トップページ >> ごはんライスさんの一覧
ごはんライスさんの投稿された作品が52件見つかりました。
-
12時には寝る。
朝早いから12時には寝る。それまで書いて読む。踏切の前に立つ。アルバイトはあまりに低所得、あまりに重労働。もういやになってしまった。女にもふられた。オレがアルバイトだからだ。神様の声が聞こえる。「お前はプロ作家になるんじゃなかったのか。死んだらなれないぞ」「もうムリです。疲れました」「なにい」「さようなら神様。今まで励ましてくれてThank you」「ま、待てい!」電車が来た。誰かが腕を引っ張る。
ごはんライスさん作 [525] -
アルバイトはもういやだ
アルバイトはもういやだ。がんばってもがんばっても低賃金。だんだん心と身体が壊れてくる。自殺や通り魔のことばかり考えてしまう。とはいえ、正社員やプロ作家になるのは難しい。八方塞がりである。オレは踏切の前に立った。電車が通り過ぎる。次の電車も通り過ぎる。人間、簡単には死ねない。死ぬとどこに行くんだ。天国か地獄か。虚無か。地獄はやだなあ。天国も退屈そうだ。虚無は怖い。オレは歩く。考えながら歩く。トラック
ごはんライスさん作 [501] -
プロ作家
踏切の前に立つ。もう何もかもがいやになってしまった。アルバイトはがんばってもがんばっても低賃金。苦しくて苦しくてたまらない。電車が来た。オレは飛び込もうとした。すると、誰かが腕を引っ張った。「り、梨花ちゃん」勤務先の塾の生徒であった。「先生。死んでる場合じゃないよ。プロ作家になるんでしょ?」「う、うん」「じゃあ、生きなきゃ!」オレはわんわん泣いた。優しい教え子を持って、オレは幸せだ。お礼に、オレは
ごはんライスさん作 [451] -
ビートルズ
オレは外務省に勤務している。といっても外交官じゃない。清掃のアルバイトである。「たけしくん!きちんと磨きなさい!」「ふぁ〜い」 ベテラン清掃員のよしえさんに怒られる毎日。 今日もくたくたになって、居酒屋「はっちゃん」へ行く。ビールと枝豆。最高である。癒える。よしえさんの悪口を大将に聞いてもらったり。 そして、ぼんやり、小説のことを考える。アルバイトを脱出してプロ作家になるのが、オレの夢だ。仕事で
ごはんライスさん作 [503] -
失恋の痛み
失恋した。かなり落ち込んでる。工場に勤務してるが、うっかりミスをしてしまい、製品が爆発し、同僚が数名死亡した。ろくなことない。居酒屋で酔っぱらう。サラリーマンにからまれた。お前はカレー味のうんこが好きか、うんこ味のカレーが好きか。うるさい。どうでもいい。向こう行け。大乱闘。店のものをいろいろ壊してしまい、追い出された。アスファルトに大の字。星空があまりにきれいで泣けてきやがる。野良犬がゲラゲラ笑っ
ごはんライスさん作 [500] -
マツウラ
松浦は失意のどん底にいた。長年付き合っていた女に捨てられた。いわゆる、ぽい捨てだ。ゴミのぽい捨てはやめましょう。街はきれいに! 居酒屋でべろんべろんに酔っぱらい、これまたアホみたいに酔っぱらってたサラリーマンと、お前はソース派か醤油派かと、わけのわからん口論をした挙げ句、なぜか大乱闘。店を追い出され、アスファルトに大の字。星空があまりにきれいで泣けてくる。「いったいこれからどうすりゃいいんだ……
ごはんライスさん作 [444] -
進めばわかるさ進むんだ
失恋した。完全に彼女を失った。彼女にいけないとこはあったが、オレにもあった。とにかく恋が終わった。もうやる気がせんので会社休みますと上司に電話したら馬鹿野郎と怒鳴られた。やれやれ。生きるのは大変だ。 オレはもう落ち込んで落ち込んでどうにもならない。職場では笑顔だが(接客業なので)会社を出ると、自然、足が踏切に向いてしまう。あわてて路線変更する。 これからどうすればいいのか。復縁はない。彼女はもう
ごはんライスさん作 [461] -
ヘリコプター
ヘリコプターを運転してると、いやなことがいろいろ忘れられる。アルバイトは低賃金で重労働である。たまに陰鬱過ぎて死にたくなる。しかし、ヘリコプターがあるから何とか生きていられる。「ああ。気分いいなあ。このままアメリカにでも行ってしまいたいなあ」しかし、ガソリンがあまりない。アルバイトだから低賃金過ぎて、こうなってしまう。アルバイトはくそだ。「はやく正社員になりたいなあ」正社員になれば、ヘリコプターの
ごはんライスさん作 [514] -
陰鬱だけど
アルバイトは陰鬱である。働いても働いても低賃金過ぎて結婚できない。だけど小説を書いてるので、それほど悲観してない。小説は当たるとでかい。 オレはストレスがたまるとヘリコプターに乗る。ヘリコプターに乗ってると、いろいろいやなことが忘れられる。 華子も乗ってる。「たけちゃん。アメリカに行こうよ。アメリカのディズニーワールド」「ガソリンがないよ」 牛丼屋の駐車場にヘリコプターをとめた。「牛丼並盛りで」
ごはんライスさん作 [529] -
筒井康隆
筒井康隆の短編「夢の検閲官」を再読した。なるほどなあと感心した。夢というのはそういうものなのだなと思った。夢。オレの夢は何だろう。寝てる時に見る夢ではなく、起きてる時に見る夢。要するに自分がしたいこと。やはり、第一に小説を所得にしたいというのがある。アルバイトの収入だけでは生活が苦しい。何とかして小説を所得にしたい。ではどうすればできるのか。新人賞に当選することである。では、どうすれば当選するのか
ごはんライスさん作 [562]