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結衣 さんの投稿された作品が14件見つかりました。
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またね…遥斗。
幸せは人それぞれ違うよね。はるくんにとっての幸せは?結衣と居た時間に幸せはあった?二人が、みんなの前で愛を確かめ、誓い合った日から、毎日一緒にいたよね。嬉しかった。幸せだった。入院してから、冬がくるたび、雪が好きになったって言ってたね。でもね、結衣は雪を好きになれないよ。はるくんがいない冬を‥雪を好きになんてなれない。雪に願いをかけたら、はるくんは戻ってきてくれますか?生き返って、結衣を抱きしめ
結衣 さん作 [97] -
Determination 13
結衣が手紙を読み終えるころ、俺の目からは、いろんな思いの涙がでてた。「これから先は、二人で頑張ろう」結衣がそう言うと、俺は結衣を抱きしめた。長かった二年。一気に縮まった気がした。突然の結婚式に驚いたけど‥俺は幸せです。式は挙げれたけど、入籍するかはまだ悩んでる。体調が良くないから。籍いれて、俺が死んだら、結衣は‥‥‥いろんなこと考えたら、どうするのが二人にとって、いいことなのかわからなくなった。
ハル さん作 [108] -
Determination 12
地元の結婚式場。夜になるとイルミネーションがつくらしく、電球が沢山つけられている。「遥斗!」富田がなぜか、真っ白なスーツ着て立ってる‥まさにホストみたいだ。「なあ、なんで受付ないのさ?もしかして遅刻??」受付らしきものはあるが、誰一人いない‥「みんな待ってるからいこーぜ!」そう言って、富田は腕を引っ張った。赤い金縁のドアを開くと、いきなり眩しい…目を少しずつ開けると、懐かしい友達が沢山、それに親
ハル さん作 [105] -
Determination 11
雪が止んで、青空。今日は久しぶりに外にでます。二年ぶりに。高校を卒業して、大学に進学した俺は、夏休みだけは地元に帰っていた。小林の命日に、結衣と墓参りに行った。葵と別れた事もあって、自分の気持ちに正直になりたいと思った。そして結衣に告った。付き合う事になった。大学が近かった事もあって、一緒に暮らすようになった。幸せだった。でも、長くは続かなかった。体調不良が続いて、起きれないほどになって、俺は病
ハル さん作 [131] -
Determination 10
「卒業以来だね」少しぽっちゃりしたような感じの葵。「入院してるって聞いて、びっくりしたけど元気そうだね!」「頭だけ元気じゃないよ〜」つるつるの頭をみせたら、葵はもっと驚いた。しばらく仕事の話しをした後、まじめな顔になった葵が、言葉をつまらせながら、こう言った。「遥斗と別れてから‥、専門学校行ったんだけど、2ヵ月で辞めたんだよね…葵ね、今ママなんだ‥…3才なったよ」「3才ってことは別れた後すぐに彼
ハル さん作 [139] -
Determination 9
学校行って、バイト行って、そんな繰り返しの毎日。あたりまえだった日常が今はない。俺は終わりない治療にただ耐えてる。不安しかない。でも、携帯小説を書くうちに、いろんな事を思い出してる。一緒に馬鹿やれた友達、いつも明るい仲いい家族。そして、大好きだった人。俺は幸せだった。いつ終わるかわからない命だけど、精一杯生きたい。生きる。昨日、富田と葵がきた。葵とはバイトが同じだったことから、仲良くなった。高2
ハル さん作 [165] -
Determination 8
高2の夏休み、バイトにでてた俺は、結衣と再会した。5ヵ月ぶりだった。東京の大学に入学して、久しぶりに地元に帰ってきた結衣は、前よりもずっと綺麗になってた。「久しぶりだね」「そうだな‥いつ帰ってきたの?」「昨日。お墓参りに帰ってきた」「小林?」「うん。たくましくなった自分を見せにね」結衣は笑顔だった。あの時までの、寂しい目をした結衣じゃなくなってた。「もうじきバイト終わるから、一緒行かない?」不意
ハル さん作 [97] -
Determination 7
今日雪が降った。ここで見る二度目の初雪。また今年も雪を見る事ができた。コンコン。ドアをノックする音。「よぉ♪♪」ひょっこり顔を出したのは富田だ!休みになるといつもくる。富田の日課みたいに。「今日は一段と冷えるし〜」「外そんな寒いのか?」「寒いのなんのって〜俺の鼻の頭見ればわかるだろ」ほんとだ。富田の鼻、赤くなってら(笑)「今日さ、会社に新しい派遣の子きたんだよ!誰だかわかんないだろ?」「う〜ん
ハル さん作 [92] -
Determination 6
3月。卒業式。結衣と学校で顔を合わせるのも今日が最後になった。結衣と出会い、小林と出会い、いろんなことがあった。その思い出だけを残して、結衣は卒業していく。体はあっても、結衣の気持ちは俺にはなかった。小林を見てたんだと思う。ぽっかり開いた結衣の心に無理矢理入ったのは俺‥結衣を好きだった。寂しいだけで俺といたんだとしても、好きだった。結衣に気持ちを伝えて、ここから始めたいと言おう。メールで結衣を、
ハル さん作 [107] -
Determination 5
「あら、なんの写真?」看護師の平田さんがカーテンを開ける。まぶしい。「彼女の写真?」違う。短い時間だったけど、大事な友達だった。あの夏、友達を失った。小林が亡くなって、一ヶ月が過ぎた。結衣はあの日から学校を休んでる。心配で結衣に会いに行く。久しぶりに会った結衣は、泣きすぎたのか眼が腫れていた。「大丈夫?」「うん」それからしばらく沈黙していたら、結衣が泣き始めた「‥寂しいよ」「結衣‥」結衣が泣いて
ハル さん作 [96]
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