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ロロンガさんの投稿された作品が6件見つかりました。

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  • 繋ぐ終着点 6

    「それで、これは一体どういう状況なの?」「・・・」ミズとナユリは『相対』する二人の様子を見る。二人、さきとかなは木刀を片手に距離を取ったまま動かない。「しかし、まあビックリだよ。お姉さんの行動力には。妹心配してこっちの世界にきちゃうのもそうだけど、来て早々あれだもんね」ミズは呆れた風に言うが、その顔は今の状況を楽しんでいる様子だった。一方、ナユリは額に手をあててため息をつく。「『怒る』ってこういう
    ロロンガさん作 [299]
  • 繋ぐ終着点 5

    「さてさて、ナユリも帰ってくることだしご飯の準備でもしておきますか」やっとモニターを一番下に直し終えた彼女、ミズはサイズの大きい上着の袖を捲りあげ椅子から降りる。彼女はモニタールームから出てすぐ脇にある螺旋の階段を軽快に昇る。「何にしようかねー。というか何か食材あったっけ?」と独り言をぼやきながら、二階にある部屋の内の一つに入る。「あれ? 起きたの」「あ、うん。おはよ。ご飯できるよ」部屋には簡易的
    ロロンガさん作 [328]
  • 繋ぐ終着点 4

    「とにかく、ここまで来ちゃったから、かなっちの所まで案内します」「お、ありがとう」「本当はイヤです。察して」「えー」こちらです、とナユリに案内された場所には何かゴツゴツとした鉄の塊みたいなものが置いてあった。「何これ? ゴミ?」「失礼な。乗り物ですよ。そちらの世界にあるバイクみたいなものです」言いながらナユリは鉄の塊もといバイクに跨がり、モニターのようなものに話し掛ける。「もしもし、誰かいる?」『
    ロロンガさん作 [291]
  • 繋ぐ終着点 3

    街から少し外れたところに鬱蒼と生い茂る森がある。昼間も薄暗く滅多に人は寄り付かない場所。「この森、入ったことないわ」「・・・」その森を歩く二人の女性。観城さきとポニーテールの少女、ナユリ。しかし、先行するさきの背をナユリは何故かジトっとした目で追いかける。「どうしてこうなった・・・」ナユリは何度目かになるため息をつく。さきの肩から下げられたショルダーバックにはかなに頼まれた忘れ物が入っている。本来
    ロロンガさん作 [283]
  • 繋ぐ終着点 2

    街の明かりが届かない夜道。さきはその道を歩いていた。手にはコンビニの袋。中にはおにぎりとペットボトルのお茶が入っている。足どりは重い。彼女の妹、観城かなの謎の電話から五日。彼女は依然として帰ってこない。電話があったことで家族や警察には自分の早とちりで、『かなは遠くの友達の家に遊びに行っている』と説明した。「変な宗教に入ってなきゃいいけど」しかしさきの最大の悩みは、かなの『そっちの世界じゃない』発言
    ロロンガさん作 [308]
  • 繋ぐ終着点

    にゃー、にゃー、にゃー。夜の公園に響く野良猫たちの声。「うるさいの、ほっておいて」猫の声に紛れて、女性の声がする。薄く照らされた公園のブランコの上にその女性はいた。女性は両手でブランコの鎖を握りしめながら俯いている。「うう、ぐすん」顔を真っ赤にし、女性は俯きながら涙を溢していた。ちなみに病気やら体の調子が悪いわけではない。「ぐう、うえぇ・・・グスン・・・あの、バカ!!!」泣いているのか、怒っている
    ロロンガさん作 [299]
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