを支えながら黙って空を見ていた。通行人がどうしたんだという表情をしながら僕たちを見ている。「えっ・・ぐっ、ごっ・・めん・ね」あおいが泣きながら言った。「ん?いいよ。誰だって泣きたい時はあるじゃん。全然悪くない事だよ。しばらくここで休もうか。
Takya さん作 [354] -
ベタ恋。No.13
あおいと僕は目的のお店まで少し距離があるので、二人で歩いて行く事にした。すると、あおいが「京介さぁ、彼女出来たの?」と言ってきた。「いや、いないの知ってるだろ。そんな事聞くなよ。」「ごめん、ごめん(笑)いや、何となく思ったんだ。」僕はさっきのあおいの少し変だった様子が今でも気になり、思い切って聞く事にした。「あのさぁ、今から僕余計な事聞くよ?」「ん?何?」「お前、最近雅治と何かあった?少し様子が
Takya さん作 [344] -
ベタ恋。No.12
約束の場所の噴水前で僕はあおいを不安に思い待っていた。あおいは正直時間にルーズなのでいつ来るかは分からない。一番酷かったのが約束した事すら忘れて他の用事を作って遊んでいた事だ。「お待たせ〜」いきなり、あおいが僕の目の前に立っていた。「うわっ!?ビックリさせるなよ!」「アハハハ!ごめん、ごめん。だってあんたずーっと下向いてボーっとしてるもんだからさぁ、脅かしたくなっちゃったんだよ(笑)」「本当死ぬ
Takya さん作 [265] -
ベタ恋。No.11
今日の講義は一限目だけだったので、終わったらすぐ家に帰ろうと思った。しかも、ラッキーな事に今日はバイトも休みなのだ(笑)僕はスーパーでアルバイトをしている。今日は学校が終わった後は暇なので、帰るついでに買い物に行こうと思った。そして、帰っている途中に僕の携帯が鳴った。あおいからの電話だ。何だろうと思い、僕は電話を取った。「もしもーし?京介。」「何だよ?」「まだ学校あるの?」「いや、今から家に帰ろ
Takya さん作 [1,564] -
ベタ恋。No.10
「ハハハ。嘘だって。で、その子とは何か発展があったのか?」と、京介が笑いながら聞いた。「いやぁ、本当なんだけど、また電車で見かけたら声をかけて下さいって言われたんだよなぁ」「は?何か話的には出来すぎじゃないか?まるでドラマみたいだな(笑)」「俺も正直ドラマみたいな感じだと思ったよ。でもな、生まれてこの方彼女も女友達もろくにいない僕じゃん?」「あぁ、そうだな(笑)でも、お前すごい良い奴なのに何で彼
Takya さん作 [327] -
ベタ恋。No.9
「そういえば、今日すごい良い人に会ったぜ」あおいとの事を思い出すと急に胸がムカムカし始めたので、朝の事を話し始めた。「おっ!本当かよ?もちろん女の子だよな?」「あぁ。電車で会ったんだけど、名前は樹里亜さんって言うんだ」「へぇ〜。で、どういう感じで会ったんだ?ナンパか?(笑)」雅治はいつもナンパだのと下ネタも混ざっている言葉を話の中に入れて話す事が多い。(笑)「違うよ。俺がお婆さんに席譲らなかった
Takya さん作 [432]