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KooooH さんの投稿された作品が9件見つかりました。

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  • アゲイン!!?-3

    『…マ○バオー的特訓、始めるか』『…えぇっ!?なんで今の流れから、そぅなるんだよっっ』このあと、もちろんそんな特訓が行われ「なかった」のは、説明するまでもない。しかし、実際感覚が狭いレース開催とは、調整だって容易ではないのである。なんせ、大舞台に万全の体調で臨めればいいが、相手は人でなく、けれども機械ではないのだ。 ***********−その頃のアシュベル陣営。相変わらず、主戦、清家は
    KooooH さん作 [437]
  • アゲイン!!?-2

    『どぉすっかったって、マ○バオーみたいにとんでもない特訓とかするわけにはいかないだろ』『そういうなよ。俺だって真剣なんだ。このままだと、あのアシュベルにダービーも持ってかれちまう』随分弱気な発言がでてくるなんて、久遠らしくない。たぶん、アシュベルがノーマークで構わないと思った、自分の相馬眼に、がっかりしているんだと思うが。俺は、少しフォローに入った。『でも、たぶんダービーは上位混戦になるだろ。ハ
    KooooH さん作 [421]
  • アゲイン!!?-1

    【熱の冷めないままに】長時間に及んだ審議の結果、軍配は芦毛のアシュベルと将来有望な若手騎手・清家にあがった。俺とハウルは小差の2着。…その後の久遠の落胆ぶりは、言うまでもなく大きなものだった。レースが終わる直前まで、勝つことを信じて疑わなかった、勝てるという自信を持って臨めたレースだった。しかし、2着でも、敗者は敗者なのだ。俺達が欲しいのは、尊い1勝なのだから。だが、いつまでもへこんではいられな
    KooooH さん作 [449]
  • アゲイン!!?-3

    『いくぞ、ハウル!!』俺が一閃、Goサインを出すと、ハウルはグィっと反応し、みるみる先頭との差を縮めていく。フリューゲルスは伸びない。あっという間に、ハウルはモノトーンを抜き先頭にたった。予想通り、モノトーンは競り合いは苦手なようだ。『ハウル先頭!!後続を突き放していく!!』手応え十分で、差が開いていく。後続との差…いや、ただ一頭を除いた、後続との差が。俺は感じていた。後ろから迫ってくる、一頭と
    KooooH さん作 [393]
  • アゲイン!!?-2

    まったく人気していない、その白い馬は、若手の騎手を乗せ、ゆったり歩いていた。鞍上も意外と堂々としている。確か名前は…。『はじめまして、清家渉(セイケ ワタル)とです。柚木騎手と一緒のレースに出られるなんて、光栄です』彼のほうから挨拶してきた。…そんなにジロジロ見てたかなぁ。『その馬は…』『コイツですか?名前はアシュベルっていうんですけど…柚木さんの目にはどぉ見えます?』『…いい馬だと思うよ。人気
    KooooH さん作 [459]
  • アゲイン!!?-1

    【羽田盃発走!!】『すっ、すげぇ〜!!』『なんだ、どっちが勝つんだ〜!?』−南関東の競馬におけるクラシック三冠の一つ目、羽田盃。たくさんの観客が見つめる先には、砂を蹄で豪快に蹴り上げ走る、選ばれた馬と騎手達がいた。最後の直線、後続を完全に突き放し、叩きあっていたのは、栗毛と芦毛の異なった色をした2頭の馬だった。1頭は、騎手が往年の天皇賞優勝ジョッキーの駆る馬、そしてもう1頭は、あまり人気しなかっ
    KooooH さん作 [443]
  • アゲイン!!?-2

    若き厩舎の努力の結晶。久遠が案内してくれた馬房に、その栗毛はいた。『コイツが、今度南関東三冠の一冠目「羽田盃」に出走させようと思ってるうちの期待馬、「ハウル」だよ』その輝いた馬体は、見とれてしまうほどだった。まだ子どもっぽさはあるが、しっかりした体つきで、さすがに期待馬、という印象だった。『ねえ、跨がってみても?』この馬で南関東三冠に挑戦か…と思うと、久々に血が騒いだ。だから、子どもみたいな興奮
    KooooH さん作 [395]
  • アゲイン!!?-1

    【夢の続き】悲運な怪我によって、騎手を引退した俺は、その後何年か厩務員として仕事をしていた。しかし、身体が回復し始めていた時、やはり『騎手として』再び競馬場に立ちたいという思いが強くなっていった。そんな時、思わぬことから、それを現実とするチャンスを掴むことになる。俺の知り合いに、久遠(クドウ)という男がいた。彼は俺より少し歳が上だが、調教師として、地方競馬で馬を走らせていた。そんな彼から『騎手
    KooooH さん作 [442]
  • アゲイン!!

    『さぁ、4コーナーを回って、直線!!先頭は、以前青い帽子、2番人気のグッジョブ!!1番人気、ランアンドガンが内からスルスルと抜けるか!?』府中の長い直線に入り、最後の攻防戦。スタンドは大いに揺れる。上位人気の2頭が力強く抜け出した、天皇賞・秋。『おら〜!!抜かせ〜!!』『そのままいっちまえ〜!!』スタンドから声援が飛ぶ。人々はみな、自分の応援する馬と騎手に、その叫びを後押しとして送り、一縷の望み
    KooooH さん作 [429]
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