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露伴 さんの投稿された作品が8件見つかりました。
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ゆりかご「夕焼け編?」
先に「ゆりかご〜初恋編〜」を読むことをお勧めします。平成16年 7月梅雨の明けた間もないころ『ゆりかご〜夕焼け編〜』平成13年 7月 籠乃町(かごのまち)「ねぇ、優君?」「ん?」「先週遊んだとき高台に忘れ物しちゃったんだ。」「一緒に取りに行ってほしい。そういうことか?」「正解!いいでしょ?」「悪いけど、今日はやることあるんだよ。ごめんな?」「そっか、じゃあここでお別れだね。じゃあねー!」そう言っ
露伴 さん作 [329] -
ゆりかご「初恋編?」
「こんな私は嫌い〜?だよねー無理だよねー・・・。私、優君のこと好きだったの・・。でももうアンタも殺すしかない。殺す、殺す!」皐月はカバンから包丁を取り出し、俺の顔面めがけて振り下ろしてきた。とっさに避けようとしたが、勢いよく腹部に刺さってしまった。「あぁぁぁあ、あああ。」それから意識が遠のき、気づくとソファーの上に寝ていた。手を当てると包帯が巻かれており、しっかりと手当てされている。「生きてる・
露伴 さん作 [333] -
ゆりかご「初恋編?」
俺はコンビニで夕食を買って家に帰る途中、妙な感覚に気づいた。この感覚は初めてじゃない。何日か前からだ。「(誰かがついてきてる・・・?)」路上駐車している車のサイドミラーで後ろを確認する。皐月がいた・・。俺は振り返ることが出来なかった。振り返ってしまえば今までの関係が壊れてしまいそうだからだ。俺は急ぎ足で家の中へ入った。のぞき窓をしばらく見ていると少しづつ皐月が近づいてくる・・。慌てて俺は顔を離し
露伴 さん作 [316] -
ゆりかご「初恋編?」
「誰!?」俺は恐怖のあまり大声で叫んだ。もしかしたら、見間違いかもしれない。「そ、そうだ、昔の事だろ・・。」そう自分に言いきかせ、夕飯を食べずにベッドに寝転んだ。そうでもしなければ落ち着かない。不安だった。「優君、怖いよ・・。ドアが閉まらないよ・・。」「優君、怖いよ・・。窓が開かない・・。」「いやぁ!!ぎぃぃ、ご・・ぁぁぁ・・。」「ひぃ!!?」酷い夢だった。俺はただ、このみが無残な姿になるのを見
露伴 さん作 [342] -
ゆりかご「初恋編?」
俺は学校へ向かう途中、皐月に出会った。「おはよ!」「あぁ、おはよ。」「ねぇ、昨日このみから聞いたよぉ〜?見ちゃったんだって〜?」「なんだ、あいつ言ってたのか。」「大変だったわね〜、相当怖がってたよ?」「そっか、そりゃあな。」「ねぇ・・?」「なに?」「人に見られたって本当?」「ああ、この目で見たよ。片腕しか見えなかったけど。」「前にここで起こった事件のこと知ってる?猟奇殺人のやつ。」「あ〜、前にニ
露伴 さん作 [333] -
ゆりかご「初恋編?」
眩しいパトカーのサイレン。あのあと俺たちは近くの公衆電話から警察に通報した。「初めまして、近藤です。どういった経緯で今回の遺体を発見されましたか?」警察の人からの質問は緊張した。悪いことをしてもいないのだが誤解されたら疑われてしまう、俺は慎重に、落ち着いて話した。「わかりました、では今日のところはお帰りください。後日また連絡します。」「あ、はい。」「お疲れ様でした。」『田舎の警察』といった感じだ
露伴 さん作 [318] -
ゆりかご「初恋編?」
ずっと楽しくて落ち着く。ずっとここに居たいと思った。「ねぇ、優君?」「ん?」「先週遊んだとき高台に忘れ物しちゃったんだ。」「一緒に取りに行ってほしい。そういうことか?」「正解!いいでしょ?」「んーどうしよっかなー?予定はないしまぁいいか。「ありがと!じゃあいこっ!」高台へは学校の裏から歩いて15分程度の所にある。大体はあそこで下級生の相手をしたりして皆で遊んでいる。「あったあった!あったよ優君!
露伴 さん作 [422] -
ゆりかご「初恋編?」
平成16年 7月梅雨の明けた間もないころ日差しや暑さは「あの頃」と変わらずに照りつける。戻ることが出来るのなら戻りたい。『ゆりかご』平成13年 7月 新潟県籠乃(かごの)「仙台から来ました、松田優太です。」今日から家の都合で、この田舎で暮らす事になった俺は転校生として「籠乃高校」に転向してきた。この学校は全校生徒22名、渡り廊下の向こうは中等部、小等部とつながっているのだ。高中小、合計でこの人数
露伴 さん作 [581]
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