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詠池 景 さんの投稿された作品が4件見つかりました。
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ペイルブルー(4)
「…」美沙子は立ち止まり、少し背伸びをして僕の頬にキスをした。「はい。今日のオマケ」僕は頬を手で擦って苦笑いした。「大丈夫だよ。くっつかないやつだから。帰ろ」「うん。そうしよう」次の日、美沙子は欠勤していた。(どうしたんだろ?)体調を崩して長期休暇をとるとのことだった。(体調?元気そうだったけど…)1週間程経って、美沙子が退職したという人事が告知された。長期休暇、退職。予想もしなかったことが続き
詠池 景 さん作 [226] -
ペイルブルー(3)
それからしばらくの間、僕たちは何もなかったようにいつもの日々を過ごした。僕の中に残っていた美沙子の乳房や腰の感触も消えかかっていた頃メールがきた。こないだのお礼がしたいんけど…。今晩は時間とれない?お礼?旦那さん、出張?今日は食事だけだよ(*^^*)いいよ僕は会社から2駅離れたスペイン料理の店を予約した。ワインで乾杯すると美沙子のほうから話始めた。「こないだはごめんなさい」美沙子はちょこんと頭を
詠池 景 さん作 [241] -
ペイルブルー(2)
「なんか悪いこと言った?」美沙子は泣きながら何度も首を横に振った。「なん、でも、ない、よ」絞り出すように言った。「も少し飲む?付き合うよ」「ううん。もう帰ろ」「そっか。大丈夫?」「う、ん」そう言うと美沙子は僕の躰にしがみついてきた。僕の限界にまで達していた理性は消滅した。僕は美沙子を抱いた。僕たちはホテルのベッドの上にいた。「不倫、しちゃったね」「そうだね」「やばいね」「やばいよ」「奥さん、大丈
詠池 景 さん作 [394] -
ペイルブルー(1)
会社の飲み会の帰り、僕たちは二人きりになった。「今日さあ、旦那出張でいないんだ」美沙子はそう言って僕の腕に抱きついてきた。僕はホロ酔いで美沙子は思い切り酔っていた。「飲み足りないってこと?」「そういうことぉ」僕たちは目の前にあったショットバーに入って、テーブル席の壁際に並んで座った。美沙子は僕の肩にもたれかかって今にも眠りそうだった。「おい、寝るなよ」「大丈夫だよ。寝ないよ」「帰ったほうがいいん
詠池 景 さん作 [366]
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