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シノ さんの投稿された作品が20件見つかりました。

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  • 同一人物? 終

    清美はブランコに乗っている少女に少し近づいた。それは、やはり幼い頃の清美自身だった。しかしまだ信じてなかった。そんなことはありえない。そう思いながら、さらに近づき、少女の顔をじっと覗き込んだ。そして決定的な証拠を見てしまった。少女の右の頬には、三角形の形に三つの黒子があった。見るまでもなく、清美の頬にもそれはあった。清美は動かなかった。いや、動けなかったと言う方が正しいだろう。そして、ただ何をす
    シノ さん作 [724]
  • 同一人物?

    何時間寝ていただろうか。目を覚ました清美は、時計を見た。時刻は六時を指していた。「今日も遅くまで寝れないな」そう呟き、またベッドの上で横になった。そして、ふと今見た夢のことを考えた。夢の内容はともかく、何度も同じものを見るということが、奇妙に思えた。その夜、清美は午前一時過ぎに床に就いた。夕方に、二時間近く寝ていたが、直ぐに寝入ることが出来た。そして、また気付けば、公園にいた。後はいつもの繰り返
    シノ さん作 [682]
  • 同一人物

    目を覚ました清美は、ベッドから這い出て、ブレザーに着替えた。そして階段を下り、台所に向かった。ダイニングテーブルには、素っ気無い朝食が並んでいる。いつものことだった。母親の富子は、清美が起きる前に、すでに仕事に出かけていた。これもいつものことだった。父親はすでに死んでいる。十年前のある日、小学一年生の清美は、富子から衝撃的な事実を聞いた。「お父さんは、あと一年しか生きられないのよ」覚えていること
    シノ さん作 [831]
  • 結ばれない二人

    私はあなたのことが好き。しかしあなたとは、決して結ばれては行けない。それは始めから分かっていた。始めからと言うのは、私があなたと出会った日からだ。 私が街を歩いているとき、ふと気付いたら、自然とあなたに目が向いていた。あなたは、街を歩く誰よりも光って見えた。こんな経験は初めてだった。それだけならよかった。その時点で私が目をそらすことができたらよかった。 しかし目をそらす前に、あなたも私を見た。
    シノ さん作 [707]
  • くだらねぇ!

    「皆さん、僕本当に宇宙人見たんですよ。信じてくださいよ、本当ですって。まぁ信じられないのは分かりますけど、事実なんですよ。道歩いてたら、いきなりUFOが降りてきて、中から宇宙人が出てきたんですよ。それでね・・・ ちゃんと聞いてます? 嘘はついてないって言ってるでしょ!だからちゃんと聞いて下さいね。それで、ええと・・・ どこまで話したっけ?」ポチッ・・・「最近はくだらない番組しかやってないなぁ
    シノ さん作 [438]
  • 太陽と共に?

    雄二が知らない女性と歩いていたことを、直接本人に問い詰めることもできなかった。正直に言うと恐かった。そしてこのまま続けていくのは無理だと思った。しかし今、二人の思い出のこの夕陽が見える場所に来ていることが、雄二のことを忘れたくないと思っている証拠となっていた。もう一度夕陽を見た。すでに太陽は消えかけている。私にとって、太陽のような存在だった雄二が、消えていく。雄二が消えていく・・・そして、いつか
    シノ さん作 [356]
  • 太陽と共に?

    あの太陽が雄二に見える。水平線に沈む太陽を見ながら、私は一人考えた。その光景は、まるで今の私の心を表しているようだった。太陽が水平線に消えていく様子は、私の心から雄二が消えていくのと同じように思えた。無論それは太陽のように綺麗なものではなかった。太陽はまた朝になれば姿を表すが、私の心には、雄二はもう決して現れないだろう。この場所に雄二と二人でよく来たことを思い出した。意味もなくこの夕陽を何度も見
    シノ さん作 [348]
  • 指輪

    浩之の母の礼子に呼ばれて、理沙は病院に着いた。 ベッドに横たわっている浩之の、青白くて痩せた顔を見る度、涙が出そうになる。おそらく今夜が山だということで、理沙も病院で見守ることになった。浩之と付き合って三年になる。しかし、ここ数ヵ月は完全に冷めきっている状態だった。それは、世間から見たら付き合っているとは言えない状態なのかもしれない。しかし理沙は、こんな関係でも、一緒にいられることだけで
    シノ さん作 [650]
  • 写真

    静香は、ある休みの日、恋人の亮二の家を訪れていた。家に来て数時間後、亮二がトイレに行くと言ったので、私は何気無く本棚に目を向けた。専門書がずらりと並べられていた。その中に背表紙に何も書かれていない本が一冊あった。その本を取り出し、中を見たら写真が一枚入れてあった。その写真には、〇〇高校卒業式と書いてあり、学生が並んでいた。卒業写真か、と思い見ていると、一人の学生に目が止まった。どこかで見たことあ
    シノ さん作 [636]
  • 決別。

    彼と付き合って一年経った。私は幸せだった。好きな人と一緒にいるだけで、それが平凡な毎日でも幸せだと感じた。そして私は彼を幸せにしてあげたかった。それだけを望んで生きてきた。ただそれだけ・・・しかし私は彼に何もしてあげられなかった。おそらく彼は退屈な日々を過ごしたに違いない。そしてある日彼から打ち明けられた。別れてくれ、好きな人ができた、と・・・私は平静を装った。普通なら好きな人ができたと告げられ
    シノ さん作 [891]
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