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チュー太 さんの投稿された作品が26件見つかりました。
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喜んでイイのですか?
お金のない私のためにスーパーの袋を両手にかかえてあらわれた彼。いつも休みを合わせて私に逢いに来てくれる。でも、いつも仕事着に身を包みあらわれる。そう…奥さんには仕事に行ってると見せかけるために…。そして、疲れきった私の体をマッサージしてくれる。自分の方が肩こりがヒドイくせに…。『腹減った』と言い、私のためにガサゴソとカレーを作り始める。自分はほんの一口しか食べないくせに…。そんな優しい彼が大好き
チュー太 さん作 [392] -
アナタのために決断を
窓を開け、外を見ながらタバコを吸う…アナタが帰ったあとのいつもの行動…そして考えるんだ…アナタの腕で抱かれているのは私だけじゃないんだ…。本当のアナタを知っているのは私だけじゃないんだ…。ここで、別れを告げたらアナタの記憶には私は残るのだろうか…。ここで、別れを告げたらお互いが幸せになれるのだろうか…。アナタの前では笑っていようと決めた。でも、それもだんだんキツくなる。そろそろ、決断してあげなけ
チュー太 さん作 [276] -
ズルい人?
第一印象は怖い人だった。いつも眉間にシワをよせて歩いてくる。『うわぁ!また怒ってるのかなぁ…』私はいつもそう思っていた。レン…31歳は会社の取引先の主任だった。いつも姿勢が良く、キレイにアイロンがかけられたYシャツを着ていた。私、ヒナタ24歳はそんな取っつきにくそうなレンに興味を抱いていた。最初はただの興味にしかすぎなかった。『この人…家でもこんな恐い顔なのかな?』とか…『この人…家でバスローブ
チュー太 さん作 [352] -
兄貴の想い?
その後、仲間たちの力を借り、ささやかではあったがお葬式をやることができた。穏やかに笑っているヒデの慰霊の前でたくさんの仲間たちが涙した。ヒデがこんなにたくさんの仲間に愛されていて私はすごく嬉しかったよ。この1人では広すぎる家も…1人では大きすぎる冷蔵庫も…1人では寒すぎるお風呂も…その一つ一つが思い出をよみがえらせてくれる大切な宝物になった。父さん、母さん…ヒデのことをよろしくねヒデ…父さんと母
チュー太 さん作 [346] -
兄貴の想い?
そして、その手紙の端には2粒の涙のあとが残されていた。私はそれを見て声を出して泣いたんだ…。ヒデ…一番辛かったのはヒデだったんだよね。ヒデ…ごめんね。私、自分のことばっかりだったよ…。それから私は一旦家に帰り、ヒデの仲間たちにヒデが亡くなったことを報告した。その夜には大勢の仲間たちが家に集まった。そして、ヒデからの手紙を手渡した。それを読んだみんなは、ただただ泣き続けたんだ…。ヒデにはこんなにイ
チュー太 さん作 [454] -
兄貴の想い?
その真っ白な封筒には『ミサへ』と書かれていた。手紙には…『ミサ…この手紙を読んでいるという事は、もうミサと話すことが出来なくなっているんだね…ミサと初めて会った時はまだ4つだった。母さんに連れられてきたレストラン。かわいい子だと思ったよ。それから、父さんと母さんが死んできっと淋しい思いをしたと思う。ごめんな…俺、その淋しさ埋めてあげることができてたのかな?でも、本当によかった。ミサが健康に明るく
チュー太 さん作 [370] -
兄貴の想い?
そんなヒデの大きさに圧倒されて、私はヒデの前では絶対に泣かないと決めたはずだったのに涙が止まらなくなってしまった。そんな私を見て、ヒデは声を出して笑ったんだ。ヒデ…あなたは本当にすごい人だよ。それからはヒデの病状は良くなることはなかった。最後は吐血を繰り返し、話すこともできなかった。そして、ヒデは死んだ…ヒデ…やっとラクになれたんだね…。ヒデ…本当によくがんばったね…。ヒデの最後の言葉は何だった
チュー太 さん作 [345] -
兄貴の想い?
それからというもの、私はヒデの看病に徹底した。正直、私はヒデがかわいそうという思いと、自分が悲しいという思いだけで必死だったんだ。なのに、ヒデはあんな宣告をされたにもかかわらず、今まで以上に私を心配してくれた。それに、なぜか月日がたつにつれてとても穏やかな顔になっていったんだ。私の心を見透かされているようにヒデはいつも笑っていてくれた。私が元気をあげなきゃいけないのに、逆にヒデに癒されてしまって
チュー太 さん作 [415] -
兄貴の想い?
それからしばらくしてヒデは体調をくずした。最初は風邪だと思い、家でゆっくりさせていた。しかし、その症状は悪化していった。発熱、呼吸困難らしい症状…見るに見かねた私は嫌がるヒデを無理やり病院に連れて行ったんだ。その時の医師の説明はあまり詳しいことを言わず、念の為検査入院をしましょう。とのことだった。そして数日後、検査のためヒデは入院した。病院嫌いのヒデにとっては入院自体が苦痛だったのであろう…少し
チュー太 さん作 [376] -
兄貴の想い?
あの夜のことは忘れることはないだろう…ヒデの優しさ…ヒデの体温…ヒデの匂い…とてもホッとして心地よかったんだ。でも、兄と恋愛なんて誰も認めてくれるとは思ってなかった。だから…秘密の恋愛が始まってしまったんだ。それからヒデと私は家の中だけの恋人になった。まるで新婚のようにお互いを想いあっていた。何度もキスをし…幾度となく体を重ね…愛し合った。私は幸せだった。正直、この幸せは一生続くものだとは思って
チュー太 さん作 [557]