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コトミ さんの投稿された作品が15件見つかりました。
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迷想
開かれたドアから入ってくる男性。身長170cmぐらいの、昭和風の髪型に、時代遅れの服装。年齢は五十代ぐらいといった感じだ。「このクラスを受け持つ事になった、林田宏だ。」そう言い終わり、林田先生は自分の名前を黒板に書き始める。字、読めな…。黒板に書き出された文字をマジマジと見ながらそう思う。昔ながらの崩し字。ほぼ解読不可能だった。「出席取るぞ。」林田先生は、自分の手元にある出席簿を開く。「安藤真。
コトミ さん作 [136] -
迷想
「えっ…。なんで誰も居ないの?」純も疑問に思ったらしく、驚きの表情で言う。「邪魔なんだけど…。」聞き慣れた男子の声。この声は…。「高橋!良かったぁ〜。ウチら以外にも居たよ。このクラス。」大袈裟に私は、大声で喜びを表す。高橋はうるさいと言った感じで、しかめっ面をする。高橋は私達と同じ小学校の卒業生で、恥ずかしいけど、私が小四の時好きだった人だ。「早くそこどいて。俺、教室に入れないんだけど。」高橋は
コトミ さん作 [147] -
迷想
…一年B組……寺門慎……私の小五からの好きな人…。クラス、離れちゃったな…。私は内心、ガッカリする。「では、教室まで案内します。クラスを確認した新入生はこちらに来てください。」私と同じ制服を着ている先輩が、大声でそう言う。私達は大急ぎでその先輩の元に行く。四、五人集まったところで先輩が歩き出す。私達は少し足早にせの先輩の後を追う。「他の人、知らない人ばかりだね…。」純が小声で私に言う。「そうだね
コトミ さん作 [152] -
迷想
出会い ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄思わぬ出来事ーーーーーーーーーーー「今日からかぁ〜…」ため息混じりに私は、学校の校門前に立ち、そう呟く。そう。今日から私は、約六年間の小学校生活を卒業し、この深川中学校の生徒になる。「あれ?池内じゃん。久し振り。」私の後ろから急に声がし、私はおもむろに振り向く。声を掛けてきたのは、私の幼馴染みの三上純だ。「純!久し振り♪」私は純に対して大きく手を振る。純も私に対して大
コトミ さん作 [150] -
迷想
私はあの日、本当の恋に落ちた。今まで何も知らなかった事が、私の中で広がって行く。貴方に伝えたい。…ありがとう…と。
コトミ さん作 [137]
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