携帯小説!(PC版)

トップページ >> くろつき さんの一覧

くろつき さんの投稿された作品が93件見つかりました。

 
  • BURNING!21

    「ダメっ!今日遅刻したら罰当番なのっ!」「それは遅刻と宿題忘れの常習犯の真紅だけでしょ?」「いいから早く!」言うが速いか自転車を立て直し走り始める。「あっ!ちょっと待ってよ〜。」眼鏡の少女も自転車に飛び乗る。「あの…ごめんなさいっ!またね!?」「あ…あぁ…。」眼鏡の少女に頷き返したところで、鳥花はようやく気付いた。少女達の着ている制服が、今鳥花が目指していた学校のものであることに。「ちっ!ちょっ
    くろつき さん作 [396]
  • BURNING!20

    「あっ、あのっ!キミ大丈夫!?」「あ…あぁ…大丈夫。怪我はない。」私の答えに少女はホッとした顔をする。続けて後ろの少女にも声をかけた。「うん。私も平気。ちょっと驚いたけど。」見たところ二人とも怪我はないようだ。自分のせいで起こった事態なのだ。怪我をさせていたら寝覚めが悪い。「あの…すまない。私が急に飛び出したから…。」とりあえず素直に謝る。「えっ?いいよ、スピード出してたコッチも悪いんだし…ゴメ
    くろつき さん作 [558]
  • BURNING!19

    「くっ…!」少女を交そうとハンドルを切るも、無理な操作にタイヤがスリップし、バランスを崩す。とっさに足をついて転倒を防ぎ、足でさらに減速を試みる。が、少女はもう目の前だ。(ダメっ!ぶつかるっ!!)真紅は少女が怪我をしない事を祈りながら、衝撃に備えギュッと目を閉じた。ようやく希望の光が見えた鳥花は、はやる気持ちを抑え切れず、通りの向こうへと一歩踏み出した。と、突然背後から『キーッ』っというブレーキ
    くろつき さん作 [447]
  • BURNING!17

    鳥花には、その30歳くらいの女性が、まるで女神のように見えた。あの人に道を聞けばいい。まさに天の助け。ようやく希望の光が見え、鳥花は安心し…油断した。「あと1分…これは遅刻確定かな?」後ろで水葉が諦めたように苦笑するのがわかる。「まだ…まだっ!…諦めたら…終わり…だよ!」真紅は苦しい呼吸の中、なんとか声をだした。もう数度目の登り。スピードは落ち、真紅の息もあがっていた。“能力者”には、それぞれ固
    くろつき さん作 [416]
  • BURNING!16

    だがこれまで無くて困ったことはなかったので、“別に必要ないかな?”などと思い買っていなかった。今はその選択が悔やまれる。しかし無いものは仕方がない。公衆電話でも探すしかないだろう。近年、携帯電話の普及で数は減っているが、大きな公園や商店に行けばあるだろう。そう思い周囲を見回すが…どうやらこの辺りは住宅地のようだ。近くに商店などがある様子はない。かといって更に歩き回って探すのもまた迷いそうでイヤだ
    くろつき さん作 [392]
  • BURNING!15

    (せめて連絡だけでもとれれば…。)しかし学校の電話番号なども地図といっしょの紙に…。ハッ!とあることを思いだし、鞄を開け手帳を取り出す。(たしかこの中に…あった!)そこには万が一のためにメモしておいた学校名、住所、学校の電話番号があった。(よかった…これでなんとかなる!遅れる事を伝えて道をきけば…。)だが、そこで新たな問題が発生した。鳥花は携帯電話を持っていなかった。田舎の村では電波が入らなかっ
    くろつき さん作 [433]
  • BURNING!14

    そして、学校までの道を記した地図をなくしてしまった。落としたのか、公園のベンチに置いてきたのか、まさかゴミといっしょにくずカゴに捨ててしまったのか…とにかく気付いたら持っていたはずの地図がなくなっていたのだ。鳥花は迷った。捜しに戻るべきか?迷った挙句…“先に進む”という最悪の選択をしてしまった。地図に描かれた道はわりと単純だった。そして鳥花は自分の記憶力と方向感覚に自信があった。故に鳥花は「なん
    くろつき さん作 [406]
  • BURNING!13

    それもこれも“アレ”と“あの人”のおかげだ…。「ねぇ、真紅。」後ろの水葉が声をかけてきた。「え?なに?」「考え事してる最中に悪いんだけど…時間ないよ?」ふと気が付くと、すでに下りは終わり平坦な道に入っていた。惰性で走っていた自転車は随分とスピードを落としていた。「…あと何分?」「四分。」私は再び全力でこぎだした。「…まいった…。」風見 鳥花は途方に暮れていた。右を見ても、左を見ても、見たことある
    くろつき さん作 [345]
  • BURNING!12

    さらに追放といってもどこへ追放すればよいのか…。そんな中、考え出されたのが、“能力者特区政策”だった。これは能力者を一つの都市に集中して住まわせ、一般人から遠ざけよう、というものだ。日本政府は世界にさきがけ実験的に、九州・熊本県熊本市を特区に指定。同県内の能力者を集めて住まわせた。この実験は大成功を納めた。県内の能力者犯罪の発生率は激減し、また特区内でも能力者による警察活動などにより治安の維持が
    くろつき さん作 [323]
  • BURNING!11

    少子化に希望をもたらす薬…として“フォーチュン”と名付けられていた薬を使用した子供達が、次々と不思議な力を発揮しはじめたのだ。それは宙に浮いたり、壁をすり抜けたり、手を触れずに物をうごかしたり、何もない空間から水を出したり…。後に「バカ」が残した資料からそれが「フォーチュン」によって目覚めた力であることがわかった。“能力”と呼ばれた力は、強さも種類も様々。当初は混乱していた世界中の政府も、「人類
    くろつき さん作 [322]
 
サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス